本日の生物の授業では、サバの解剖を行いました。
(魚を解剖していますので、苦手な方は以下お気を付け下さい。)
まずは黒板・プロジェクターを使って、解剖する時の注意点などの説明がありました。
その後、先生のデモンストレーションで解剖の流れを教わり、実験の準備を始めます。
まずはサバの肛門からハサミを入れ、内臓を傷つけないように側面を切り取って内臓を摘出し、色、形、硬さや大きさを観察します。
その後内臓を摘出したサバは包丁で三枚におろし、頭からは眼球と脳、中落ち部分の脊椎骨からは脊髄を摘出します。
ほとんどの魚には鱗がありますがサバの表面はツルツルとしていて一見鱗が無いように見えます。サバの皮はどうなっているのでしょうか?身の部分の皮を剥いで観察します。
また、サバにはアニサキスという寄生虫がいます。見た目は白色の糸のようで、内臓(肝臓)にいることが多いので探して観察します。
このような流れで、2コマ分の授業時間を使って解剖を進めていきました。
精巣をきれいに取り出し、内臓も摘出できました。えら・心臓・肝臓・幽門垂・胃(内容物)・腸へと分解していきます。
きれいに分解できたようですね。
苦戦している班には先生が丁寧にアドバイスしていました。
浮袋を傷つけないよう慎重に取り出しています。
こちらの班では、サバの胃から真イワシがそのまま出てきました。
こちらの班ではアニサキスがなかなか見つかりません。内臓の裏までじっくり探します。
摘出した内臓はえら・浮き袋・心臓・肝臓・幽門垂・胃(内容物)・卵巣精巣・腸・眼(水晶体)・脳・脊髄・寄生虫と分け、こちらのボードに置きます。
内臓を取り出し終え、サバを三枚におろします。脊椎骨を感じながらギリギリのところに包丁を入れます。
みんなきれいに内臓を取り出せました。
みんなで協力して片付けをします。
解剖し終えたサバは実験室で扱っているので食べることはできません。
生物室の目の前に設置したコンポストで微生物の働きを活用して発酵・分解させ、その土は夏にグリーンカーテンを育てる時に使います。
生き物を扱うということで、感謝の気持ちを持ちながらしっかりと向き合い実験を終えることが出来ました。
実際に、見て触れて、じっくり観察したり積極的に調べて、様々な発見ができたのではないかと思います。