中学1年生では自由参加の「歌会始の儀」&「年賀状コンテスト」が行われ、その表彰者が発表されました。
いろいろな可能性を秘めている生徒の新たな能力を開発・発見したいという先生方の思いから"表現のススメ"として企画されました。
冬休みに前に募集され、応募されたものの中から、めでたく金賞に選ばれた作品をご紹介します。
【歌会始の儀】 金賞 3首
・冬の陽に 長く伸びたる 我が影に
追いかけられて 学び舎に駆ける
(B組 白水 理啓君)
→選評「『我が影に追いかけられて』というのは、心も体も大きく成長する今の自分自身にせかされているような感覚なのでしょうか。学び舎はそんな自分を受け入れてくれるシェルターでもあります。疾走感のある瑞々しい作品です。」
・りんご色 部活終わりの 君の手に
缶入りスープを かしてあげよう
(E組 二宮 育己君)
→選評「『かしてあげよう』がほっこりしていいですね。『買ってあげよう』ではなく、『かしてあげよう』。大切な友だちと温かさを共有したいという思いが優しく表現されています。それはきっと友だちが隣にいる温かさでもあるのでしょう。」
・合唱祭 がんばって勝てた うれしさで
クラスの思いが ひとつになった
(D組 石松 慧大君)
→選評「とても直球勝負の短歌です。それだけに合唱祭にかけた思いの強さが伝わってきます。『合唱祭』『がんばって』『勝てた』『クラス』とカ行の音が連続していて、まるで本番の高揚感が再現されているようです。
歌会始担当の貝澤先生(英語科)
「初めて短歌を作った人がほとんどだったと思いますが、さすが逗子開成・・・レベルがとても高くてびっくりしました。」
【年賀状コンテスト】 金賞 4作品
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年賀状担当の岡先生(芸術科)「A組中川君:8匹のちょい悪犬の表情がとても可愛らしいですね。ピンチの時に駆けつけてくれそうな頼もしさです。 H組桑田君:「日の出」の雰囲気が色彩豊かに上手に表現されています。キラキラと輝く瞳に鑑賞者が吸い込まれてしまいそうですね。 H組河野君:鏡餅に負けてしまった犬の表情が面白いですね。背景の空間もよく工夫されています。 B組張君:PCを使用した作品です。寒色系の色を上手に使っています。」
銀賞・銅賞に選ばれた作品も含め、図書室前廊下に展示をしておりますので、学校へお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。
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