2023年6月 - 逗子開成ニュース

中学1年生 「花粉管の観察」

2023/06/28

6月27日、生物実験室をのぞいてみると机の上に顕微鏡の箱が並んでいました。元気に実験室に入ってきたのは中1の生徒たち。

これから生物の実験をするようです。

午後の授業が始まるチャイムの前にはみんな実験室に揃い始め、1人一台使用できるように用意された顕微鏡の準備をします。

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慣れた手つきであっという間に準備完了です。

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今日の実験のテーマは「花粉管の観察」

めしべの柱頭についた花粉はどのように花粉管を伸ばすのでしょうか。

今回は、プレパラートに寒天溶液を垂らして固めたものを、めしべの柱頭と想定します。

ホウセンカの花粉を爪楊枝でとり、この寒天培地にのせます。すると、花粉が水分を吸収して花粉管という管をのばします。

①花粉をのせた瞬間、②5分後、③10分後、④15分後の花粉管はそれぞれどのようにどれくらいのびるのでしょうか?

実験の内容、注意事項についての説明の後、

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動画で実験の手順を確認しました。

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早速実験に取りかかります。

まずは花粉を爪楊枝で取ります。

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そしてプレパラートの寒天培地に乗せ、

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観察します。

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スケッチしています。花粉を見つけられたようですね。

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5分後。花粉はどうなっているでしょうか?

「何か出てきた!」

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「すごいのびてる!見て!」の声に友達が集まってきます。

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顕微鏡で観察した花粉のスケッチを見させてもらいました。

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みんなしっかり花粉管がのびる様子を観察できたようですね。

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最後は片付け。

先生の指示に従って片付けます。

使用したプレパラートを洗い、トレーは戻します。

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なにやら楽しそうです。(笑)

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顕微鏡も丁寧に片付けます。

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短縮授業でいつもより少しだけ短い授業時間でしたが、先生の指示をしっかり聞いて時間内に片付けまで終えることが出来ました。

仲間の花粉管の様子を見せてもらったり、わからないところは生徒同士で教えあったりと、元気いっぱい中学1年生の仲良く楽しそうな姿をたくさん見ることができました。

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学習活動

【シネマ倶楽部】『さかなのこ』鑑賞文

2023/06/28

6月9日に中学1,2年生が『さかなのこ』を鑑賞しました。


(作品概要)

お魚が大好きな小学生・ミー坊は、寝ても覚めてもお魚のことばかり。他の子供と少し違うことを心配する父親とは対照的に、信じて応援し続ける母親に背中を押されながらミー坊はのびのびと大きくなった。高校生になり相変わらずお魚に夢中のミー坊は、まるで何かの主人公のようにいつの間にかみんなの中心にいたが、卒業後は、お魚の仕事をしたくてもなかなかうまくいかず悩んでいた...。そんな時もお魚への「好き」を貫き続けるミー坊は、たくさんの出会いと優しさに導かれ、ミー坊だけの道へ飛び込んでゆくーー。

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※生徒の鑑賞文には映画の内容も含まれますのでご注意ください。

(中2G Mくん)

僕はこの映画を鑑賞して、好きなことを続けることで、人生が豊かになるのだなと思った。正直、今の自分は圧倒的にこれが好きで熱中している、という物は全くない。ただ、たとえ周りからずれていても、それは必ずしも悪いことというわけではなく、むしろ幸せなことなのだろうと思った。もちろん周りをまきこんで迷惑をかけたりするのはよくない。それでも、一つのことに夢中になっている人はうらやましいなと思った。また、一つのことに夢中になることは、支えてくれる他者とのつながりが不可欠だと思った。支えてくれる人達がいるからこそ、自分はなにかに没頭できる。なので、自分は没頭できる物を持ってはいないが、誰かを支えたり、力になったりすることはできるのではないかと思った。さらに支えている側も、だんだん没頭していることに影響をうけ、同じように一つのことに没頭するということがおきる可能性もあり、そして輪が広がっていくということもあるのではないかとも思った。

 この作品は、ユーモア、感動、学べることが全てあり、内容、映像ともに非常に美しい作品でもう一度見たいほどである。もしも周りとは異なる趣味や思考を持っている孤独な存在だったとしても、自分自身を受け入れ、自分の熱中することに没頭することは大切なことだし、幸せなことだと思い、また、それを支えてくれる人もいるのだと思って自分らしく生きるということが大切なのではないだろうか。

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シネマ情報

海授業

2023/06/21

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今日の中3は海授業。ぞくぞくと生徒たちが集まってきました。

 

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先生から今日の流れの説明を受けたら

 

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さあ海へと出発です。

 

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海の目の前に立つ「逗子開成学園海洋教育センター」

 

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その地下に進み 

 

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毎年中1が作る歴代ヨットの艇庫をそのまま突き進むと

 

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すぐに光がさしてきます

 

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そしてこのトンネルを抜けると

 

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波の音が聞こえてきます。

 

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さあ、海へと到着です。出発地点から1分程度の出来事です。

 

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ライフセーバーの方が3名、待ち受けてくれていました。海授業では必ず複数のライフセーバーが生徒たちを見守ってくれます。

 

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今日はレスキューチューブとレスキューボートの使い方のトレーニングです。いざというときに備えての大切な時間です。

 

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生徒たちはレスキューボードの値段をきいてびっくりしていました。逗子開成にはこれが15本あります。

 

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ライフセーバーの方と一緒に体育の先生が実演。ちなみにこのライフセーバーの方、逗子開成の卒業生です。

 

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説明が終わり、海へと向かいます。安全のため手をつなぎ隊列を組みます。このシーンをみるたび、いつも素敵だなと感じます。

 

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海に入りました。「きもちいい」「あったかい」という声があちこちからきこえます。

 

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「水に体をならすために、水を体にかけましょう。」と号令がかかると

 

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それはもちろんこうなります。皆で水をかけあって楽しそう。

 

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最初は慣れないレスキューボードの操作も

 

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説明をききながら実際にやっていくうちに

 

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どんどん上達していきます。

 

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授業の最後は皆で力を合わせてバタ足。レスキューボードがすごいスピードで進みます。

 

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お疲れ様!これで今日のトレーニングは終わりです

 

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となるともちろんやっぱりそのあとはこうなります。

 

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最後に、お世話になったライフガードの皆さんに礼

 

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ありがとうございました!

 

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ライフガードの皆さん、ありがとうございました!

(真ん中が卒業生の方です)

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海洋人間学

PTA鑑賞会 劇団四季『クレイジー・フォー・ユー』

2023/06/21

6月14日(水)、今年度のPTA成人部鑑賞会は
『クレイジー・フォー・ユー』 KAAT神奈川芸術劇場で行われました。

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出がけにはあいにくのお天気でしたが、会場に着くころには雨も上がり、
カラフルなポスターで気持ちも上向きに!
小和田校長先生、PTA総務谷原先生と保護者の方々、総勢150名の皆さんがご参加くださいました。

学年毎に時間をずらして入場。


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今回の演目はキューピッドの矢が飛び交うラブコメでしたが、不器用だけど好きな女の子のために頑張る主人公が初々しく可愛かったです。

高鳴る気持ちを華やかなビッグバンドの演奏に乗せて舞うタップダンスに観客の心も躍ります。あっという間の3時間でした。

今年度の土曜講座でも同じ演目の鑑賞会が行われるとのこと、生徒たちも仲間とともに楽しんでくれることでしょう。

成人部の皆様、楽しい企画をありがとうございました。

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PTA活動報告

【松坡文庫研究会の活動】河村城址碑

2023/06/15

松坡文庫研究会代表の袴田潤一先生より原稿を預かりました。中世の山城跡にたつ石碑と松坡先生の関係とは?是非ご一読ください。

                                              

【松坡文庫研究会の活動】河村城址碑
 JR御殿場線山北駅の南側の標高225.0mの城山の頂上付近、かつて河村城の本城郭址西側に高さ3.5m、幅1.2mほどの立派な石碑が建っています。碑題は徳富蘇峰(筆名 菅原正敬)の書で「河村城址碑」。碑陰には歴史学者で紋章学の権威である沼田頼輔(1867~1934)の700字に垂んとする撰文が田辺新之助の端正な書き振りの楷書で記されています。昭和4(1929)年4月に川村町青年団(川村町は山北町の旧名)によって建てられたものです。

 河村城は古代末期に藤原秀郷の流れを汲む河村秀高によって築かれたとされ、南北朝時代には南朝方の河村氏と北朝方の畠山氏との攻防の舞台となりました。その後、畠山氏、上杉氏、大森氏、後北条氏の手を経て、16世紀末、豊臣秀吉による小田原征伐後で廃城とりなりました。1990年代に城跡の調査研究が行われ、城が連郭式(本丸・二の丸・三の丸が一列に並ぶ)山城であったことがわかり、一帯は「河村城址歴史公園」として整備され、城の遺構は1996年に神奈川県内の山城としては初めて県指定史跡となりました。

 さて、遡って大正期、川村小学校校長で郷土史家でもあった長坂邨太郎(生卒年不詳)が町の祖でもあり、町名のもとになった河村氏を顕彰することを目的に、河村氏及び河村城の研究に努めました(研究の成果は『河村城址記』1931や『歴史上より見たる河村氏』1937などに結実しています)。そうした機運の高まりの中で、昭和天皇即位奉祝記念事業として川村町青年団が建碑を企図したのです。青年団は保勝会を組織し、2千数百円の寄付を集めたといいます。

 碑を建てるに当たっても長坂邨太郎は奔走します。碑題を尊敬する徳富蘇峰に依頼し、蘇峰はそれに応えて「河村城址碑」の立派な題を書いたのです。撰文は沼田頼輔に依頼しました。長坂と沼田は神奈川師範学校の同窓で、長坂は明治19(1886)年2月22日に、沼田は同年9月14日に同校を卒業しています。古くからの知友であることに加え、沼田氏が波多野河村氏族の出であることも関係していました。建碑に先立ち沼田は同僚で小田原出身の相田二郎らとともに川村町を訪ね、川村小学校で河村氏及び河村城についての講演を行っています。

 ところで、碑文を田辺新之助先生が書くに至ったのはなぜでしょう。これまで調査した田辺先生関連の資料から長坂邨太郎と田辺先生の交友について窺われるものは皆無です。碑題を書いた徳富蘇峰からの依頼の可能性はあります。蘇峰と田辺先生とは長きにわたる交友があり、徳富蘇峰記念館(二宮町)には明治42(1909)年から昭和3(1928)年までの田辺先生の蘇峰宛書簡10通が保管されています。一方、撰文者である沼田からの依頼の可能性はどうでしょうか。私は沼田が田辺先生に書を依頼した可能性が高いと考えています。沼田は師範学校を卒業すると鶴嶺村(現・茅ヶ崎市)の小学校訓導、高座郡一之宮学校(現・寒川町)校長兼訓導、尋常高等茅ヶ崎小学校(現・茅ヶ崎市)校長兼訓導を経て、明治30(1897)年に東京府開成尋常中学校教諭となっているのです。同校では田辺先生が英語・地理を講じており、先生は沼田が赴任してきた年の末に同校校長になりました。沼田が鳥取県米子中学校に転ずる明治34(1901)年までの短い間でしたが、沼田にとって田辺先生は同僚であり上司だったのです。私的なことを言えば、沼田の娘は田辺先生と昵懇の仲だった澤田カズ(金偏+和)義の長男に嫁いでいます。

 建碑のために多額の寄付を集め、巨大な石材を酒匂川から運び上げたのは川村町青年団の団員でした。碑はそうした熱意に動かされた徳富蘇峰、沼田頼輔、そして田辺先生の協力によって竣成しました。碑が建つ河村城本城郭址へは、山北駅から標高差100m余を登って約30分で辿り着きます。御殿場線の本数が少ないのが残念ですが、乗り換えがスムーズに行けば逗子駅から山北駅までは1時間半もかかりません。爽やかな日に、ちょっとしたハイキング気分で足を運んでみてはどうでしょう。河村城址公園南側からの太平洋方面の眺望も素晴らしいものです。


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河村城址碑正面               

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河村城址碑碑陰

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松坡文庫研究会

2023中学体育祭ダイジェスト

2023/06/14

2023年5月16日(火)に中学体育祭が行われました。

元気いっぱい中学生の活躍をダイジェスト動画にしてアップしました。

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本校ホームページトップ→「動画でわかる逗子開成」→「逗子開成シアター」からご視聴できます。

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逗子開成中学校 (google.com)

こちらのページには、学校行事・授業の様子・生徒の活躍など、他にもたくさんの動画をアップしておりますので、ぜひご覧ください。

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