ニュース

高校2年生進路講演会

2016/11/08

高校2年生を対象に進路講演会が開催されました。世界で活躍される2人の講師の先生のお話を通じ、大学で学びたい学問、その先にある仕事について考えを深めることができました。

講師はお二人。

NEC主席研究員 音響信号処理技術の第一人者 

杉山昭彦先生と

慶応義塾大学環境情報学部准教授 政策・メディア研究科委員 

長谷部葉子先生です。

杉山先生は世界に先駆けて革新的な技術を生み出し、オーディオプレイヤーやコミュニケーションロボットの開発をされてきた方です。
生徒はもちろん全世界の人が映像や音楽を楽しむ際に利用している、『MPEG』というデータの保存圧縮技術を生み出したのも杉山先生です。

開発した技術の性能や成果をお話しいただきました。スマートフォン、オーディオプレイヤーなど、我々に身近なものが多く、驚かされるばかりでした。
そして技術の開発だけでなく、その技術を世界標準化する活動も先生自身が行っているということでした。どんなに素晴らしい技術でも、それを世界にアピールしなければ製品として使われないそうです。大きな会議の場で自分の意見を押し通すのであれば、日本人的な感覚ではなく、自分の意見のしっかりと主張し、周りと良い関係を築いていかなければならない。つまり技術開発の分野でも、世界で通用するコミュニケーション力が必要であるとおっしゃっていました。

進路講演②.jpg

そして最後には『好きこそものの上手なれ』という言葉は印象的でした。
先生は世界で認められている技術を数々と生み出しているにも関わらず、まだまだ研究を続けているそうです。


続いて、長谷部葉子先生です。先生の研究分野は異文化・異言語コミュニケーションです。今回は『コンゴ民主共和国ACADEX小学校プロジェクト』についてお話しいただきました。

進路講演①.jpg

まず、コンゴに貧困はあるのか?という問いかけがありました。コンゴの人たちは自身を貧困とは思っていない。日本が一方通行の支援をするのではなく、相互支援の関係を築くことが大切であるということをお話しされていました。その具体的な活動として、小学校建設・運営プロジェクトを行っているそうです。

先生の研究室では教育分野を担当し、大学生とコンゴの子どもたちが笑顔で授業をしている様子が印象的でした。他にも理系の学生が学校の建設を担当し、医学看護の学生が医療分野を担当し一つの学校を作っていく活動です。

https://www.youtube.com/watch?v=dn3xPw34_gM

年がさほど変わらない大学生の姿が高校生の皆さんにどう映ったのでしょうか。


次は皆さんが世界で活躍する番です。

カテゴリー :
学習活動

カテゴリ

最新の記事

アーカイブ

ページトップへ戻る