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【シネマ倶楽部】『ディア・エヴァン・ハンセン』鑑賞文

2022/10/11

9月27日(火)に中学3年生・高校1年生が『』を鑑賞しました。


(作品概要)

エヴァン・ハンセンは学校に友達もなく、家族にも心を開けずにいる。ある日、自分宛に書いた「Dear Evan Hansen」(親愛なるエヴァン・ハンセンへ)から始まる手紙を、図らずも同級生のコナーに持ち去られてしまう。後日、校長から呼び出されたエヴァンは、コナーが自ら命を絶った事を知らされる。悲しみに暮れるコナーの両親は、手紙を見つけ息子とエヴァンが親友だったと思い込む。彼らをこれ以上苦しめたくないエヴァンは思わず話を合わせてしまう。そして促されるままに語った「ありもしないコナーとの思い出」は人々の心を打ち、SNSを通じて世界中に広がり、彼の人生は大きく動き出す――。

2016年ブロードウェイで初上演以来、チケットは連日完売し、トニー賞・グラミー賞・エミー賞など数々の賞に輝いた大ヒットミュージカルを映画化。『ラ・ラ・ランド』『グレイテスト・ショーマン』を手がけた音楽チームが贈る感涙間違いなしの本作品、音楽はもちろんのこと、SNSが身近にある学生たちの等身大の姿に、きっと心揺さぶられるだろう。

ディア・エヴァン・ハンセン①.jpg

※生徒の鑑賞文には映画の内容も含まれますのでご注意ください。

(高1A Wくん)

 私はこのディア・エヴァン・ハンセンを見て思ったことがある。初めにエヴァンがウソをついたのはエヴァンの遺族への優しさだと思っていたが実はこれは自分自身を助けるためだと思った。友達という存在がいなかったエヴァンはコナーを友達とし安心していたのだ。そしてエヴァンのコナーの追悼スピーチが成功したときも一人じゃないという自分のメッセージを伝えることができたもののまだコナーの存在に頼っていると感じた。また私はこの時ギプスが区切りだと考えた。ギプスをしている間はコナーとの偽りの関係がありギプスの中に閉じこめているようだったがケガがなおりギプスを取ったとたんにこれまで封じてきたウソが全て解き放たれたと解釈した。そしてウソがバレるという時に自分の口から真実を伝えることはとても難しいだろう。エヴァンはコナーの自殺で誹謗中傷に苦しむコナーの家族を守るために真実を話した。最初彼は彼の優しさをウソをつくことで、後半は真実を話すことで活かしたのだ。またそれに加え彼はコナーをほとんど知らなかったがウソだとバレてから自分の力でコナーのことをしろうとしたのはとても大きな進歩だと考えられる。またウソがわかる前にゾーイとお互いに好意を持っていたため二人が付き合うというシーンが一番幸せなように思えるが最後の果樹園で一人でこれからの人生ウソをつかず自分らしく生きると以前まで優柔不断で自分で決断することがなかったエヴァンが自分自身で決めたところには心を動かされた。

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