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日々の授業~英語編~

2022/06/06

6月6日、高2の英語の授業をのぞいてみました。

中間試験に出された初見の長文問題を題材に授業が繰り広げられていました。

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スライドと黒板を併用しながらリズミカルに授業が進みます。写真は「しりとり型の論理展開」が説明されているシーンです。しりとりがりんごの「ご」を受けて次の「ご」りら、とつながるように、英文の頭の部分が前の英文のおしりの部分を受けている、という展開の説明です。「旧情報」「新情報」という言葉で説明される内容ですが、しりとりに例えることでわかりやすく頭にはいってきました。

他にも「論説文においては第1パラグラフのSがその文章全体のテーマになることがよくある」「テーマがとれてしまえばあとはそのテーマに沿って読むだけ。示されたベクトルを頭から離さずに読もう」「単語に知っている訳語をペタっとはりつけるのではなく本文全体を踏まえてとらえる」「第2パラグラフの1文目のthis principleが第1パラグラフの内容全体を指している。こういう展開は難関大の要約問題で頻出」など、目の前の文章の説明をとっかかりとして、いろんな場面で応用できる技術がふんだんに紹介されていました。

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ここ、というところでサッとメモをとる手が動く生徒たち。


授業の後半戦は「生徒たちが精密な記述ができるようになる」というテーマに沿って進みました。

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生徒が実際に書いた答案を4つ印刷して渡し、採点基準を伝えた上で、実際に採点を生徒にしてもらう、という展開。生徒たちは実際に自分が採点官となることで、今後自分が答案を作るときに、採点官の気持ちを考えながら、採点官に「自分はここがちゃんとわかっています」ということをアピールできるような答案用紙が作れるように、と考えることができていました。

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自分がつけた点数と、まわりの生徒がつけた点数を比べているところです。各所で興味深い議論が聞こえてきました。

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誤答の中で最も多かった、andが何を結んでいるのかを取り違えているミスについて、黒板とスライドを併用して説明がなされました。実際の仲間たちの答案を材料に、論理だって説明を受けることができたので、きっと大きく上達したことでしょう。


ちょっとのぞくだけのつもりでしたが一時間まるまる見学させてもらうことになりました。見学をしながら、授業ってやっぱりいいなあと思うとともに、この時間に並行して全学年合計で約50個の授業が行われており、その50個の教室それぞれで、この教室と同じように生徒と先生が熱を帯びた授業を展開しているのだという事実を再認識し、学校ってすごい所だなあ、なんてあらためて実感しました。

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