2023年3月1日。高校三年生が今日、卒業します。
こうして仲間と登校するのも今日が最後です。
登下校でさえもかけがえのない時間でしたね。
教室をのぞいてみると、早くきた生徒たちが談笑していました。こういう姿が見られるのも今日が最後。
この教室では飾りつけをしていました。
この教室も。素敵!
こんなにかっこよく仕上がりました。
このネクタイを結ぶのも今日が最後です。
廊下では答辞を行う代表生徒が最後の確認をしていました。
少し張り詰めた空気の中、最後の朝HRがはじまりました。
コサージュのつけ方を伝授中。
上手につけられていますね。さすが高3生。
最終日をとんでもない状況で迎えてしまった生徒を発見(笑)
会場に足を向けると、すでに一番乗りの保護者の方々がいらっしゃいました。
ステージの上も準備万端です。
式典での演奏に備えて吹奏楽部が練習をしています。いつもありがとう!
謝恩委員の方々、朝早くからご準備ありがとうございます。
受付で配られるのは最後の学年通信です。ぜひ画面をタッチしてアップでみてください。学年会のみなぎる愛とエネルギーが伝わると思います。
担任の先生、いざ会場へ。
スーツ姿が決まってますね。
たくさんの保護者の方が集まってくれています。
謝恩委員の方が用意してくださった花束たち。
生徒たちが会場入り口まで集まってきました。
ナイスショット、いただきました。
あとは入場の合図を待つばかりです。
入場1分前。ドキドキしてきました。
さあ、入場です。
吹奏楽部が演奏する開成マーチに乗って、高3生が入場してきます。
保護者の方が見守る中、入場が進みます。
さあ、全員揃いました。いよいよ開式です。
司会の先生の開式の合図とともに、卒業式が開式です。
吹奏楽部による校歌の演奏。こうして皆で校歌を味わうのもこれで最後です。
卒業証書授与
学校長からひとりひとりに手渡しで卒業証書が授与されます。
担任の先生たち。一人一人の生徒の名前を気持ちをこめて読み上げます。それぞれの生徒との思い出が頭をよぎっていることでしょう。
学校長は式辞の中で、ふたつの大切な思いを言葉にしました。
「リスクをおそれずに挑戦するファーストペンギンであってほしい。決断する勇気を持ち、失敗をしたらそこから学んでほしい。そして、学び続けてほしい。君たちはまだ世界のほんのわずかを知ったにすぎない。幼児の時から持っている学びたいという気持ち、その気持ちに素直に、人生を通して学び続ける人であってほしい。」
学校賞・および臼井賞が、学業成績優秀者・クラブ活動優秀者・研究コンテスト優秀者に送られます。
続いて皆勤賞の表彰です。六か年皆勤が30名、三か年皆勤が50名。それだけの期間無遅刻無欠席でいるのは大変立派ですね。
理事長は祝辞の中で「高貴な人は、自分の力を開拓する義務があると考え、そしてそれを社会全体のために生かすべきだと考える」という話を通して、君たちにそういう人であり続けてほしいと語りかけました。
PTA会長は祝辞の中で「コロナによる制限・自粛の中で本来の3年間が失われた苦しさ・くやしさに思いを重ねながらも、その中で創意工夫できた自分、当たり前だと思っていたことが実はとてもありがたいことだったと再認識できた自分を大切に、これから先を生きて行ってほしい」と生徒たちに伝えてくれました。
在校生送辞。「コロナ禍という制限の中でも可能性をあきらめず、素晴らしい体育祭を作ってくれた先輩方。苦境の中でもより良いものを作り上げようとしたその姿を多くの後輩たちが見ています。ぼくたちがそれを引き継ぎ、後輩に託していきます。」と力強く語る姿に、学校はこうして作られていくのだ、という事実を目の当たりにしました。
卒業証書をいだきながら、後輩の言葉に真剣に耳を傾けます。
卒業生答辞。遠泳を完泳したものとして、開成祭の実行委員として、サッカー部のキャプテンとして、受験生として、さまざまな経験を具体的に語りながら「楽しいときも、苦しいときも、さみしい時も、がんばりたいときも、いつもそこにいたのは仲間だった」という心を打つ話をしてくれました。そして「みんな恥ずかしくて直接言えないかもしれなから代表していいます。いままで全力でサポートしてくれてありがとう。本当にありがとう。」と家族への感謝の思いを言葉にしてくれました。
これにて卒業式が終了。卒業生が退場します。
元気よく退場する生徒たち。いい卒業式でした。
先生方に見守られ体育館をあとにします。
生徒たちが教室に戻ったあとの体育館では、謝恩会が開かれました。
謝恩委員の方が、保護者を代表して、先生方へメッセージを届けます。
それを受けて学年主任の先生が保護者の皆様へ感謝の思いを伝えました。
謝恩委員の方々からそれぞれの先生へ手渡しで花束が贈呈されました。
その後クラス単位で、担任と保護者の方の最後の時間を持つことができました。
学年会の先生ひとりひとりに特製のアルバムを作ってくださいました。素敵な写真とメッセージが盛りだくさんの、一生の宝物になるようなアルバムです。うらやましいです。
謝恩委員の方々、どうもありがとうございました!
担任の先生を待つ間、生徒たちは思い思いに最後の時間を過ごします。
アルバムに書いてもらった寄せ書き、卒業してからも折に触れ読み返します。宝物です。
教室に戻った担任の先生が、最後のHRを行います。
いよいよ別れの時が近づいています。
最後まで明るい、元気いっぱいの皆でした。卒業おめでとう!!
コロナ以前は、卒業式を終えたばかりの先輩たちを後輩たちが取り囲み、別れを惜しむ時間がそこかしこで持たれていました。とても、とても素敵な時間でした。
コロナ禍の中失われていたそういった時間も、徐々に取り戻しつつあります。
今年の卒業式は、前後で後輩と卒業する先輩たちのふれあいをいろんなところで目撃できました。
陸上部は卒業する2名の先輩のために、高1高2の部員が勢ぞろいであたたかい時間が持てました。
部活の後輩から寄せ書きをもらった先輩たち。こちらは社会科学部。
こちらは演劇部。
先日Facebookの記事で取り上げた高校野球部の寄せ書きも無事先輩の手に渡りました。
卒業生の皆様。
あらためまして、卒業おめでとうございます。
卒業生が戻ってこられる場所を守るのも我々の大切な使命です。
いつでも戻ってきて、いろんなお話をきかせてください。
素晴らしい6年間を、ありがとう。