7月5日(火)本日、中3遠泳実習が実施されました。
今回で29回目の遠泳実習でした。
気温24℃ この時期にしては涼しい陽気、
そして冷たい風もあり、コンディションとしては難しめでした。
開会式では学年主任の先生から
「皆が頑張れば自分も頑張れる。自分が頑張れば皆も頑張れる。」
と言葉がありました。
そんな2年前、林間学校で出会った言葉を思い出しながら
今日、大海に挑んでいきました。
逗子海岸を出て、葉山港に向かって進み、江ノ島を左手に見ながら
南へ南へと隊列は進んでいきました。
約1500mを50分かけて1歩1歩進みます。
途中で心が折れそうになったときも、伝統の掛け声で
自らを奮い立たせている様子が印象に残りました。
途中、苦戦する場面もあり、山あり谷ありの実習でした。
そんな厳しい中でも、それぞれが「中学3年間の集大成」として
海の中で、自分の成長を感じることが出来た1日だったのではと感じます。
(生徒の感想文から紹介します。)
○何回かあきらめようとしたけれど、回りで泳いでいる人たちが頑張っているのを見て、僕も最後までやりきることができた。あと、海って広いんだなあ~と思いました。見た目だとそんなに距離もないし簡単だと思っていたけれど、実際泳いで見ると進んでいる気が全くなく、終わりが見えなかった。今振り返ってみると緊張感がとてもあったと思います。水泳をやってきて成長した事が3つあります。1つ目は水(海)に興味ができた事です。2つ目は、逞しい心が育ったことです。3つ目は仲間と水泳を通じて話したり、競い合ったりする事です。水泳の授業をする事でもっと泳ぎが好きになりました。
○1年の時は、僕は泳げなかったので、水泳の授業は今よりもっと嫌いでした。平泳ぎがどんな泳ぎかも知りませんでした。でもそれなりに努力して練習していました。泳げるようになりたいとひたすら思って授業に取り組んでいました。今年は遠泳があったので、スピードを合わせる為の余裕が必要でした。しかし体力がないし、もともと遅かったのでとてもきつかったです。補習中もかなりきつかったです。でも昔よりあきらめなくなったなと思います。
遠泳後は、保護者の方々から炊き出しのスープを頂きました。
冷えた体に芯までいきわたり「あったかさ」が十分に伝わりました。
そして陸からの多くの声援も。
そして水泳部・ヨット部の先輩たちによる励ましの一言も。
こうやって多くの人に見守られ、多くの人に支えられ
この行事も29回目を重ねることが出来ました。
ふとした時に、自分たちが今日、逗子海岸でしたことの大きさに気づくのかもしれません。
運営に携わっていただいた多くの方々、見守っていただいた保護者の皆様
本当にありがとうございました。