4月8日(土)8時30分、受験を終えたばかりの先輩の話をきくために、徳間記念ホールは新しく高3になった生徒たちで埋め尽くされました。難関大学講演会です。
会がはじまるまでのスキマ時間も無駄にしない新高3たち。この後の講演会で「スキマ時間を有効利用しよう」という話も出ましたが、すでに実践できているのですね。
そんな気迫あふれる高3たちの時間を大切に考える卒業生の先輩たち、入念な準備をしてこの日を迎えてくれました。
国立文系を代表してY君。実際の参考書名を挙げながら、具体的な勉強の中身についてたくさん話をしてくれました。同じ大学を目指す生徒たちにこれ以上のないアドバイスとなったことでしょう。
私立文系を代表してO君。メンタル的に落ち込んだ時期の話をしっかりしてくれたことで、この先助けられる高3生がたくさんいることでしょう。
国立理系を代表してS君。仲間とともに真剣にがんばった時間の尊さが話のはしばしから伝わってきました。
私立理系を代表してM君が話をしてくれました。成績下位からの第1志望合格を支えてくれたのは、担任の先生の「Mは伝説つくるよ」という言葉だった、というエピソードが印象的でした。
生徒たちもメモを取りながら真剣に聞き入ります。
メモを写真でとらせてもらいました。話の中身の濃さも、高3生の真剣さも伝わってきます。
印象に残ったフレーズをここにいくつか記載します。
・自分を信じるのは案外難しい。目の前の問題を、信じる
・受験当日、受かろうと思うと過度に緊張してしまう。自分の全力を出すことだけを目的にする
・こんなにやる必要があるのかという気持ちになったときには「合格の確度を上げていく」と考える
・塾などの何かを妄信してしまうと、考える機会を奪われてしまう
・併願校選びは、過去問を解きながら「解いていて楽しいと思えるか」も判断材料のひとつにした
・私文は楽な道ではない。教科を絞ることで不安定な受験につながる。その不安定を少しでも安定に近づけるために、5教科すべて勉強している人以上に勉強する、私文とはそういう選択。
・自信は大切。自分ならできるという気持ちがないと、さぼってしまうから。
質疑応答の時間には勉強スケジュールや息抜きについての話題が出て盛り上がりました。
会の最後に、後輩のために力を尽くしてくれた先輩たちに惜しみない拍手が注がれました。
解散の後もロビーに残ってくれていた卒業生に、いろんな生徒が質問をしていました。
「伝説つくるよ」エピソードの二人。
卒業生の皆、今日は本当にありがとうございました!