待ちに待ったこの日がやってきました。2022年度逗子開成中学校入学式。桜がこの日までがんばってくれました。
本校写真部が記念写真をとってくれています。誰かに頼まれたのではなく自主的に活動してくれているとのこと。ありがとう!
保護者の方は体育館受付へ
新入生はグラウンドへ
そこから教室に向かい
教室で入学式について担任の先生からの説明をききました。
そしていざ会場へ!
吹奏楽部の演奏とともに入学式がはじまりました。
いつもながら見事な演奏です。
学校長式辞
「大切にしてほしい3つのこと。それは旅、読書、そして師との出会い。旅とは自分の世界から飛び出すこと。いまいる場所が世界のすべてではありません。未知の世界・外の世界を意識して生きてほしい。そのために必要な多様な価値観をこの6年間で学んでほしい。海洋教育・様々な行事、それらに主体的に取り組むことで自分の世界を広げてほしい。読書とは時間や空間を越えて様々な人と出会うこと。歴史に名を残す人物やはるかかなたで生活をしている人と繋がれるチャンス。言葉を司る力を養うためにも読書は大切。言葉は力を持っている。その力を読書を通じて磨いてほしい。師との出会いの師とは先生に限らず、先輩や同級生、そのほかあらゆる人を含みます。今の自分がすべてではなく、自分の中に多くの能力が眠っています。その能力を最大限まで発揮するために師との出会いを求めてほしい。これからの6年間で、いろんなことにたくさんチャレンジしてほしい。失敗してもいい。失敗した分、人は強くなれる。今日この日の喜びと感激を忘れずに、これからの逗子開成での生活を充実したものにしてください。」
理事長祝辞
「学ぶとは知ることではなく、理解すること。知ること=わかることと考えがちですが、それはかんちがいです。単に知るだけでは理解とは言えず、そのことについて深く考え、自分の意見を持ち、掘り下げ、理解しようと思考を重ねることで領域が広がります。疑問を持ち、興味を持ち、受け身ではなく主体的に学び、考える力をつけてください。」
PTA会長祝辞
「皆にはみちくさをしてほしい。親の気持ちとしては、自分の子どもに最短距離でゴールを目指してほしいと思う気持ちがあります。ですがときにみちくさが人を成長させる、私はそう思います。これは面白いぞ、と思うことを一生懸命やる、そんな6年間にしてください。」
在校生より歓迎の言葉
「いま何が楽しみですか?逗子開成での6年間ではさまざまな楽しいことがあなたを待っています。今日はそのうちのひとつだけ紹介します。それは日々の授業です。逗子開成の授業は先生だけが話、生徒はノートをとるだけ、というものではありません。先生が展開する授業に生徒が反応し、それを先生がひろい、さらに深く発展していく。生徒がただ受け身でいなければいけない授業ではなく、生徒と先生で一緒に作っていく、そういう日々の授業を、楽しみにしてください。」
数多くの素晴らしい言葉たちを新入生は凛とした表情できいていました。
閉式のあと、学年の先生の紹介
体育館をあとにして
教室でHRを受けたのち、下校となりました。
新入生の皆さん、こないだまで小学生だったとは思えない大変立派な態度で過ごしてくれました。ひとりひとりの顔をみながら「まだ12歳13歳なのに、受験という大きなことをやり遂げてここに座っているんだよなあ」ということを実感し、ひとりひとりを大切にしたいという思いを新たにした一日でした。