2022年4月 - 逗子開成ニュース

【松坡文庫研究会】田辺嫰さんの肖像レリーフ

2022/04/27

松坡文庫研究会の活動 田辺嫰さんの肖像レリーフ

 小さな肖像レリーフ(円形 径150㎜ 銅製)があります。象られているのは微笑む若い女性。着物姿で洋髪、髪飾りをつけているようです。

田辺フタバ肖像レリーフ.jpg               

 田辺新之助先生の次男、黒田清輝門下の洋画家田辺至(1886~1968)が制作したもので、左下に篆体の「至」字が刻まれています。

 女性の名は田辺嫰(たなべ ふたば)、制作されたのは昭和15(1940)年頃です。同じようなレリーフは複数制作されたようですが、これはそのうちの一つです。

 田辺嫰は大正7(1918)年6月14日に至とその妻である操(田澤雄太郎の長女、青鞜社に参加。)との間の長女として生まれました。兄に穣(1916~1982 画家)、弟に茂(1920~1923)がいました。至は大正11(1922)年から文部省在外研究員として美術研究のためヨーロッパ諸国に赴き、その後、妻の操は渡欧した(大正12年の前半だと思われる)ため、穣・嫰・茂の三人は操の妹である光(画家吉村芳松の妻)に預けられました。吉村芳松・光夫妻も至がアトリエを構えていた東京田端光明院敷地内に住んでいました。至夫妻の帰国は大正13(1924)年末で、幼い嫰は4歳から3年間ほど寂しい思いで過ごしたに違いありません。嫰は長じて東京女子大学に進んで勉学に勤しみ、友人にも恵まれていたようですが(親友の一人が外相を務めた園田直に嫁いだ松谷天光光でした。)、卒業を間近にした昭和14(1939)年12月30日、盲腸の悪化により死亡。

 至・操夫妻にとっても、嫰の祖父にあたる新之助先生にとっても大きな悲しみでした。

 松坡先生(田辺新之助先生)に「己卯十二月三十日、傷孫女嫰急亡(孫女嫰の急亡を傷む)」と題された七言絶句(二首)があります。其の一は次のようなものです。

歳云暮矣冽風霜           歳ここに暮れ 風霜冽し
菊後梅前景太荒           菊後 梅前 景 太だ荒たり
殘臘一庭斜照下           残臘の一庭 斜照の下
山茶花落有微香           山茶花落ちて 微香有り

 冽は寒い、冷たい。菊後梅前は菊も咲き終わった後で、梅はまだ咲かない時期。殘臘一庭は残り少ない蠟月(陰暦十二月の異称)の庭。斜照は斜めに照らす夕日です。菊は散り、梅はまだ咲かないけれど、咲いていた山茶花(中国では椿をいいます)が落ちてしまった。山茶花(椿)の花は花びらが一枚ずつ散るというのではなく、花ごとぽたりと落ちるので、ここでの「山茶花落」は嫰の急死に譬えています。「微香」は嫰の思い出です。山茶花は香り高い花です。

嫰の父である至がその思い出のために制作したのが、写真を掲出したレリーフです。至のお孫さんが何点か所蔵されています。

ところで、嫰の死の5年前の昭和9(1934)年の初め、新之助は次女秀の一人娘武子を喪っています。武子は22歳の若さでの自死でした。武子の死を悼んだ詩(「悼横地武子」)の第二句には「掌中之玉一宵摧  掌中の玉 一宵にして摧(くだ)ける」とあります。

 至の制作になる嫰の肖像レリーフを前に、至や操、新之助、鍈の気持ち、また武子のことを考えました。

 三男四女に恵まれた新之助・鍈夫妻ですが、三人の男児(元、至、定)に比して、四人の女児は幸薄かったと言えます。長女三千は男児を生んだ直後に20歳で死去、次女秀は武子出産後まもなく寡婦となり、女手一つで育てた娘武子は22歳で自死、四女信は生後僅か11日で夭折。三女の淑は野沢氏に嫁し三人の男子(謙、協、敬)を生み育て、83歳まで生きましたが、最期は蓼科の山荘の二階の階段からの転落死だったそうです。(松坡文庫研究会)

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松坡文庫研究会

ノルウェー・日本 SOF2022 ユースプログラム参加

2022/04/26

日本とノルウェーは、共に海洋国家としての価値観や規範を共有し、SDG14「海の生活を大切にしよう」をはじめとする国連の持続可能な目標達成に向けた課題に取り組んでいます。

2002年より、毎年江の島で「ノルウェーフレンドシップヨットレース」が開催されています。

今年はイベント創設20周年目を迎え、両国がさらに海洋問題への関心を高めることを目的に、「Norway - Japan Sustainable Ocean Fest 2022(SOF2022)」が開催されることになりました。

本校の有志団体、先端的海洋教育・高校生プロジェクトの高校3年生が4/23(土)のユースプログラムに参加し、神奈川海洋科学高等学校や横浜インターナショナルスクール(YIS)の高校生と共に、世界が抱える様々な海洋問題について、パネルディスカッションをおこないました。

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4/22(金)からスタートしたこのイベントには、多数の専門家や企業が参加しました。

本校生徒たちは、ノルウェーの海洋教育に強い関心を抱くとともに、未来を担う若者として、海洋ごみや地球温暖化に対する問題や、自分たちの在り方について、大人の前で堂々と意見を交わしました。
レジ袋に関する意識や魚の養殖に関わる内容、若者にこれらの問題を自分事として捉える方法など、様々な視点で海洋問題に関するディスカッションをした2時間でした。
貴重な経験でしたね。
※このイベントは、NHKニュースでもクローズアップしていただきました。
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海洋人間学

避難経路の確認~いざ披露山へ~

2022/04/25

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写真でおわかりの通り、本校は津波避難ビルに指定されています。津波の恐れがある際には本校の最上階まで避難すれば安全高度が確保されます。

その上で本校はそれ以上の事態も想定して避難経路を制定しています。本日中学校3年生が避難経路の確認のために披露山に登りました。

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武道館前に集合

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出発しました

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この先を右に進みます

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慌てず落ち着いて行こう

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ここから急な上り坂になります

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このあたりまで登れば30m以上の高さをキープできます。急ぎ足で5~7分程度。

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横を見るとかなりの高さまで登ってきたことがわかります。

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この先に大きな広場があるのでそこを目指します。

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広場につきました。ここまでくると標高92mオーバーです。

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下山する前にちょっと休憩

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猿さんがいたりもします。

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休憩を終え、下山する生徒たち

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学校のターフグラウンドが見えてきました。おつかれさまでした!


披露山の頂上で何人かの生徒に「海はこわいですか?」ときくと「こわいです」という返事がかえってきました。私たちはその気持ちをマイナスな気持ちだと考えていません。地球上で絶対に安全な場所などどこにもない中で、ここは安全だと勝手に思い込んでしまうのではなく、正しくおそれる気持ちは、生きていく上で必要なものだと考えています。その気持ちがしっかりとした備えにもつながりますし、生きていることをありがたいことだと感じる気持ちにもつながっていくことでしょう。自然より人間が上であるとか、自然は人間が支配するものだと考えたりするのではなく、自然に生かされている、自然の中で人として生きるという意識が、これからの持続可能な社会を作っていくのに欠かせない意識なのではないかな、と私たちは考えています。

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防災対策

2022年度大学合格実績 4月25日 14:00現在

2022/04/25

国公立大学

2022年度2021年度
大学名合格現役合格現役
東京大
東京工業大
一橋大
京都大
北海道大
東北大
大阪大
名古屋大
神戸大
九州大
東京芸術大
横浜国立大
横浜市立大
都留文科大
東京都立大
東京海洋大
東京学芸大
東京外国語大
東京農工大
電気通信大
筑波大
茨城大
弘前大
秋田大
新潟大
岩手大
山梨大
群馬大
福島県立医科大
富山大
富山県立大
千葉大
信州大
金沢大
金沢美術工芸大
浜松医科大
静岡県立大
静岡大
岐阜薬科大
愛知県立芸術大
三重大
山口大
岡山大
兵庫県立大
愛媛大
徳島大
長崎大
琉球大
その他国公立大
国公立大学合計
9
2
7
3
19
8
1
2



14
4
1
5
3
2
2
3
3
2
1
1
1
1
2

1

2
2
2
3



2
1
1



1

2
1
1
1

116
7
2
7
1
18
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2



12
4
1
1
2
1
2
3

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1

1
1
1

1

2

1
2



1





1

2
1



89
4
7
6
4
15
5
2

1

1
22
3
1
9
2
1

2
8
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3

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2

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1
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126
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3
10
3
2



1
18
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8
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1

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2

1
1

1




7
3
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1
1
2



1

1





89

私立大学

2022年度2021年度
大学名合格現役合格現役
早稲田大
慶應義塾大
上智大
国際基督教大
東京理科大
明治大
青山学院大
立教大
中央大
法政大
学習院大
立命館大
同志社大
芝浦工業大
東京都市大
日本大
その他私立大
私立大学合計
62
48
30
3
96
96
26
41
46
43
13
6
3
49
19
44
306
931
54
36
25
2
81
80
23
35
35
31
9
4
3
37
14
32
217
718
65
62
41
8
77
125
41
71
66
76
9
9
5
62
39
84
376
1216
48
42
31
8
57
82
35
49
44
53
7
6
3
50
16
54
246
831

省庁大学校

2022年度2021年度
大学名合格現役合格現役
防衛大学校
防衛医科大学校
海上保安大学校
水産大学校
1
2

1
1
1

1
1
1
1
2
1
1
1
1

医学部医学科内訳

2022年度2021年度
大学名合格現役合格現役
北海道大
東北大
秋田大
山梨大
新潟大
福島県立医科大
群馬大
信州大
富山大
千葉大
横浜市立大
浜松医科大
三重大
徳島大
愛媛大
防衛医科大学校
日本医科大
日本大
聖マリアンナ医科大
昭和大
東邦大
東京医科大
岩手医科大
埼玉医科大
金沢医科大
帝京大
北里大
順天堂大
獨協医科大
杏林大
東京慈恵会医科大
国際医療福祉大
東海大
東北医科薬科大
関西医科大
その他医学部
医学部合計
1
1




1
1
1
1
1


1
1
2
2
1
1
3
5

1



2
1



2
5
1
3

38
1
1




1
1
1

1


1
1
1

1
1
2
5





2
1




4
1


26


1
1
1
1

1



1
1


1
2
1
3
8
6
2
1
1
1
2
8
1
1
3
2
4
6
3


63


1
1







1



1



4
2





2




3
2
2


19

海外大学

2022年度
大学名合格現役
トゥルーマン州立大
サウスウェスタンオクラホマ州立大
ウィスコンシン大スペリオル校
イリノイカレッジ
メンローカレッジ
ハノーバー大
チェコ国立カレル大
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1

カテゴリー :
大学合格実績

逗子開成創立期に関する生徒の論考が雑誌掲載されました

2022/04/23

社会科学部生徒(高2坂本拓海/高1菊地由羽)による論考

「明治時代の学籍簿で解き明かす

 創立当初の逗子開成中学校・高等学校」

を、『歴史研究』令和4年4月号 第699号(戎光祥出版)に掲載していただきました。掲載していただいたのは、「学生招待席」(122~131頁)という、全国の学生たちに開かれた研究発表の企画ページです。

今から119年前の1903年4月18日に、逗子開成は東京にある開成中学校の分校・第二開成中学としてスタートしました。創立当初の姿は、史料的な制約もあり分からない事が多くあります。二人の生徒は、学校に保存される学籍簿をはじめて本格的に分析することで、創立当初の学校や入学者の状況を明らかにしようとしました。はじめて明らかになったこともあり、本校の学校史のみならず、明治末期の私学の状況の一端を示すものとして、貴重な研究成果となっています。
詳細は是非、同誌をお手に取っていただければ幸いです。

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左写真:明治丗七年学籍簿壹 右写真:歴史研究699号表紙


戎光祥出版同誌紹介HP https://www.ebisukosyo.co.jp/item/635/

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校史余滴

OPヨット実習

2022/04/21

本日中2ABCD組がOPヨット実習を行いました。中1のときに自分たちで作ったヨットがいよいよはじめての船出を迎えました。実際に海に出た生徒に話を聞くと「中1のときよりずっと速いスピードで進めて楽しかった」「風をつかまえるとグンと進むので気持ちよかった」というみずみずしい声や「おっこちそうでこわかった!」と楽し気に話してくれる声、「風が吹いたり止まったり、方向も不安定で、風をつかまえるのに苦労しました」のようにヨット部さながらの感想を聞くことができました。保護者の方にも各家庭一名までとさせていただきましたが見学していただくことができてよかったです。コロナ禍でこういう時間を持つことがなかなかできない中、生徒の成長や活躍を教員と保護者がともに見守れるこういう時間はかけがえのない時間だったんだなあ、とつくづく実感しました。

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生徒の集合が完了。これから進水式です。

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生徒の司会のもと、進水式がはじまりました。

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組み立て前のヨット。

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グループの皆で力を合わせて組み立てます。

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出来上がりました。いざ出陣!

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グループのみんなでヨットを波打ち際まで運び

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ひとりが乗り込みます。

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ヨットが出艇しました。

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出航を見送ったメンバーはいったん陸上に戻ります。

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他の班もぞくぞくと出艇していきます。

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ヨットはひとりのり。風の力を借りて進みます。

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ルートを周回し、無事にかえってきました。

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次のメンバーが出発します。

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皆順調に進んでいます。気持ちよさそう!

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陸上に戻ったら次に乗り込むメンバーとともに本部に報告に行きます。

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数多くのヨットが海を駆け抜ける姿には目を奪われます。

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道路から見た様子。保護者の方もたくさん見学にいらしてくれました。

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班員全員が帆走できたら、片づけにかかります。

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片づけもみんなで力を合わせてやります。

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シャワーを浴びる前に足についた砂を洗い流す生徒たち。海→シャワー→教室、これが学校の施設で完結するので皆気持ちよく教室に戻れます。

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ヨットに刻まれた、このヨットをつくった生徒たちの名前

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ヨット部の皆は全体のサポートの仕事をしてくれました。

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OPヨット実習、おつかれさまでした!

カテゴリー :
学校学年行事
海洋人間学

一斉委員会

2022/04/19

本日、各委員会において、これまで中心となって学校を動かしていた高校3年生が、そのバトンを高校2年生に渡しました。

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学級委員会

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図書委員会

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風紀委員会では委員長の掛け声のもと委員全員で生徒手帳をチェックしていました。

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メディア委員会では委員長がパワーポイントを駆使していました。さすがメディア委員。


生徒にインタビューをして印象にのこったやり取りをご紹介します。

Q:なぜ学級委員になったのですか?

A:何事もまずやってみる、ということを大切にしたい。はじめてのことでもなんでもチャレンジすることで幅を広げていきたい(前学級委員長 高3W君)

Q:あなたにとって風紀委員とは?

A:移動教室の際、教室に最後まで残って責任をもって施錠をする。毎日の仕事で大変だけど自分が教室の責任者であるというやりがいにつながっている。学校に管理されるのではなくて、自分たちで学校を管理しているという感覚がやりがいにつながるのだと思う。(風紀委員 高3K君)

Q:なぜメディア委員になったのですか?

A:昨年吹奏楽部員としてメディア委員に動画を作ってもらったりしていろいろお世話になったんです。その恩返しに今度はぼくが動画を作る側になりたいなと思って立候補しました。(メディア委員 高2Y君)

Q:なぜ保健委員になったのですか?

A:高校生になったし、自分のキャリアを自分で意識して作っていく生き方をしてみようと思ったからです。(保健委員 高1K君)

Q:5年連続の環境委員なんですね。ここまでを振り返ってどう思いますか?

A:教室にゴミ箱がないことで、自分のゴミは自分で持ち帰る、という文化が根付いたと思います。あふれかえってしまうおそれのあった廊下のゴミ箱を、委員会として学校に働きかけて清潔感のあるごみ箱に変えてもらいました。(5年連続環境委員 高2Y君)

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カテゴリー :
生徒会・委員会活動

グローバルビレッジ

2022/04/13

本日逗子開成にさまざまな国籍の方々が集まってくれました。高校1年生対象のグローバルビレッジです。コロナ禍で海外に行くことが難しい中、貴重な異文化交流の機会です。体育館でのオリエンテーションののち、小グループに分かれて、それぞれの講師の方と共に、アイスブレイク活動、相互紹介、相互理解、世界探検、プレゼンテーション、ディスカッションといったさまざまなアクティビティを行いました。異文化理解を深め、多様な価値観に気づくと共に、自身の進路を多様な視点で考えるきっかけになってくれれば、と願っています。

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カテゴリー :
国際交流報告
学校学年行事

学年懇談会

2022/04/12

逗子開成では新年度のはじめに各学年が保護者の方々を対象に学年懇談会を行います。学校長や学年主任からの話のほか、1年間の授業計画について各教科の教員から話をさせていただくなどする機会となります。

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ここでは高校2年生の学年懇談会より、印象的な場面をご紹介いたします。

学年主任「学年全体として学業面で大きな成長がみられる。彼らの本来の姿が出てきた結果だと考えているし、彼らにもそう伝えている。その成長を自分自身でも喜び、やる気につなげるとともに、ひとりでここまで来たわけじゃないことを実感し、感謝を忘れずに過ごしてほしい。」

学年懇談会という場はこのように生徒たちの成長を保護者の方と共有できる貴重な場です。副学年主任の先生からも「先日通学路に立っていると、中学校低学年は話に夢中で回りがみえていないという生徒もいる中で、高校2年生は整然と二列で歩いていた」という成長を感じさせるエピソードが紹介されました。

高校生には大学受験を見据えた進学指導部長からの話もあります。「入試の変更などが頭に浮かび、全国の高校生が弱気になる年こそ、自分の志望を貫き、強い意志を持てる生徒が自分の夢を叶える」というメッセージにメモを走らせる保護者の方も多数いらっしゃいました。

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各教科から年間の授業計画について保護者の方に話をする場としても学年懇談会は大切な会です。こういう機会があることが先を見据えた計画的な授業を行うことにつながっています。

ここでは英語科の発表をご紹介します。「2021年は英語の年、というスローガンで生徒たちと励ましあってがんばったところ、中学時代に英語がうまくいっていなかった人たちも含め、生徒たちが奮起してくれた。自宅学習課題の提出率が飛躍的によくなるなどする中、模擬試験の結果などもどんどん伸びた。潮目は変わった。」「受験に成功した卒業生に高2の時に何をやっていたかを聞くと口々に学校の授業や課題・小テストを完璧にする、とにかくそれだった、と答えてくれた。」「英語力向上のためにも受験のためにもTEAP、英検、IELTSなどの資格試験に積極的にチャレンジしてほしい。本校の受験料補助制度を存分に利用して。」


最後に学年主任の言葉でこの記事を結びます。

「人生は一度きり。高校生活も一度きり。全力でやり切ってほしい。」

「自分を、自分の母校を、誇れるように。」

カテゴリー :
学校学年行事

中1校内ツアー

2022/04/11

4月11日、入学したての中学1年生を担任の先生が案内する校内ツアーがありました。

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先生の掛け声で教室を出発

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外履きに履き替えて

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整列完了!

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まずは中1職員室。本校は中学1年生をしっかり見守るために、中1の職員室を他とは別にして教室のそばに配置しています。

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職員室に入るときの心得。担任の先生が実際にやってみせてくれました。

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図書室前で本の借り方の説明をし

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プール前では水泳の授業の説明などを行いました。

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体育館に到着。これで中1の皆もお昼休みに遊びに来られますね。

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本校は壁がない地域密着型の学校です。町の人と共にあるという感覚が身についていきます。

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コンピューター棟。コンピューターの授業や、数学の授業でも使います。

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海一望の海洋センターのデッキ。ここで遠泳やヨット実習の説明がありました。

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ふりかえると海洋センター。宿泊施設もあり入学直後のクラス合宿は名物行事です。(現在はコロナ禍のため見合わせています)

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階段を降りて、トンネルをくぐると

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そこは海です。校内ツアーのコース中に海岸がある、ちょっといいですよね。

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避難訓練ではあの山に登るんだよ、と担任の先生が説明しています。

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みんなの憩いの場、食堂。お弁当として教室に持って帰ることもできます。

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主に高校生が使う進学指導室にも興味津々。

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全面人工芝のグラウンドを横目に

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教室へと帰っていきました。


海岸での担任の先生の話が印象的だったので最後にご紹介します。

「お昼休みにここに遊びに来るのもお弁当を食べるのもみんなの自由です。でも海に入るのはやめようね。次の授業に影響しちゃうから。考えて、そして、自由を楽しんでください。逗子開成はそういう学校です。」

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今日の一コマ

難関大学講演会

2022/04/09

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本日、逗子開成徳間記念ホールにて、卒業したばかりの大学1年生が高校3年生に受験の経験について語る「難関大学講演会」がありました。文系2名、理系2名、計4名の卒業生が話をしてくれました。それぞれが高校3年生のことを真剣に考えてとても中身の濃い話をしてくれたのでここで紹介したいと思います。

考えることが大切

「英語の4択文法問題を解くときに、なぜそれが答えになるのかを考えることが大切」「1日12時間勉強するというように時間も大切だけど、勉強時間の長さは机に座るだけで加算できる。中身の濃い勉強を」「ただひたすら問題を解くのは非効率だと僕は思います。15分で解説を見ると決めずに、思う存分考え抜くことが大事だと思います。」「数学ではじめの方針をやりきることが大事。どうしてその方針ではダメなのかを体で実感しないと本番でもその方針を選んでしまう」「難しい問題から逃げない。できない問題をやって自分を高めていく。」 「最後まで好奇心を失わなかった人が最後まで伸びていた。解説を読んで疑問に思ったことを相談すると自分のことを投げ出して面白がってくれたような友達が受験に成功していた。」

高3の4月、今しかできないこと

「直前期は時間に追われやっつけ型の勉強に時間を取られがち。思う存分思考を深めながら濃い勉強ができるチャンスは今です(Y君)」「英語の単語と文法は早めにやればやるほど蓄積する(Y君)」「まだ先が長いと思うかもしれないけど実際は一瞬で夏休みが来て、すぐ秋がきて、そして気づいたら2月です。うかうかしていると何も成長しないまま入試を迎えてしまいます(N君)」「時期があとになるほど気持ちがあせり基礎に戻ることができにくくなります。今のうちに基礎を積み重ねましょう(Y君)」「1~2月の直前期は思ったほど勉強ができません。12月末には合格点がとれる、そのつもりで計画を立てましょう。(K君)」

受験は我慢をしなければいけない苦行、ではない

「終わってみたら意外と楽しかった、と思える(K君)」「受験を甘えの許されない精神修行、なんていう風に考える必要はないと思う。友達との会話、体育の授業、楽しい学校生活とともに大学受験があります(T君)」

勉強のスイッチをいれるために

「僕はよく学校の自習室で勉強をしていました。起きたら10時という時もお弁当を作ってもらって学校に行く。そうすることでリズムができたし、お昼ご飯を苦楽を共にする仲間と食べたりすることでモチベーションも保てました。(T君)」「学校と自習室は勉強をするところ、家はリラックスするところと役割をわけることで、スイッチの切り替えができた。(Y君)」

気持ちの持ち方

「つらいときは、みんなもつらいことを思い出して。友達もつらいはず。そのつらさを誰かと話して分かち合おう(K君)」「夏休み終わって燃え尽きた、って人につられてダレてしまうと敗北が確定する(N君)」「好きな教科で武器を作りましょう。それが心の支えになります。(N君)」

あきらめないことが大切

「苦手教科があるぐらいであきらめない方がいいです。僕は得意教科を伸ばして戦いました。」「2月中にいろんなところの不合格をもらったけどあきらめずにがんばり3月3日にうれしい合格の知らせがきました。友達でも後期でようやくうれしい合格がきたという人もたくさんいます」「模試でE判定でもあきらめる必要は全然ない。大事なのは実際の問題。過去問と模擬試験では内容が違うのだから模試の判定は目安にすぎない。」

スタディサプリを利用しよう

「化学基礎はスタディサプリを使った(国立文系Y君)」「社会はスタディサプリでやるのがおすすめです。いくら使っても無料ですし(国立理系T君)」※本校は全生徒がスタディサプリのアカウントを持っています。

そのほかそれぞれの卒業生がいろいろなアドバイスをしてくれました。

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K君(文系)

質より量と割り切るのも手。迷って何もしないよりとにかく量をやる。/計画は漠然とでもいい。月単位でも。明日何をやるかはしっかり決めた方がいい。/ 生活サイクルを維持しよう。直前期に夜遅くまで勉強をして体調を崩してしまった。/ 世界史は共通ノート(本校独自の教材)が大切。太字でないところも含めて身に着けよう。

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Y君(文系)

Focus Goldを何周もした友達はみんな受験に成功している。僕も合格したからよかったけど本当はもっとやるべきだった。/ 社会は共通ノートを勉強すれば大丈夫。/ 得意教科を趣味だと思うと気が楽になる。趣味ならいくらでも時間を使えるから。/大学受験は回数を重ねるほど緊張感がとれ力が出せるようになるから併願校を受けることが大切 / 受験本番で隣の席の人の貧乏ゆすりに苦しめられた。町の図書館やカフェなど多少音があるところで集中する訓練もしておけばよかった。

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T君(理系)

英語リーディングは精読も速読も大事なので、それぞれを意識して勉強した。/ Readingの勉強がWritingにつながったり、Listeningの勉強がReadingにつながったり、となると強い / 過去問演習をしているときに自分の勉強の甘さに気づいたら目を背けずにしっかり向き合い掘り下げて勉強する / 微積物理を裏技ととらえるのは本質が見えていないかもしれない。/ 東大現代文は出版社によって解説も模範解答もまるで違かったりする。解説を読んで自分がしっくりくるものを身に着けるのが得策 / 第1志望しか行く気がなくても併願校は受けた方がいい。僕は併願校の受験で失敗をすることで本番に活かせた。

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N君(理系)

過去問演習をしている周りを見てあせって、基礎力がないのに過去問をたくさんといていた時期があり、その時間は無駄だったと今感じている / 模擬試験の判定がEでもめげないでほしい。実際に僕はE判定だったところに3つ合格している / 模試の判定より過去問の手応えが自分と志望校との距離を現わしている / 勉強時間のみを重視するのはよくない。座っているだけになってしまいがち / 得意教科を伸ばすのが僕の戦い方だったが、苦手からあまりにも逃げすぎたと反省している。少しやったら伸びることを放置してしまっていたかもしれない

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真剣な表情でききいる高校3年生

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一言も聞き逃すまいと、メモを取りながらきく生徒も

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すごいびっしり!

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質疑応答の時間も多くの高校3年生が積極的に質問をしていました。勉強中に音楽を聴くかどうかとの質問に「どうしてもやる気がでないときは聞くこともあったかもしれない。月に1回ぐらい。」「やる気を出すために音楽をかけることはあったが、やる気が出たら消した」「ASMRでチョークの音などの環境音を流して集中力を高めた」と答えていました。

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会の後、卒業生に熱心に質問をする生徒たち。先生もこの機を逃さず質問をしていました。


4人とも本当に素晴らしいお話をしてくれました。これだけの話をするには入念な準備とリハーサルがあったはずです。後輩のために本当にありがとうございました。話をききながら、脈々と受け継がれる伝統を感じ取ったシーンは、Y君が「問題集を解くときは手応え順に◎、〇、△、×などの印をつけておくとあとで復習がしやすい」と話してくれたシーンです。このアドバイスは昨年のこの会で彼ら自身が先輩から教えてもらったことですよね。こうして先輩から後輩へ良いものが脈々と受け継がれていくのだな、と実感しました。

また、受験は社会に出てからの活躍につながるのだなということを再認識する機会にもなりました。「今日やることを机上のホワイトボードに書き込んでおき終わったら線で消す。こうすることでわかりやすいしやり遂げた達成感にもつながる(Y君)」「逆算計画が大切。ゴールから逆算する方向で計画を立てていくといい。(N君)」「その日にやったことを記録しておくと後々見返して自信ややる気につながる(K君)」これって全部社会に出てから仕事ができると言われている人がやっていることですよね。そういう力が受験を通して自然と身についているわけですね。

最も心に刻まれたであろう話は、Y君が話してくれた入学式での気持ちです。彼はずっとそこに行きたくて努力を積み重ねてきました。そして夢が叶い、晴れてその大学の学生として入学式に参列しながら、達成感と幸福感で感極まった、という話をしてくれました。高校3年生の皆が1年後に同じような達成感と幸福感で満たされるように、心より応援しています。

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4人とも、本当にありがとう!

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学校学年行事
進学指導情報

新年度・はじまりの一日

2022/04/08

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新入生の登校風景です。いまどんな気持ちですか?とたずねると、緊張の面持ちで「どきどきしてます」と答えてくれる生徒もいれば、満面の笑顔で「わくわくしてます!」と答えてくれる生徒もいました。そのまま正門でみんなを見守っていると「教室がわからなくなってしまいました」「うわばきの色はこれであってますか?」「先生のお部屋はどこですか?」などなどたくさんの初々しい声に囲まれて、なんだかうれしくなりました。

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1時間目のHRでは自己紹介をする生徒への拍手、生徒同士が会話をする声、クラス全体をつつむ笑い声など、楽し気な雰囲気が廊下まで伝わってきました。

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徳間ホールにてそれぞれの先生が自己紹介として30秒スピーチをしました。それぞれの先生のユーモアあふれる話と生徒たちの笑い声でホール全体が包み込まれ、とてもあたたかで素敵な時間となりました。


他学年でも4月8日は大切なはじまりの一日。各学年で学年集会がありました。

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中学校2年生は各自が学習の手引きを徳間ホールに持参し、最初のページを見ながら学年主任の先生の話をききました。

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「学習の手引き」は中1〜3までの生徒に配布されるもので、生徒たちはこの手引きを使い、日々のスケジュール管理、家庭学習、定期試験前の学習計画など、自律的な学習習慣を身につけることを目標としています。

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最初のページはその学年の生徒と先生で作ります。左側は中2生徒の手書きの絵です。細部まで作りこまれた素晴らしい作品ですね。右側には学年会からのメッセージが。このページにこめられた思いを学年主任の先生が生徒たちに話しました。「君たちもたくさんの経験を積んでヤマメがびっくりするようなサクラマスに成長してほしい。僕たちは君たちの能力を信じている。」ヤマメは決して仲間を集団から追い出すことをしないそうです。そういうことも大切にしてほしいというメッセージも込められていました。

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高校1年生の学年集会でも大切なメッセージを生徒たちに伝える貴重な場となっていました。「大学入試がゴールではない。その先の人生、社会での活躍を見すえて、一緒に頑張っていこう」「決断に迫られたときに、一人で抱え込まないこと。仲間がいる。家族がいる。頼れる人がいる。しかし、最後に決めるのは自分であること。これも忘れないでほしい。」

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印象的だったのが、どの学年の学年集会でもそれぞれの場面・文脈で「君たちは高い能力を持っている。そのことを自分で忘れないでいてほしい」というメッセージがこめられていたことです。身が引き締まる思いがしました。


教室では、担任の先生からの話や、係決めなどがありました。

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たまたま通りかかったクラスで、先生の「開成祭実行委員をやりたい人!」という掛け声に合わせて定員以上の生徒がバッと手を挙げたシーンに遭遇しました。開成祭実行委員は仕事量が多いですがやりがいのある仕事です。そういうポジションに積極的に挑もうとする中3の生徒たち、かっこよかったです。


4時間目には対面式がありました。対面式とは生徒が主催する会で、中学3年生中学2年生が、新しく仲間に入った中学1年生を迎え入れるという行事です。体育祭実行委員から体育祭に向けての意気込み、各学年の先生の紹介、生徒会長からの話、新入生代表の言葉というプログラムでした。

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生徒会長のスピーチ。感情のこもった熱いスピーチで自然と拍手が沸き起こりました。

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新入生代表のスピーチ。小さい体で一生懸命話してくれました。この日一番の拍手が彼に向けて注がれるのを聞いて胸が熱くなりました。

中学1年生はこの日は授業はせず、お昼過ぎには下校となりました。帰り道の中学1年生に「どうだった、つかれた?」ときくと「つかれたというより、楽しかったです!」と笑顔で答えてくれました。6年間の最高のスタートが切れたようでよかったです。

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今日の一コマ

2022年度 中学入学式

2022/04/07

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待ちに待ったこの日がやってきました。2022年度逗子開成中学校入学式。桜がこの日までがんばってくれました。

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本校写真部が記念写真をとってくれています。誰かに頼まれたのではなく自主的に活動してくれているとのこと。ありがとう!

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保護者の方は体育館受付へ

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新入生はグラウンドへ

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そこから教室に向かい

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教室で入学式について担任の先生からの説明をききました。

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そしていざ会場へ!

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吹奏楽部の演奏とともに入学式がはじまりました。

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いつもながら見事な演奏です。

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学校長式辞

「大切にしてほしい3つのこと。それは読書、そして師との出会い。とは自分の世界から飛び出すこと。いまいる場所が世界のすべてではありません。未知の世界・外の世界を意識して生きてほしい。そのために必要な多様な価値観をこの6年間で学んでほしい。海洋教育・様々な行事、それらに主体的に取り組むことで自分の世界を広げてほしい。読書とは時間や空間を越えて様々な人と出会うこと。歴史に名を残す人物やはるかかなたで生活をしている人と繋がれるチャンス。言葉を司る力を養うためにも読書は大切。言葉は力を持っている。その力を読書を通じて磨いてほしい。師との出会いの師とは先生に限らず、先輩や同級生、そのほかあらゆる人を含みます。今の自分がすべてではなく、自分の中に多くの能力が眠っています。その能力を最大限まで発揮するために師との出会いを求めてほしい。これからの6年間で、いろんなことにたくさんチャレンジしてほしい。失敗してもいい。失敗した分、人は強くなれる。今日この日の喜びと感激を忘れずに、これからの逗子開成での生活を充実したものにしてください。」

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理事長祝辞

学ぶとは知ることではなく、理解すること。知ること=わかることと考えがちですが、それはかんちがいです。単に知るだけでは理解とは言えず、そのことについて深く考え、自分の意見を持ち、掘り下げ、理解しようと思考を重ねることで領域が広がります。疑問を持ち、興味を持ち、受け身ではなく主体的に学び、考える力をつけてください。」

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PTA会長祝辞

「皆にはみちくさをしてほしい。親の気持ちとしては、自分の子どもに最短距離でゴールを目指してほしいと思う気持ちがあります。ですがときにみちくさが人を成長させる、私はそう思います。これは面白いぞ、と思うことを一生懸命やる、そんな6年間にしてください。」

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在校生より歓迎の言葉

「いま何が楽しみですか?逗子開成での6年間ではさまざまな楽しいことがあなたを待っています。今日はそのうちのひとつだけ紹介します。それは日々の授業です。逗子開成の授業は先生だけが話、生徒はノートをとるだけ、というものではありません。先生が展開する授業に生徒が反応し、それを先生がひろい、さらに深く発展していく。生徒がただ受け身でいなければいけない授業ではなく、生徒と先生で一緒に作っていく、そういう日々の授業を、楽しみにしてください。」

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数多くの素晴らしい言葉たちを新入生は凛とした表情できいていました。

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閉式のあと、学年の先生の紹介

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体育館をあとにして

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教室でHRを受けたのち、下校となりました。

新入生の皆さん、こないだまで小学生だったとは思えない大変立派な態度で過ごしてくれました。ひとりひとりの顔をみながら「まだ12歳13歳なのに、受験という大きなことをやり遂げてここに座っているんだよなあ」ということを実感し、ひとりひとりを大切にしたいという思いを新たにした一日でした。

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学校学年行事

2022年度 前期始業式

2022/04/06

いよいよ今日から新年度がはじまります。

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道行く生徒たちに意気込みをきいてみました。

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吹奏楽部の校歌演奏で始業式が開幕

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学校長の言葉

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学校長より「言葉の力」をテーマにお話しがありました。

「先日のアカデミー賞受賞式で、司会者に奥さんを侮辱されたと感じた受賞者がその司会者を平手打ちにするという出来事がありました。この行為は「奥さんのためによくやった」と評価されるものなのでしょうか。たしかに悪口を言うことはひどいことです。しかしなぐったことで何かが解決したのでしょうか。授賞式は台無しになり当該の受賞者も処分が検討されています。彼は暴力ではなく言葉で返すべきだったのではないでしょうか。例えば授賞式のスピーチで奥さんの名誉を守るための言葉を発信することもできたはずです。言葉には力があります。相手を傷つけることもできるし、物事を良い方向に導くこともできる。ペンは剣よりも強し。誰かに悪口を言われて怒ってしまうということは皆さんの日常生活の中でもあることでしょう。みんなは言葉をもっている。その正しい使い方を学びながら成長していってほしいと思っています。」

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後片付けをする吹奏楽部員。いつもありがとう!

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学校学年行事

【入試情報】2022年度 中学入試結果(4月5日更新)

2022/04/05
1次入試2次入試3次入試帰国生入試
入試実施日 2月1日(火) 2月3日(木) 2月5日(土) 12月25日(土)
合格発表 2月2日(水) 2月4日(金) 2月6日(日) 12月25日(土)
募集人数 150 名 50 名 50 名 若干名
志願者数 423 名 385 名 390 名 63 名
名目倍率 2.82 倍 7.70 倍 7.80 倍 ---
受験者数 415 名 348 名 352 名 61 名
合格者数 205 名 87 名 96 名 28 名
実質倍率 2.02 倍 4.00 倍 3.67 倍 2.18 倍
入学者数 122 名 68 名 75 名 14 名
合格最高点 417 点 374 点 431 点 ---
合格最低点 313 点 295 点 307 点
合格者平均点 346.8 点 317.6 点 333.4 点
受験者平均点 306.1 点 267.8 点 277.7 点
国 語

合格者最高点

合格者平均点

受験者平均点

128 点

90.1 点

80.0 点

131 点

96.5 点

81.4 点

118 点

83.0 点

71.8 点

算 数

合格者最高点

合格者平均点

受験者平均点

150 点

115.3 点

98.4 点

123 点

88.7 点

69.1 点

144 点

102.2 点

77.7 点

社 会

合格者最高点

合格者平均点

受験者平均点

89 点

69.6 点

63.5 点

87 点

72.9 点

67.3 点

98 点

76.3 点

66.3 点

理 科

合格者最高点

合格者平均点

受験者平均点

92 点

71.8 点

64.2 点

81 点

59.6 点

50.0 点

96 点

72.0 点

61.9 点

配点と試験時間

国語・算数 各150点 各50分

社会・理科 各100点 各40分 合計500点満点

(A)国語・(B)英語 各60分

算数 60分

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入試結果

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