10月27日(土)に実施された土曜講座「たたら製鉄」を報告させていただきます。
前日からの雨で実施が心配されましたが、集合時間の8時30分にはすっかり雨もやみ絶好の製鉄日和になりました。
今回は、中学3年生:7名,高校1年生:9名,高校2年生:8名 合計22名で実施いたしました。
8時30分から製鉄炉を耐火煉瓦とブロックで組み,9時30分には炭に火を入れることができました。
炭を小さく切る生徒,ブロックを運ぶ生徒,組み立てを指示する生徒,記録を取る生徒,何をしたらよいかうろうろしている生徒、、、
と自分たちで考えながら作業を続けることができました。
本校でのたたら製鉄は3回目なので、教員も生徒も徐々に慣れてきました。
13時半頃には炉2基合計で砂鉄を40 kg,木炭を約80 kgの投入が完了しました。
15時頃に鉧(ケラ)と呼ばれる鉄を約9 kg得ることができました。
真っ赤に輝く鉧に生徒達は興味津々です。
ちょうど前日にテレビで『もののけ姫』が放映されていました。
『もののけ姫』では鉄を作ることでの自然破壊を伝えており,生徒達も実際に製鉄を体験することで、
製鉄の困難さや自然への負荷などを実感できたと思います。
たたら製鉄操業を永田和宏先生,斎藤学様,古主泰子様にご指導いただきました。
この場を借りてお礼申し上げます。