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プロフェッショナル in 徳間記念ホール

2022/09/05

9月5日、逗子開成に4人のプロフェッショナルが訪れました。みずほ証券の第一線で活躍中の4名の方が逗子開成高校1年生のために徳間記念ホールでお話をしてくれたのです。高2からの文理選択を控えそれぞれが人生設計に向き合う高校1年生たちにとって、貴重な時間となりました。

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学年主任の先生から4名の方の紹介。室長、支店長、課長、2年目の方と錚々たるラインナップに生徒たちの表情も引き締まります。

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まずは室長が、金融について、そして社会人としての生き方について、さまざまなお話をしてくださいました。

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平均寿命が飛躍的に伸びる中、仕事とは生きることそのものであること。一発大儲けというイメージより、やりがいのある仕事に就き、それを長く継続できる生き方を目指すことが幸福への近道だと感じさせてくれるお話でした。

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時折クイズを交え、楽し気な雰囲気がホールを包みます。「人生どのくらいのお金が必要?」というクイズでは7割の生徒が正解をしていました。高校1年生ですが、早くも人生がリアルにイメージできているのでしょうか。頼もしい限りです。

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金融とは、資金を融通する仕事。身近なようでいて実は深く知らない世界について、わかりやすく掘り下げてくれました。

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続いて3名の方が、それぞれの職業人生について語ってくれました。お金がないとせっかくのアイデアも実現ができないこの世界で、よいアイデアを持つ個人・企業同士を金融を通して結び付け、社会を、世界を動かしていけるところにやりがいを感じるというお話を、生徒達はかたずをのんで聞き入っていました。

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「理系であれば機械と向き合っていればいいという時代ではない。コミュニケーションスキルといった文系的要素も必須。文系の人であれデータを読み解き論理的に分析するなど理系要素も必須」というお話は、文理選択の岐路にたっている高校1年生にとって、大きな意味を持つ言葉になったことでしょう。

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質疑応答の時間では、生徒たちが積極的に質問をする姿が見られました。「半沢直樹的な世界は現実にあるのか」などの面白い質問にも、わかりやすくしっかりと答えてくれました。

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「自分がリーダーになったときに部下と良いチームをつくる秘訣は」という生徒からの質問に対して「わからないことがあったら質問して、ではなくて、こちらから質問をしたりアドバイスをするなど積極的にかかわってほしい。困っているときにひとこえかけてくれた先輩のことは一生忘れません」という胸が熱くなるような話もきくことができました。

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<編集後記>

徳間ホールでの時間が終わり、お話しくださった4名の方は応接室へ。そこでひとつ質問を投げかけてみました。「大学受験という舞台でがんばり抜ける生徒は、その後の実社会でも活躍できる、という傾向はありますか?」するとみずほ証券の方々は大きく頷き「もちろんです」と力強く答えてくれました。中学受験は親子二人三脚で越えるもの。一方大学受験は、おそらく人生ではじめて、自分ひとりでしっかりと乗り越えていくハードル。その経験にしっかり向き合えた人、その中で成長していくことに喜びを感じられた人は、その後の社会が待つ数々のハードルもしっかり越えていける人物に成長している。大学受験でのがんばりがその後の社会での活躍に直結している、第一線で活躍するプロフェッショナルの方々がそうはっきりおっしゃってくれたことは、多くの高校生・そして高校教師にとって、励みになるのではないでしょうか。

逗子開成の生徒たちのために貴重な時間を本当にありがとうございました。

カテゴリー :
総合学習「人間学」

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