9月24日(土)事前に稲村ヶ崎で集めておいた砂鉄を使い、
日本古来の製鉄方法『たたら製鉄』を行いました。
朝9時から作業がスタートしました。理科棟前にレンガで2基の炉を作ります。
開始すぐに、小雨が・・・。そしてお昼過ぎには本格的な雨へ・・・。
びしょ濡れになりながらの「たたら操業」でしたが、
砂鉄約50 kg、炭約100 kgから鉄約10 kgを得ることができました!!
終了は17時で、1日がかりの取り組みとなりました!!
酸化鉄から鉄を得るということを化学式で書いてしまえば、1行で書くことができてしまいます。
しかし、この反応を自分たちの身体を通じて実際に行うことで、参加生徒たちは得難い体験を
したのでした。
身体全体を通じて伝わってくる熱さは一生忘れないはずです。
また、工程途中で耳にする音も印象に残ったはずです。
鼻をかんでみると真っ黒になったティッシュに驚く生徒もいました。
何より各工程で感じる驚きや興奮、鉄ができた時の喜びを体験することが
できたのは、彼らにとってこれからの学びに必ずや結びつくはずです。
最後はみんなで持参したサツマイモで、焼き芋を作り楽しいひと時を過ごしました。
なお、わざわざ学校までお越しいただき、たたら操業を一日がかりでご指導いただいた
永田先生、福島先生、斉藤先生、出島先生、本日は誠にありがとうございました。
*この講座は、今年5月に行われた土曜講座「日本古来のたたら製鉄で造った鉄はなぜさび難いのか?」
と連動して行われた実践です。
→ https://www.zushi-kaisei.ac.jp/news/2016/05/post-383.html
*ご協力いただいた「たたらと鍛冶を楽しむ会」にご興味のある方は以下へ。