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【授業紹介】 数誕生の物語を考える

2021/04/14

中学1年H組の数学の授業で
生徒たちの自由な発想が面。分類は担当のY先生がしました。


<獲物分配説>
・原始人が狩猟をしていた時代に、狩った獲物の数を把握し、獲物を食べる人の数に合わせて分配するために作られたと思う。
・大昔は食料を全員で分け合って暮らしていたらしい。しかし、分けるには肉でも何でも分ける人数(分母)を定めなくてはならない。「たくさん÷たくさん」や「少し÷たくさん」などではとても分けるどころではない。そこで数が生まれたのだと思う。数は別にどんな呼び方でも書き方でも良く、とりあえず、状態を整理するためのものだ。だから「イチ,ニ,サン」や「ワン,ツー,スリー」やもっと言うと「ズ,シカ,イセイ」という呼び方でも定着すれば問題ないと思う。言葉のように。
・縄文時代に作られたと思う。縄文時代は上下関係がなく平等だったので、食料も平等に分けていた。ある日、木の実を採集してそれを数人で均等に分けようとした。そのために数が誕生したと思う。

<物々交換説>
・物々交換をしていた時に何個ほしいと指定する必要ができたため数が作られた。
・ある人はリンゴを見つけました。その人はどうやって個数を表そうか考えました。交易をするとき、個数の表し方が必要になったからです。
・世の中にお金がないときに生計を立てるための物々交換の際に数を作ったと考えられる。


<数える説>
・竹を使って家を建てるために、必要な竹の本数を覚えるには抽象的にするしかなかった。だがそれでは足りないときや多すぎるなどのことが多発した。だからそれを具体的にして防ぐことを考え、そこで現在の数が誕生し、今でも使われている。
・大量の物などを数という中で収め分かりやすくするため。

<社会的動物説>
・昔の人々は集団で狩りに出た。これは一人一人の力が弱い人間だからこそのできる技だった。そして、狩りが終わり、人々は自分たちが住む村へと帰っていった。すると、一人が気付いた。狩りに行った時と帰った時で一人少ない。そこで村の人々がいなく
なった一人を探し、見つけ出すことができた。数というものは、人間が集団や仲間を大切にしていたために作り出すことができたものなのだ。


<数字発明説>
・まず、大昔の人々が数のない生活で暮らしていた。でも、ものを数えるとき数がなくてとても困っていました。そして、ある人が物を数える時の文字を長年かけて作りました。そして、文字の数が完成しました。
・違う地域に住む A さんと B さんがいました。A さんは B さんに森にいる猛獣の数を伝えようとしましたが、言葉が伝わらないので文字で伝えようとしたところ数が誕生。
・ドングリや果物・野菜などを大昔に数える時に数字ができた。


<基準説>
・物事に順番をつけたかったので、その基準となる0を作り、そのあと、整数を作り、小数、分数を作り、負の数を作った。
・なにかものを進めたり、時間を決めたりする基準にするために考えた。
・昔の食いしん坊な人が 10 個ある肉をすべて食べてしまい、周りの人たちが不満に思い、肉は一人 2 個までとルールを決めたときに誕生した。


<対応説>
・あるところに狩りをしている男性がいました。その人はある罪を犯してしまい、罰として家族たちが一人1匹獲物を食べられる数まで取ってきたら許すというものでした。男は頑張って取り続けました。ある時男は気づきました。具体的に何匹取ればいいの
かわからなかったのです。そこから数というものを作りました。家族が具体的に何人いるかを思い出し、それにあった獲物を取って帰りましたとさ。

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