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映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』鑑賞文

2019/03/22
中1・中2の生徒が鑑賞しました。
難病を患い、人の助けなしでは生きられないにも関わらず、医師の反対を押し切って、
自立生活を送っていた鹿野靖明さんとボランティアスタッフとの交流を描いた作品です。 【注意】鑑賞文は時に映画の重要な内容や結末に触れる場合がありますので、お気を付け下さい。

こんな夜更けにバナナかよ01.jpg

中1S君

 僕は、この映画を見る前、タイトルがくだけた感じで、笑える映画なのだと思いました。案の定コメディ映画のように笑わせてくれる作品でした。また、笑いとともに人の生き方について深い洞察をくれる作品でした。  この作品で最も印象に残ったのは、鹿野の「思い切って人の助けを借りる勇気も必要」というセリフです。人は、他の人の助けを借りるのは意外と難しいものだと思います。気を遣ったり、申し訳なさがあり自分も「人の助けを借りる勇気」はないと思います。筋ジストロフィーである主人公の鹿野はなおさらだと思います。しかし、鹿野は筋ジストロフィーだからこそ「人の助けを借りる勇気」を大切にしています。だからこそ生きていけています。このセリフは鹿野と同じような境遇の人たちに勇気を与えたと思います。  もう一つ印象に残ったセリフがあります。 「本音で話せよ。正直にいきているか?」というセリフです。これは、田中という「自分の思いを表にださず、他の人の顔色を伺いながら言葉を選ぶことが多い人」に対しての言葉です。僕は、人間のほとんどが田中のような生き方をしていると思います。しかし、このセリフからは田中とは逆に自分のやりたいことに対して実直である鹿野の生き方が感じられました。 「強く生きる」というのはこういう「鹿野」のような生き方なのだと学ばせてもらいました。鹿野の姿を見て、言葉を聞くと、人生の意義を思い出させてくれます。鹿野の言葉を自分自身に当てはめてみて、責任や勇気、夢など今一度自分の心に聞いてみることが必要だと思いました。



			
			
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