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PTA主催 講演会

2022/08/01

 PTA主催「父親講演会」を6月25日(土)に開催いたしました。

 本校の「父親懇談会」、通称"父懇(ちちこん)"は、例年は2部構成【第1部講演会・第2部懇親会(立食形式)】で開催しており、楽しみにしていただいている方も多いイベントの1つなのですが、昨年と同様、今年も新型コロナウィルス感染拡大予防のため、父親懇談会は講演会のみの開催となりました。

 今年の講演会は、親業訓練協会インストラクターの中村まゆみ先生をお招きし、『自己肯定感と自立心を育むために出来る関わり~父親だからこそ出来ること~』をテーマにお話をしていただきました。

 

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 この親業では、3つの柱〈聞くこと、話すこと、対立を解くこと〉が大事だということで、実際にはどういうことか、2人1組になってロールプレイをしました。各々が子どもと親の役を受け持ち、その受け答えのパターンを通して、お互いの気持ちを実感し、子どもが自己肯定感や自分で解決しようとする力を持てるようにするにはどのように接するとよいのか、また質疑応答ではコーチングとの違い等をお話していただきました。

 子どもが思いやりを持ち、1人の人間として自立し、成長していけるような関係を築くためには、日々の生活での対話も重要だと、改めて子どもとの関わり方について考えるよい機会となったかと思います。

 

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 当日は、定員(200名)を超える申し込みがありましたが、申し込みいただいた全ての方にご参加いただけるようにいたしました。また、父親ボランティアの方を若干名募集し、講演会の運営を一緒に手伝っていただきました。ボランティア募集につきましても多くの皆さまにお申し出いただき、ありがとうございました。


 7月16日(土)、本校カウンセラーで関東学院大学教育学部教授の青戸泰子先生をお迎えして、『2022年度PTA第1回保護者セミナー』を徳間記念ホールにて開催いたしました。

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 今年度第1回目の「基礎講座」は、『気になる子ども編5ー発達特性の理解と関わり方ー』をテーマにご講話していだたきました。

 まずは後出しじゃんけんゲーム。身体を動かし笑うことでリラックスし、集中力の高まりが期待できるそうで、ゲーム後は和やかな雰囲気となり、会はスタートしました。

 子どもが成長していく中で、無気力や不登校等の不適応のサインがあったら、そこには必ず理由があります。不適応の主なリスク要因としては、発達課題・発達特性・環境要因・医学的要因があり、取り巻く環境と折り合わない時に不適応のサインが出てくるとのこと。今回はその中の発達特性を中心にお話しされました。発達特性にはいろいろなタイプがありますが、それぞれの関わり方のポイントに注意して、環境と折り合いがつくように接することが重要だそうです。社会生活に支障があれば、発達障害と考えるが、手立てや方策を身につけ、環境と折り合うことで、それは個性や才能となります。特性を理解した関わりや環境を調整するには、良好な親子関係を築くのが大事であるとのことでした。

 また、子どもへの効果的な関わり方には4つの原則があり、〝注目の力″に注目して接するとよいそうです。「条件づけの愛情」になっていませんか?自己肯定感を高めるためにも、子どもに心の安全基地を作りましょう。教育(支援)の目標は、子どもが進路を主体的にとらえ社会的に自立することですが、(究極的な)教育の目標は、命の大切さを知ることです。発達特性は関わり方次第です。

 最後に、人の幸せとは、愛され、褒められ、役に立ち、必要とされること、豊かな社会生活とは、支え合える人間関係、意味や価値を見出すこと、楽しいという想いだと考えます。皆さん自身もこの楽しいと想う時間を大事にしてくださいと締めくくられました。

 時間の関係で保護者からの質問にはあまりお答えしていただくことができませんでしたが、ご参加いただいた保護者の皆さまには有意義な時間をお過ごしいただけたのではないでしょうか。

 次回は12月以降に、第2回保護者セミナー「応用講座」として、これまでに「基礎講座」にご参加経験のある方を対象に開催する予定です。「応用講座」も是非ご参加ください。

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(文責PTA)

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