2016年7月 - 逗子開成ニュース

「渦に満ちた海洋を知る」JAMSTEC地球環境シリーズ講演会

2016/07/30

高1海洋研究グループは、国立研究開発法人海洋研究開発機構JAMSTECが主催する、第13回・地球環境シリーズ講演会「渦に満ちた海洋を知る」に参加してきました。高1海洋研究グループは、中3時に海洋学特別講義を聴講以降、文化祭や海洋サミットでの発表など継続して活動を続けています。

渦が作る現在の地球環境を考えるために、ホール内で200名を超える研究者が参加・議論をする中、本校からも進んで挙手をして質問をした生徒もいました。

全国海洋サミットで報告した内容に加え、さらに発展させた成果を今年度の開成祭で発表します。
皆さんぜひ足を運んでください。

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海洋人間学
開成祭

海・空・港の研究所~港湾空港技術研究所~を体感しよう!!

2016/07/27

7月23日(土)、土曜講座「海・空・港の研究所~港湾空港技術研究所~を体感しよう」で、久里浜の港湾空港技術研究所を訪れました。参加生徒は、中1~高2まで60名を超えました。当日は、一年間で唯一設定されている一般公開の日です。

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9:30に現地集合し、公開前から並びました。開始と同時に受付を済ませ、整理券を手に入れます。研究所内では基本的に自由行動。各自の関心で、所内をまわりました。自由行動の前に伝えたのは、当日課題の内容と、研究者の方々に自分なりの質問をぶつけてみることの2点のみです。

所内では、とても有意義な時間を過ごさせていただいたようです。

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以下に生徒の文章抜粋を紹介しておきます。


「巨大津波を体感しよう」

・自分たちの身長より低いたった1mの津波が1mくらいのコンクリートの箱に当たって13~14mほど上にはね上がったときにすごく衝撃を受けた。自分たちが海に近い環境で生活しているので小さいなと思う津波でも、威力は計り知れないので注意しなければならないと思った。普通の波だったら防波堤で防げるが、津波だとどうなるかがわかり、津波のおそろしさを改めて感じた。(J1)

・津波を作る実験は他の地域でも見たことはあるが、これほど大きな波を作れる規模のは初めてだった。ブロックに波がぶつかった時の音の大きさや波の高さにびっくりして、すこし後ずさりしてしまった。そして津波の威力をこの大きな実験でさらに強く感じることができた。また、波は2回3回とくるので、1回だけきても安心してはいけないのだと分かった。(J1)

・水がブロックに当たったときの音の大きさ、水しぶきの高さがものすごかった。実際に津波が発生し、今日体感したもののような威力のものがくると思うとすごい怖いです。地震・津波が来たときに、自分の身を守るための対策、心構えができた。(J2)

・波は、見た感じ、そこまで速くなかったが堤防にあたった瞬間、水路の深さである12mを大きくこえる水しぶきがあがるほどの破壊力があった。一往復してもぶつかった音がするほど元の波長が大きかったことやそれほどの力を人工的に加えて、「津波」をつくりだせることが印象に残った。(J2)

・1mでこれほどすごいのなら、実際の3mや10mの津波がとんでもないものだと実感することができた。(J3)

・津波は自然災害なので防ぎようがないが、テトラポットや防波堤で少しでも防ぐのはとても大事だと思った。(S1)

・津波の破壊力によっておこる障害物とぶつかったときにおこる凄まじい音です。(中略)説明では、普通の波と津波の波長の長さが普通の波が数メートル~数十メートルなのに対して、津波は数キロメートル~数十キロメートルと説明された。普通の波と津波の波長の長さの差がそこまで大きいとは思わず驚いた。また、東日本大震災での津波と津波の間はそこからきたのかと、納得もした。(S2)

「デュアルフェースサーペント水槽」
・ここでは、日本各地で起こった津波を再現し、原因を追及していた。沖縄の空港付近の地形をちゅうじつに再現して研究をしているのをすごいと思った。波は地形によってかわることを初めて知った。(J2)


「干潟にいる生き物にさわってみよう!」
・大きな水槽で、海の水を入れ替えるだけで、生き物が定着したり、草が生えてくることに驚いた。(J3)

・僕は海洋生物の中でも特に小動物(貝やカニ)などに興味がある。なのでこの展示が一番気に入った。環境の再現の仕方とこだわりが印象深かった。海水を循環させるために波を生成する装置があったり、急な水温の変化を避けるために漁船の素材であるFRPが外側に取り付けられていた。しかし、完全な自然の再現は、難しく台風によってかきまわされ、土砂がが柔らかくなる現象は再現ができないようだ。そのため、二枚貝はそこまで成長できなかったり、捕食者もいないため、それらの観察ができなかったという点も印象深かった。(S1)

・意外と簡単に干潟が作れることが印象に残った。(中略)干潟は二酸化炭素を吸収するだけでなく、海水を浄化する、魚介類が成育する場になる等、自然の環境において様々な役割を果たしているということが分かってきています。しかし、水質の悪化や地形の変化によって、干潟は減少してきているのが現状です。地球環境を改善するためにも干潟を守り、増やしていくことが大切だと思いました。(S2)

・港をつくる都合上、取り除いた土(干潟だった土)を一度天日干しして生物のいない環境で海水を流して干潟に住んでいた生き物を含め、干潟自体を再生させるプロジェクトがあったが、そこにはソウ類が一面に生え、CO2の吸収に一役買っているという。(中略)シギ類が干潟におよぼす影響についても研究されていたが、その結果によっては、生態系における上位種が、その下位の個体数を左右させ、生態系を保っているという一つの証拠になる。まだ、結果は出ていないようだったが、期待できるのではないかと思う。(S2)

・実験期間が20年にもなっていると聞き、とても長い期間をかけないといけないことを知り、根気のいる実験だと思った。またその実験をするのに千葉県にある干潟から砂をとり、天日干しにして、生き物が全くいない状態から海水だけを入れて、生物が育っているのをみると、ただの海水に見えるが、とても色々な生物のもとになっていることを知り、とても興味深かった。(S1)

「超音波ってすごいよ」
・音波で物体をとらえて形などを映像化できることにとても驚いた。音波を出すとはねかえった方向でどこになにがあるか判るらしいことは知っていたが、その方向を知るカメラがすごかった。濁った水中でもどこに何があるかわかるらしく深海の調査でも使われるらしい。(J2)

「地震体験」
・5強あたりからふつうにすわっていてもイスが倒れそうになるくらいのゆれになった。立つことができないことがよくわかった。(J2)

「ジャンボジェット機のタイヤを見よう」
・地上から至近距離でタイヤを見たのは初めてだった。とても大きかった。飛行機が着陸するときに滑走路にかかる圧力は1200トンだそうだ。これに耐えるために滑走路はアスファルトと砂などで1mの厚さでつくられることが印象的だった。(S2)

・コンクリートにも柔らかいものと固いものがあり、滑走路で使い分けられていることをはじめて知った。

「電子航法研究所コーナー」
・航空管制に興味があるため、電子航法研究所がとても印象に残った。(S2)

「固い地面が一瞬で泥水に~液状化現象を見てみよう~」
・液状化の原理をペットボトルと水を用いて説明していただきました。地震による液状化が身近にあるもので再現できるということにおどろきました。(J1)

「コンクリートをつくろう」
・コンクリートが水に反応して熱をもって固まることや、コンクリートはひく力に弱いことにとても驚きました。(J1)

・実際にコンクリートをつくってみて自分の知らなかった材料や作り方を知って、また化学反応をおこして熱が発生したことに驚いた。(J1)

「建設機械シミュレーターを体験しよう」
・見た目は二本のレバーを動かすだけなので簡単そうに見えたが、実際にやってみると二本のレバーだけでキャタピラを動かす以外の動作を総べてやるのでとても難しかった。(J1)

「フライトシュミレーター」
・飛行機を操縦しているとき、本物のようで本当に楽しかったです。レインボーブリッジまで飛んでせんかいし、てまた戻ってきて着陸しました。その着陸が本当に難しくて大人の人でもうまくできないそうです。僕はかっそうろぎりぎりで止まりました。着陸するときなかなか勇気がでなくてかっそうろに車輪をつけませんでした。(J1)

以上

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土曜講座報告

土曜講座「お泊まり保育を手伝おう!」実施しました。

2016/07/25

 7月23日(土)~24日(日)、双葉保育園(逗子市久木2-7-2)の「お泊まり保育」が実施されました。この行事は、もう16年目になりますが、本校の海洋教育センターに園児が宿泊し、本校の生徒もそれに参加させていただき、土曜講座「お泊まり保育を手伝おう!」として実施しております。

 

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双葉保育園の6名の先生方にご指導をいただきながら、本年度は15名の新人保育士?の生徒が、30名余りの園児のお世話を2日間にわたり行いました。生徒たちは、園児の面倒を見るだけで無く、東 浩司(あづま こうじ)氏 (NPO法人ファザーリングジャパン理事)による講義「将来役に立つかもしれない話」もあり、パパになる心構えも生徒たちは楽しく学べたようでした。

 

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【日程概要】

 7/23(土) 15:30園児集合 → オリエンテーション → 海岸遊び(水運びリレー・サンドアート制作)→ 食券探し → 18:30夕食(学食にてバイキング形式)→ 夜の集い(体育館にて各種ゲーム)→ 21:00園児就寝 → 生徒講義 → 生徒就寝→ 7/24(日) 6:00生徒起床 → 6:30園児起床 → 朝の体操(校庭)→ 校内散歩→ 8:00朝食・表彰式(学食にて)→ 9:15お迎え(園児帰宅)→海洋教育センター清掃→振り返り→10:30解散

 

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 最初のオリエンテーションで、担当の園児たちに紹介されると、多くの生徒が緊張でぎこちない様子なのですが、海岸遊びのあたりからずいぶんと打ち解けて接することができるようになってきました。その後は、自分の弟・妹のように親身に面倒をみてあげていました。

 

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長年、この講座に参加した生徒を見ていると、終了後には精神的に一回り成長しているように感じられます。 最初は何をどう手伝ったらいいのか分からない生徒たちが、園児の個性を少しずつ理解して、接する方法を試行錯誤していくことで、園児から次第に親しまれ、信頼されて行きます。いつもは、家族・友人・教員などに頼って生活している生徒たちが、かわいい園児たちから頼られることで、逞しくなり、自分に自信を持ち、講座を終えているように感じます。 この講座は、受講後の満足度が極めて高い講座で、リピーターが多いのですが、子育てに興味のある人はぜひ来年参加してみて下さい。

 

◇生徒たちの感想の一部(抜粋)

・今回僕が感じたことは、何よりも第一に、笑顔は人を笑顔にするということだ。(高1)

・疲れました。子供を育てたり守ったりするのは、とても大変なことだとよくわかりました。(中3)

・正直めちゃくちゃ疲れた。海岸遊びで、城を作っている時の下級生を見て、園児より本気出してどうするのかと笑った。私もそうだったのだが...。(高2)

・園児の世話をすることで、子供たちの個性に気づけたように、僕らも僕ら同士で個性を認識し合い、良い学校生活にしたい。(高1)

・僕も今まで多数の方々に迷惑をかけてきたことを再認識できました。(中3)

・とても疲れた。これを毎日やってる保育士さんはすごいと尊敬した。(高2)

 

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最後にゆり組さんから頂いた「おさかな栞」です。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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土曜講座報告

空きあり!!夏休みミニ学校説明会

2016/07/24

すでに三回の夏休みミニ学校説明会が終了いたしました。

各会、学校説明会では教員のみならず、生徒達の生の声を紹介いたしました。

肩肘張らない(ありのままを紹介しすぎる?)生徒達の生の声は、参加者の方々にとても好評で、

小学生の皆さんにとっては、とても身近なお兄さんとして親しみやすいようです。

また、小学校低学年のお子さんにとっても良い刺激となっているようです。

そんなミニ説明会もあと二回

まだ空き!?がありますので、是非、この機会をご利用ください。

当日の流れは、

記念ホールにて学校説明会

①生徒と教員による学校説明

②2015年度開成祭DVD放映

③校舎施設見学 生徒突撃インタビューあり

25(月)は、高2生による「研究旅行報告マレーシア編」

26(火)は、中2生による「部活の中身紹介」 

予約は、ホームページのみ受け付けております。

https://mirai-compass.net/usr/zkaiseij/event/evtIndex.jsf

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お知らせ

2016夏休み前の全校集会

2016/07/21

7月20日(水)夏休み前の全校集会が行われました。

全校集会は、生徒会が集会の司会進行を務めます。

第一部では、校長先生が夏休みを迎えるにあたってお話をされ、
その後、生徒会長、開成祭実行委員長が話をしました。

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開成祭実行委員長は、夏休み明けに迫ってきている開成祭の、進行状況
に関する報告でした。
今年はどんな趣向をこらした企画が並ぶのか、とても楽しみです。

第二部は表彰です。
大勢の生徒が表彰後、賞状を手に持って体育館舞台前に並びます。日頃頑張った結果を全校生徒で祝しました。

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表彰部活等は以下の通りです。

【文化部】
中学将棋部 逗子開成中学校Aチーム 島田 直樹/高木 遼太郎/米田 宇迪 
         文部科学大臣杯 第12回小中学校将棋団体戦 県予選 Eリーグ 優勝 
         東日本大会出場  

中学囲碁部 小野 敦也/宇山 皓/上野光輝    
         第21回神奈川県中学校囲碁選手権大会 第7位

高校囲碁部 西川 宙希/江頭 尚輝/関 聡彦 
         第40回全国高校囲碁選手権大会神奈川県大会 男子団体戦 第4位
 
         西川 宙希 
         第40回全国高校囲碁選手権大会神奈川県大会 男子個人戦 第8位 

【運動部】
中学バドミントン部 内山 敬也/首藤龍之介 
         逗子葉山中学校総合体育大会 バドミントン競技男子ダブルスの部 優勝
 
中学野球部 団体 
        逗子葉山中学校春季軟式野球大会 優勝 

        

        早川凛太朗 
        逗子葉山中学校春季軟式野球大会 最優秀選手

        

        団体 
        第43回神奈川県中学校春季軟式野球大会 横須賀ブロック大会 第3位 

中学剣道部 団体 
        平成28年度神奈川県中学校総合体育大会 横須賀ブロック予選会 団体の部 第3位

高校剣道部 団体 
        平成28年度横須賀三浦地区高等学校剣道大会 団体の部 優勝

        上野 真史 
        平成28年度横須賀三浦地区高等学校剣道大会 個人の部 優勝

中学陸上部 米須 燎志/阿部 空知/波多野聖朋/小西 一真 
        第51回神奈川県中学校陸上競技選手権大会 共通男子4×100mR(45秒09)第8位

高校陸上部 武藤 佳暉 
        第54回神奈川県高等学校総合体育大会 男子5000mW(23分23秒87)第2位
        関東大会進出 

 

        吉川 右門
        第54回神奈川県高等学校総合体育大会 男子1500m(3分59秒87)第3位
        関東大会進出            
        第71回神奈川陸上競技選手権大会   男子1500m(4分02秒26)第4位
        関東大会進出

高校水泳部 団体 
        横須賀三浦地区高等学校総合体育大会 水泳競技 男子総合の部 優勝

高校ヨット部 武井翔太朗/石田 悠人 
        平成28年度関東高等学校ヨット大会 男子FJ級 準優勝 

        足立 拓馬/多田 光伯 
        平成28年度関東高等学校ヨット大会 男子FJ級 第3位

         国見 樂/小森 瑛祐 
        平成28年度関東高等学校ヨット大会 男子420級 第3位 
         高校ヨット部は8月に和歌山県で行われるインターハイに出場 

以上   

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学校学年行事

土曜講座「自彊術」報告

2016/07/19

79日および16日の2日間、土曜講座「自彊術(じきょうじゅつ)」を行いました。自彊術は大正時代に誕生した日本初めての健康体操で、ラジオ体操にも影響を与えた由緒あるものです。今年の4月に100周年を迎えたそうで、本校土曜講座でも13年間続けて実施しています。講師は本校PTAOG西尾さんと同じくOGの井田さんです。4年連続で受講する生徒もいて、リピート率の高い講座でもあります。今年は延べ33名が参加し、健康作りの基本を学びました。

 

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土曜講座報告

PTA第1回保護者セミナーご報告

2016/07/19

7月9日㈯、本校カウンセラーで関東学院大学教授の青戸泰子先生をお迎えして「PTA1回保護者セミナー」を徳間記念ホールにて開催いたしました。

保護者セミナーは毎年2回開催されており、第1回目は基礎編「思春期の子供の理解と対応」でした。

雨模様の中、お父様を含め約165名の方にご参加いただきました。

昨年と同様、セミナーのスタートはじゃんけんゲームから始まり、会場は和やかな雰囲気から始まりました。

○思春期は大事な時期であり、子供が自分自身を理解すること、そのためには親が子供の特性を理解し、肯定することが大事である。

○子供はそれぞれ発達特性を持っている。

親や大人が、子供の特性との関わりを間違えると、それが障害ともなり、才能ともなる。

本人の特性を理解し、その特性を生かせる方向へ対応することが大切である。

実際の事例を挙げて、わかりやすく説いてくださいました。

また、家庭環境の居心地が悪いと家族機能が低下し、心の栄養が枯渇して二次障害の原因になる。家族で楽しむ、語らう、支えあうなど家族間の機能を高めるようにしましょうと締めくくられました。

ご参加された皆様には、有意義な時間をお過ごしいただけたのではないでしょうか。
次回は12月3日(土)ワークショップ形式の「応用講座」を開催する予定です。

皆様のご参加をお待ちしております。

 

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PTA講座「浴衣レッスン」ご報告

2016/07/19

7月1日(金)第1回PTA講座「浴衣レッスン~この夏は浴衣でお出かけしてみませんか~」を午前・午後2回開催しました。

講師は在校生のお母様で「長沼静きもの学院」で着付けの講師をされています。

花火大会やビアガーデンなど浴衣が似合う夏に向けて自分で着付けが出来るよう、わかりやすくユーモアを交えて教えていただきました。参加者は真剣な眼差しで、悪戦苦闘しながら着付けしていました。帯をしめ、やっと完成です!あら素敵!!会場は赤・青・ピンク・白と艶やかな浴衣ショーに大変身です。写真撮影会は大いに盛り上がり、盛況の中

講座を終えることができました。

 

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PTA父親懇談会

2016/07/14

2016年度も、恒例のPTA主催『父親懇談会』が618日(土)に盛大に開催されました。
本校の通称"父懇(ちちこん)"は、二部構成 ---第一部は講演会、そして第二部は懇親会(立食飲み会)です。今年の父懇は...

 

第一部 講演会:
本校のカウンセラーである青戸泰子先生(関東学院大学教育学部子供発達学科教授、カウンセリング専攻)にご登壇いただき、「子供の声が聞こえていますか?~ひとの幸せとは~」をテーマに、思春期の子供たちの抱える問題と、親の関わり方について、お話いただきました。父親たちは(母親たちに比べて)青戸カウンセラーのお話しを伺う機会が今までに少なかったこともあり、会場の「徳間記念ホール」は定員ギリギリの340名の父親達で埋まり、家庭での子供たちとの関わり方について考える貴重な時間となりました。

 

第二部 懇親会:
今年の父親参加者数は、過去最高の423名!そこに先生方が加わり、会場の「海洋教育センター」は超満員、開会前から乾杯を待ちきれない面々たちで熱気ムンムン状態。
そんな父親たちを、今年も立食ビュッフェ、にぎり寿司コーナー、ホタテ焼き・焼き鳥・焼きそばコーナー、そしてずらりと並んだ生ビールサーバーが迎え撃ちます。
特に今年は、お父さんたちに逗子開成の校章に親しんでいただこうと、参加者全員にお土産として「逗子開成ロゴ入りマグカップ」が準備され、とてもお得な父懇に。「マグカップを電車に忘れないよう、二次会の飲み屋に置いてこないよう!いつも生徒たちに言うのと同じことを言います ---家に帰るまでが父懇です!」
by高橋校長先生)

 

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PTA成人部芸術鑑賞会

2016/07/14

梅雨の晴れ間となった614日(火)、帝国劇場ミュージカル『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』を鑑賞しました。ウーピー・ゴールドバーグ主演の大ヒット映画をミュージカル化した作品です。破天荒でキュートな黒人クラブ歌手デロリスと、清く正しいシスターたちとの交流を軸に、個性的なキャラクターたちが巻き起こす爆笑あり感動ありのストーリーです。カーテンコールでは、キャストと観客が共に踊るという企画があり、会場総立ちで大いに盛り上がりました。校長先生をはじめ総勢200名のご参加頂いた皆様も幸せな気持ちで会場を後にされたことと思います。

 

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三浦半島ハイキングクラブ

2016/07/12

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1997年から行われている三浦半島ハイキングクラブ。本日は三浦富士から武山を歩きました。

 

<写真に寄せて>

 

初夏の山 大島のぞむ はれやかに

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三浦富士 つゆの晴れ間に 汗流す

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山おりて 農園のあぜ あじさい路(じ)

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土曜講座「心肺蘇生講習会」

2016/07/11

6月25日(土)に行われた保護者主催土曜講座の一つ「心肺蘇生講習会」の様子を紹介いたします。今回は県立こども医療センターに勤務されている萩原先生に講座を行っていただきました。萩原先生が記していただいた当日の様子や感想を以下に記載させていただきます。


 病院外での心停止患者さんでは、現場に居合わせた人による心肺蘇生法施行の有無が救命率や長期転機を大きく左右する重要な要素になります。定員20人の募集枠に中1から高3まで26人が参加してくれて、熱意と高い関心もっていると印象を受けました。
1人一体ずつの心肺蘇生練習用の人形・AEDを使ってトレーニングを行いました。約2時間の真剣なトレーニングの後、「胸骨圧迫することで意外と人が助かることがわかったので、疲れたけど見つけたら助けたい」「胸骨圧迫や人口呼吸も上手くでき、倒れている人がいても躊躇せず助けようと思う」等の感想をいただき、『誰かの役に立ちたい』という皆さんの力強い想いを感じました。 (萩原)

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校史余滴 第五回 校舎全焼と復興

2016/07/06

校史余滴
 第5回 校舎全焼と復興


 
 敗戦からほぼ2年が経過し、戦争の痛手から回復しつつあった昭和22(1947)年4月、学園は新制中学という新たな体制でスタートしました。しかし、喜びも束の間、学園を震撼させる出来事が起こったのです。4月24日午前5時半頃、教室から出火、音楽・物理・化学・木工各教室260坪が全焼、地理生物教室130坪が半焼、進駐軍消防車3台が消火に参加し、鎮火したのは7時過ぎでした。葉山署が発火原因を取り調べたものの不明。焼失したのは特別教室だったため、授業には殆ど支障がなかったのは幸いでした。
また、2か月後の6月25日に再び出火事件が起こります。教員室からの出火で、机の下にと壁際に紙を積み重ね、マッチで点火したあとがあり、明らかに放火と考えられました。退校を命ぜられた者、退職教諭などを犯人とみて捜査が進められましたが、犯人は見つかりません。
 二度にわたる出火事件での厳重警戒にもかかわらず、7月には校舎全部を焼失する大火が起こります。7月6日午前2時20分頃、合宿中の野球部生徒と宿直教諭が発見した時には、既に火の手は広がり、手の施しようもなく校舎全部を焼失する大火となりました。現場臨検の結果、放火と断定されました。
 折から一学期末の試験を控える時期でしたが、試験を延期し、9日に終業式を行いました。新学期からは間仕切工事を行った講堂や残存教室を利用して二部授業が行わました。学校は犯人検挙の手掛かりを提供した者に一万円の賞金を出し、逗子住民の積極的協力を要望したのですが、一連の放火事件は迷宮入りとなりました。三回に亘る放火事件で「逗子住民は姿なき放火魔に戦々兢々とし、火災保険に加入する者続出」(『神奈川新聞』1947.7.10)と報道されました。
 戦後の悪性インフレで学校経営は苦しく授業料値上げが続く中、校舎焼失に伴う復興費はそれに拍車をかけまし。授業料値上げ(1947年4月35円 → 1948年4月150円 → 1949年4月300円)だけで校舎復興資金を賄うことは不可能であり、公的資金の援助も仰ぎました。学校債を発行して、父兄・有志に協力を呼びかけ、復興バザーも開催されました。
1948年春に行われた復興バザーに向けて、荒井惟俊校長は次のように呼びかけています。

 昨年火災で校舎の大部分を焼失しましたが去る四月の新学期に木の香も高い十六教室が出来上りましたので諸君には二部教授の苦痛もなく落着いて勉強が出来る事となりまして喜び堪へません。
 黒板も机も椅子もまた近々の内には全部整備されますので以前に優る立派な教室となります、全く嬉しい事です。
 然し皆さん! ここに困つたことがあるのです、
 それは新校舎は出来上りましたが建築者に支払うお金がない事です。
現在毎月諸君から五十円宛の復興資金を戴いて居りますから数年後には全部支払う事が出来ますが、さし当り支払う二百万円のお金が只今はないのです。銀行がお金を貸してくれますと、皆さんが毎月納付する復興資金で順次に返金して行かれるのですが銀行はどうしてもお金を貸して呉れません。
(1948年4月30日付 復興バザー開催の通知)


1947年12月には物象教室および図画工作室を含む平屋建校舎一棟が、1948年5月には、16教室二階建校舎一棟が落成しました。校舎が旧に復す中、5月18日には創立四十五周年記念式典が挙行されました。同年は新制高校が発足した年でもあり、学園の新たな出発と新校舎完成が祝われたのです。

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           事件を報ずる新聞記事

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中3遠泳

2016/07/05

 

7月5日(火)本日、中3遠泳実習が実施されました。 

今回で29回目の遠泳実習でした。

気温24℃ この時期にしては涼しい陽気、

そして冷たい風もあり、コンディションとしては難しめでした。

 

開会式では学年主任の先生から

「皆が頑張れば自分も頑張れる。自分が頑張れば皆も頑張れる。」

と言葉がありました。

そんな2年前、林間学校で出会った言葉を思い出しながら

今日、大海に挑んでいきました。

 

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逗子海岸を出て、葉山港に向かって進み、江ノ島を左手に見ながら

南へ南へと隊列は進んでいきました。

 

約1500mを50分かけて1歩1歩進みます。

途中で心が折れそうになったときも、伝統の掛け声で

自らを奮い立たせている様子が印象に残りました。

 

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途中、苦戦する場面もあり、山あり谷ありの実習でした。

そんな厳しい中でも、それぞれが「中学3年間の集大成」として

海の中で、自分の成長を感じることが出来た1日だったのではと感じます。

 

(生徒の感想文から紹介します。)

○何回かあきらめようとしたけれど、回りで泳いでいる人たちが頑張っているのを見て、僕も最後までやりきることができた。あと、海って広いんだなあ~と思いました。見た目だとそんなに距離もないし簡単だと思っていたけれど、実際泳いで見ると進んでいる気が全くなく、終わりが見えなかった。今振り返ってみると緊張感がとてもあったと思います。水泳をやってきて成長した事が3つあります。1つ目は水(海)に興味ができた事です。2つ目は、逞しい心が育ったことです。3つ目は仲間と水泳を通じて話したり、競い合ったりする事です。水泳の授業をする事でもっと泳ぎが好きになりました。

 

○1年の時は、僕は泳げなかったので、水泳の授業は今よりもっと嫌いでした。平泳ぎがどんな泳ぎかも知りませんでした。でもそれなりに努力して練習していました。泳げるようになりたいとひたすら思って授業に取り組んでいました。今年は遠泳があったので、スピードを合わせる為の余裕が必要でした。しかし体力がないし、もともと遅かったのでとてもきつかったです。補習中もかなりきつかったです。でも昔よりあきらめなくなったなと思います。

 

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遠泳後は、保護者の方々から炊き出しのスープを頂きました。

冷えた体に芯までいきわたり「あったかさ」が十分に伝わりました。

そして陸からの多くの声援も。

そして水泳部・ヨット部の先輩たちによる励ましの一言も。

 

こうやって多くの人に見守られ、多くの人に支えられ

この行事も29回目を重ねることが出来ました。

ふとした時に、自分たちが今日、逗子海岸でしたことの大きさに気づくのかもしれません。

 

運営に携わっていただいた多くの方々、見守っていただいた保護者の皆様

本当にありがとうございました。

 

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海洋人間学

高2 必修土曜講座「イノベーションコンテスト」

2016/07/03

高2 必修土曜講座「イノベーションコンテスト」

7月2日(土)、必修土曜講座「イノベーションコンテスト」が開講されました。必修土曜講座とは、高2を対象とした講座で、社会に出る前に知っておくべき経済の仕組みについて学ぶ講座です。講師は藤村先生と金子先生。実際にビジネス業界で活躍された方々です。
「イノベーションコンテスト」では、テーマについてチームで話し合い、ソリューション(解決策)を見つけ発表する演習をします。講師の藤村先生いわく、「ソリューションを提供するのがビジネス」とのこと。
午前中は、マーケティングの基礎や実用性を学び、社会に見られるソリューションの例について模造紙にまとめ、発表しました。短時間で意見を1つにまとめるのは難しそうでしたが、発表では活発に質問も出て、時間がいくらあっても足りないくらい盛り上がりました。
午後は、金子先生によるコンビニの新サービスを考える演習です。まず、宿題になっていたコンビニの店長へのインタビューを発表します。午前の経験が活きたのか、まとめ方や発表の仕方もスムーズにできるようになりました。各チームが考えたコンビニの新サービスは、「外国人旅行者を対象とした両替サービス」、「在庫商品を検索するサービス」、「自転車貸し出しサービス」。実現化できるとうれしいサービスばかり! 環境や実体験を踏まえたアイデアは説得力がありましたね。
夏休み前にあともう1回演習をした後、代表チームが選出されます。代表チームは、田園調布学園の文化祭と本校の文化祭で行われる、相互発表会に出場することになります。今日の演習の成果を存分に発揮してほしいですね!

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土曜講座報告

土曜講座「大学教員が教える「虹色を出すめっきの実験」

2016/07/03

6月25日(土)に東京工科大学の西尾和之先生に本校に来ていただき、土曜講座大学教員が教える「虹色を出すめっきの実験」を行っていただきました。西尾先生には昨年度も土曜講座を行っていただき、人気の講座です。

以下、西尾先生が大学のブログにアップされたものです。本校の様子が記載されておりますので、ご紹介します。

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出前実験を行ってきました

6月25日に,逗子開成中学校・高等学校で開催している「土曜講座」を担当し,「虹色を出すめっきの実験」を実施してきました.昨年度に続いて2回目の実施となりましたが,アルミニウムの表面を電気化学的に酸化し,続いてめっきを行い,1枚のアルミニウム板に様々な干渉色(構造色)を出す実験です.これは首都大学東京の益田秀樹教授が開発したもので,東京化学同人「現代化学」の1997年1月号に掲載されています.

定員20名に対して希望者が多かったので,事前に抽選を行ったとの事でした.参加してくれた学生は中学生が多く,はじめにスライドを用いて原理を説明した内容は,少し難しかったかもしれません.しかし,いざ実験が始まると,皆さん興味津々で真剣に取り組んでいました.化学教育の一端を担う者として,若い学生に化学を楽しんでもらう機会を頂いた事に,改めて感謝しています.

この実験は,今年度の8/7(日),8/28(日)の東京工科大学のオープンキャンパスでも実施する予定です.また,1回の実験で対応できる人数は約20名までですが,今回の様に出張する事もできます.興味がありましたら,大学の広報部まで是非お問い合わせください.
http://www.teu.ac.jp/gaiyou/006493.html

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逗子開成中学校・高等学校は逗子海岸に非常に近いので,今回は実験の後に海岸まで出てみました.しかし,当日は浜風が凄まじく,砂が舞い上がって顔を直撃する状態でした.急いで,実験で使用した保護眼鏡を着用して事なきを得ました.

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土曜講座報告

高校1年生が披露山公園の清掃活動を行いました

2016/07/02

 7月2日(土)、本年度第3回目の清掃活動、高校1年生による披露山公園の清掃活動を、市役所緑政課・共生'95(ボランティア団体)などのご協力を得て、実施しました。
 披露山公園は、津波警報発令時の本校の避難場所にもなっている公園で、天気の良い日は江ノ島、伊豆半島まで見晴らせる逗子でも人気の公園となっています。また隣接する披露山庭園住宅は、日本屈指の高級住宅地であり、町並みも美しく有名人の皆さんが多数お住まいです。
 今回の清掃活動は、協力団体の皆さんが、6月29日(水)~7月1日(金)の間に、草刈り用の機械で大量の草を刈って、それを2日(土)に本校の生徒たちが、その草を処理するという、「連携プレー」で実施しているものです。この形が出来上がるまでには、ずいぶん試行錯誤もありました。
 協力団体の方とクラス毎に作業担当場所に向かい、作業が始まると、決まって「ぎゃー!」「む、む、虫だぁ~」という叫び声が...。最近の子供たちは、幼少期に虫と親しむ時間を持たないまま成長してきている者が多く、小さな虫にも大騒ぎとなります。しかし、そのうち慣れて来て、集中して作業が行われるようになります。
 40分ほど作業を続け、休憩。その後、20分くらい作業をして後片付け。
それほど長い時間でもありませんが、暑い中ではこのくらいが限度です。
終りの会では、公園を管理している逗子市緑政課の方からお礼の言葉をいただき、11時過ぎに解散になりました。
短い時間でも300人近い生徒が働いているわけですから、披露山公園は一気にきれいになりしました。これで、しばらくの間、公園を訪れた人たちには喜んでもらえることと思います。
 高校1年生のみなさん、ご苦労さまでした。

 次回の清掃活動は、9月24日(土)、中学1年生による逗子海岸の清掃です。

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清掃活動

2016夏休みミニ学校説明会 受付まもなく

2016/07/01

いよいよ夏休みミニ学校説明会が近づいて参りました。

ホームページ予約がまもなく開始されます。

*本校のお問い合わせメールやお電話でのご予約はできません。

今年の予約開始は 7月10日(日) 午前9時 からスタートです!

https://mirai-compass.net/usr/zkaiseij/event/evtIndex.jsf

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7月21日(木)~7月26日(火) (24日(日)除く)

各回10:00集合~12:00終了予定

☆ミニ学校説明会の流れ☆

学校説明、動画、入試についてご紹介し、

10:50頃から校舎見学を行います。

見学の途中、補習や部活で学校に来ている生徒へ

突撃インタビュー。

生徒たちの生の声をご紹介します!

見学会終了後には、食堂もご利用いただけます!

学校説明

7月21日(木)中学1年生が語る 学校生活紹介Part1

7月22日(金)中学1年生が語る 学校生活紹介Part2

7月23日(土)中学3年生が語る 遠泳

7月25日(月)在校生が語る逗子開成

7月26日(火)在校生が語る逗子開成

ぜひ、夏休みの一日 逗子開成にお越しください!

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お知らせ

映画『あん』鑑賞文紹介

2016/07/01

映画「あん」鑑賞文

6月8日に中1・中2の生徒が鑑賞しました。どら焼き屋を営む男性と、粒あん作りの腕を買われて働くことになった老女との、心の交流を描いた作品です。

【注意】鑑賞文は時に映画の重要な内容や結末に触れる場合がありますので、お気を付け下さい。
 

中1 S君

 逗子開成中学に入って初めての映画鑑賞。作品名は「あん」だった。
 この作品は、あるどら焼き屋に、一人の老女がやってくるところから始まる。そのどら焼き屋の店長、千太郎や、店の常連の中学生、ワカナの人生はその老女、徳江と出会って大きく変わっていく。そんなストーリーだ。
 最初、この映画を見る前、僕はつまらないだろう、途中で寝ようなどと考えていた。しかし、いざ蓋を開けてみると、作品で映し出されていた情景に、現実で起こっている社会問題の深刻さを教えられたような気がした。それは、世間において忌み嫌われた病の患者であり、前科を持つ者であり、大人に権利を奪われた者であった。その姿に、僕は心を打たれた。
 僕は、この作品から、「生命は尊い」というメッセージを伝えられたような気がした。作品中にこんな台詞があった。
「人は世界を見るため、聞くために生まれてきた。だから、何もしなくても、私たちには生きる意味があるのよ。」
この台詞に、あのメッセージが込められていると僕は思う。「だから、生命を大事にしないといけない」と、伝えたいのだと思った。
 実際に、徳江や千太郎、ワカナが何を考えているかなど分からない。分かるはずがない。だが、推測することならできる。例えその予想が間違っていたとしても、それは人の心に蓄積され、やがて血となり肉となる。その経験を積み重ね、人は成長していく。その過程で、智恵を身に付けることで、世間から弾かれた人々を救うことができる慈悲深い人間になれるのだと思う。僕は、そんな慈悲深い、優しい人間になりたい。

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