社会科学部では、8月27日(日)~8月30日(水)まで合宿を行いました。
東京羽田から1時間50分、空港から高速道路をバスに揺られること80分。
着きました鹿児島県鹿屋市。鹿屋市は、大隅半島に位置します。
やっぱり遠いような、思ったよりは近かったような・・・。
到着するなり生徒たちは民泊体験です。それぞれのお家に引き取られていきました。
鹿屋でしか体験できないことを含めて、ご家庭にあたたかく迎え入れていただきました。
翌日の28日は、航空基地史料でお別れ式を行って、そのまま資料館見学へ。
鹿屋は、海軍の特攻が飛び立った場所で、
最近では、映画化もされた小説『永遠のゼロ』の舞台としても有名です。
見学後はそのまま、戦跡ガイドツアーです。
小型バスをチャーターして、戦跡遺跡としてきちんと保存された川東掩体壕や
国民学校跡地、桜花の碑などをご案内していただきました。
そして、そのままの勢いで、鹿屋市役所が現在その活用をご検討されている
菅原小学校跡地を、市役所の方にご案内していただきました。菅原小学校跡地は、
海の目の前にあります。海の目の前にある学校・逗子開成としても、「海」が見える
環境をどのように観光資源化するのか大注目です。そして、とっても素敵な荒平天
神も見学。盛りだくさんの一日でした。
そしてお宿、国立大隅青少年自然の家へ。すぐに就寝しました。
翌朝は3時代から起きだし、4:20には自然の家を出発。
鹿屋漁協に向かい、漁協の方のご厚意でさまざまな体験と見学をさせていただきました!!
これがすごかった。まずは、5時早々よりかんぱち養殖漁業の見学。
実際にいけすまで船で向かい、かんぱちの漁を見学させていただきました。
獲ったらすぐに、鮮度を保つために活け締め。あっという間に作業が
進んでいきました。そして一度漁港に戻り出荷の準備を見学。
午後には都内のスーパーに並ぶというお話に驚きました。
その後は、二グループに分かれ、二つの漁船に乗せていただきました。
かんぱちへのえさやり、いけすの網部分の掃除、いけすの台風時の扱い方等
懇切丁寧にご案内いただきました。浜でも、おいしいかんぱちを育てるために
えさや冷凍庫、さまざまな工程で行う工夫についてお話いただきました。
そして、お昼には、朝の漁で獲れたばかりのかんぱちを、名物「かんぱちの漬
け丼」とお刺身としていただきました。鹿屋の漁師さんたちのこだわりを聞いた
ばかりでしたので、新鮮なかんぱちをおいしくいただきました。
早朝からお世話になりました鹿屋漁協、鹿屋の漁師さんたちには本当に感謝です。
さらに、3日目はそれだけでは終わらずに、霧島が丘公園へ。かのやバラ園の
現状等について現地ご担当の方よりご案内いただきました。
そしてお宿に戻りました。三日目もハードな一日となりました。
最終日は、もう一つの一大イベント。朝から市役所にうかがい、副市長とご対面。
かのや100チャレにて発表した内容や今回の合宿の感想などについて報告、
意見交換をさせていただきました。
その後、市役所周辺の鉄道記念館や鹿屋市街のまちの現状を視察し、
やっとのことで東京へ戻りました。
地域の現状を学ぶことは、これからのグローバル社会を生きていくうえで、とても
大切なことだと認識を新たにできました。
ここで学んだことは、11月実施のかのや100チャレ第四回大会に活かします。