2021年11月 - 逗子開成ニュース

【国際交流】模擬国連活動報告

2021/11/30

少し前のことになってしまいましたが、発足以来積極的に参加してきた全国高校教育模擬国連大会(AJEMUN)に今年の夏も参加して来ました。逗子開成からは3ペアが参加し、そのうちの1ペアが初心者G議場にて最優秀初級者賞を頂きました。
今回の議題は「児童労働」、大使としての参加者数は600名を超え、北海道から鹿児島までほぼ全国から75校以上の参加がありました。今年は対面ではなくオンライン上での開催となりました。最優秀賞を頂いたのは高校1年生の佐藤司悠君、菊池星南君。今回はアフガニスタン大使としての参加。難しい議題の中で、小国代表としての苦しい立場での参加でした。更に現実の世界では米国のアフガニスタン撤退の直前という事もあり、より臨場感のある会議でした。そんな中、二人は自国と周辺諸国の利益の主張と、大国との対話を2日間粘り強く重ねたことが評価され、受賞に至りました。

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この会議は毎年夏休みを利用して全国規模で開催され、「高校生の高校生による高校生のための模擬国連」をキャッチフレーズに、運営にも生徒が積極的に関わる大きな大会です。逗子開成は過去にも初心者会議の最優秀賞、一般議場(経験者)での優秀賞を頂くなど大変活躍をしています。また、卒業生による校内練習会や、初心者対象の国連弁論練習会なども開催し、頑張っています。

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国際交流報告

海の宝アカデミックコンテスト2021全国大会 -海と日本PROJECT- 入賞

2021/11/27

本校の有志活動グループ、先端的海洋教育・高校生プロジェクトの生徒が、北海道大学大学院水産科学研究院主催の「海の宝アカデミックコンテスト2021全国大会」に応募し、以下のように優秀な成績をおさめました。

詳細は以下のリンク(マリン・ラーニングHP)からご覧ください。

 https://www.umicon.jp/contest/award2021.html

自分たちの口頭発表はもちろん、全国から集まった立派な発表を見聞きし、日本または世界が抱える環境等の諸問題に対する全国の小中高生の取り組みについて深く知り、様々な観点から私たちと海との関わりについて学ぶことができました。

団体は2015年6月に1期生の活動が始まってから6年が経ち、海洋教育の一つの形として「海」を素材とした教育の在り方を模索しています。生徒たちは自ら設定した研究テーマを育む過程で「海」を対象とし、課題解決に必要な知識や技能・表現力等を身に着けてきました。

全国Web頂上コンテストで発表させていただいた本校の作品は、地球の気候調節機能の一翼を担っている深層海流に着目し、その湧昇メカニズムと海底地形との関係について考察したものです。この研究内容は、元々1期生の生徒が始めたものを代々発展させており、今までにないアプローチで鉛直方向や深部での水の流れを捉え、定量的な考察をおこないました。グループでは、海が担う熱輸送の仕組みを明らかにすることが地球温暖化対策の鍵となると考えており、外部の方にもアドバイスをいただきながら研究を続けてまいります。

以下、入賞作品一覧(〇はプロジェクトリーダーの生徒)。

発表タイトル「流速測定から考える深層海流の湧昇における海山の影響」

高2 〇松井 勇樹,加藤 唯央,真船 倖輔

関東・中部ブロック優秀賞(全国Web頂上コンテスト出場

ちょうちんあんこう賞

審査員特別賞:

1.マリン・サイエンス部門

 日本海洋科学振興財団 オーシャン・アート賞

2.千葉市科学館賞

3.北海道大学水産学部賞

※「ちょうちんあんこう賞」:謎の多い深海の暗闇の中で、灯りをともし、悠々と泳ぐチョウチンアンコウの姿に、未知の世界を科学の力で進んでゆく魅力的で優秀な作品に授与される賞。

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発表タイトル「模様は地形を教てくれるのか」

高2 〇山田 晃史,廣瀬 時人

関東・中部ブロック奨励賞

発表タイトル「油が生物に及ぼす影響 ~海洋生物を守るために~」

中3 〇佐々木 颯,宮川 智大

関東・中部ブロック奨励賞

発表タイトル「どうして森は海の恋人なの?実は鉄が関係していた!?」

中3 〇水嶋 一樹,川西 琳大,佃 諒祐

関東・中部ブロック奨励賞

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海洋人間学

【学年行事】中学1年生の林間学校

2021/11/17

11月16日~17日にかけて中学1年生は林間学校に行ってきました。

1日目山登り

紅葉台を出発し、青木ヶ原樹海を見下ろす三湖台を通り、休暇村へ帰ってきました。天気も良く絶景を堪能することができたようです。下りの道は気を抜くと滑ってしまうので、大変という声が多くありました。

地学の先生から、溶岩樹型の説明を聞きました。

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夕食

ハイキング後はお風呂に入って、待ちに待った夕食です!富士桜ポークという柔らかく口の中でとろける豚肉を使ったお鍋も美味しかったですが、コロッケも引けを取らない美味しさでした。ご飯がすすみ、五杯以上おかわりした生徒も!

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洞窟探検

二日目のメインイベントは洞窟探検と樹海散策です。現地のガイドの方より洞窟ができる仕組みを聞き、壁や天井に触れて肌で感じました。樹海散策では途中、生徒が先頭に立って進み、入ってきた場所を目指すチャレンジがスタート。無事昼食の前に到着することができました。

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学校学年行事

2021年度 説明会・見学ツアーについて

2021/11/16

<本校の受験をご検討の方へ>

(2021年11月15日情報更新)

第3回・第4回入試説明会について、若干名定員の増席を行うことになりました。
11月16日(火)12時頃に反映されますので参加をご希望の方はイベント申込サイトより申込をお願いいたします。

また、今後予定している説明会・見学ツアーは以下のとおりです。
社会状況によって変更となる場合がございますので、
実施の有無、申込開始日等はイベント申込サイトでご確認ください。
(各イベントの開催1か月~2週間前までに情報更新いたします)

緊急事態宣言が発令された場合など、急遽内容の中止や変更が生じる可能性がございます。

※すべて事前申込制です。

なお今年度は、開成祭、OPヨット帆走実習の一般公開は行いません。

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■いきなり校内見学ツアー

12月18日(土)13:00~ (申込開始は12月4日(土)~を予定)


【内容】校内見学
【対象】小6優先 ※1家庭2名まで、いずれかの日程1回のみ
    他学年の方は開催日の1週間前より空席がある場合に申込可

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■中学入試説明会

11月20日(土)10:00~
11月27日(土)10:00~

【内容】入試の傾向とアドバイス(※校内見学・オープンキャンパス等はありません)
【対象】小6優先 ※1家庭2名まで、いずれかの日程1回のみ
    他学年の方は開催日の1週間前より空席がある場合に申込可

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■帰国生入試説明会
7月19日(月)よりオンデマンド配信中

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説明会・公開行事情報

【松坡文庫研究会】荒浪煙厓と松坡田辺新之助

2021/11/16

明治27、8年頃、飯田町練兵場近くの松坡先生宅の隣人が、田辺家の様子を記しています。

當時隣家にあった松坡氏宅の家庭は、子息二人娘一人に老母と夫婦の六人暮しであり、竹の垣根を隔てた丈けであり、子供らの騒ぐ聲など手にとる様であった。長男は元(はじめ)と云ひ、後に京大教授文博、文化勲章拝受者である。二男は至と云ひ、後に洋畫の大家となった。此兩人の喧嘩などすると、それを制するのがいつも老母の聲ばかりで、ハジメ、イタルと云ふ聲は頻に聞えるが、一向主人公の聲を聞かぬ。先生は留守かなと思ふ位であった。

これは『名流の風概』(1954 非売品)に収められた「田邊松坡」の項の一節で、書いたのは荒浪坦(あらなみ はじめ 号は煙厓、通称市平1870~1955)。駿河島田の人で貴族院速記者として40年近く務め、同時に漢詩人としても活躍した人物です。『昭和詩文』の編輯・撰者をその廃刊まで務め、生涯を通じて松坡先生と親しい交誼を持ち続けました。

煙厓が「ハジメ、イタル」と叱りりつける老母の声を聞いた頃、元は9歳か10歳、弟の至は一歳年下でした。悪戯盛りでよく喧嘩もしたのでしょう。隣人同士だった縁もあり、煙厓は松坡先生に詩の指導を仰ぎ、仁香保香城、萩原錦江らと共に茗礀吟社で活動もします。煙厓はまた松坡先生が幹事を務めていた晩翠吟社の詩会にも何度か参加しました。

こんなエピソードも書かれています。

或時予はその學校(鎌倉高等女学校)の向側の小學校に講演があって招かれて行った序でを以て、先生を女學校に訪問すると、折柄昼食時分であったが、先生は久しぶりにて逢ふのでユックリ話したいから四時頃今一度來て呉れと云ふのでその時間にお尋ねすると、先生は自動車を命じ鎌倉山の内の香風閣と云ふ料理兼温泉屋に案内され饗應された。その折の言葉に人は三十年間も交際出來るのは稀であるが、君と僕とは三十年の交誼を得て居る。洵に懷しいことだと云はれ歸途も同乘して鎌倉驛まで見送つて呉れた程だった。予はその時五律一首を作って似(おく)つたが後に次韻して下さった。

昭和6(1931)年晩夏の出来事ですが、この時の詩の応酬は煙厓の『清遠居詩鈔』(1943)所収の「鎌倉香風園松坡翁招飲」と『漢詩春秋』(第15巻第10号)に収められている松坡先生の「香風園小酌 次韻煙厓詩」です。煙厓の詩の一節に「果識人生樂 交游情斷金(果たして識る 人生の楽 交游の情 金を断つがごとし)」とあり、風雅な交わりが窺われます。

また、何年のことか不明ですが、ある夏煙厓が材木座水道路の松坡先生宅(菱花山館)を訪問した折のことも。

軈(やが)て夕方になつたので奥様が態々風呂を立てゝ一浴を勸められたので、予も一浴してあとで晩餐の饗に預つたが、其節先生自身の浴衣を貸して予に着せられた事を覺て居る。遂に一泊御厄介を掛けたのであった。

 鍈さんも含めた三人の打ち解けた様子が手に取るようにわかる微笑ましい逸話です。

 松坡先生最晩年の昭和16、17年頃、煙厓が松坡先生に寄せた詩があります(『清遠居詩鈔』)。

寄菱花山人      菱花山人に寄す

湘雲咫尺白帆風    湘雲 咫尺たり 白帆の風

花竹窓前鷗語通    花竹 窓前 鷗語通ず

文勢如潮老逾健    文勢 潮の如く 老いて逾々健なり

海東復見一坡翁    海東 復た見る 一坡翁

 老いてますます盛んな松坡先生の創作を称えた詩です。漢詩を通じて育まれたこうした友情の在り方は羨ましいものです。

荒浪煙厓 『名流の風概』口絵.jpg<荒浪煙厓 『名流の風概』口絵>

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松坡文庫研究会

【マラソン大会】中2中3マラソン大会実施

2021/11/16
本日のマラソン大会は予定通り実施します。 中学2年生は9時、中学3年生は10時集合です。 遅刻・忘れ物(健康調査票、ゼッケンなど)のないようにしましょう。 また、現地までは気を付けてきてください。
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学校学年行事

中1マラソン大会中止いたします

2021/11/09
本日予定されていた中学1年生のマラソン大会は中止いたします。したがって通常授業となります。
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