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土曜講座「世界に目を向けよう!~アフリカ編~」

2016/06/23

土曜講座『世界に目を向けよう~アフリカ篇~』6月18日(土)の報告です。

 講師は本校卒業生の原貫太くん。現在、早稲田大学4年生です。学生NGO「バングラデシュ国際協力隊」を立ち上げて初代代表を務めました。アメリカの大学に交換留学生として派遣され国際関係論を学ぶ中、自らアフリカに赴き、ウガンダの少年兵やルワンダの虐殺などの問題に触れました。先月末に帰国したばかり。その学びや体験をもとに"今の世界"が抱える問題を生徒たちと共に考えました。今日のテーマは「少年兵」と「虐殺」についてです。この講座は、ただ話しを聞くだけでなく、小グループで課題について討論し発表するという形をとりながら進められました。なぜ子ども兵が生まれるのか、どんな役割を担うのか、救出された元子ども兵を待ち受ける困難とは?...生徒から鋭い意見も出てきます。

 最後に原くんは「私たちには2つの責任があると思う」と語ります。「今の時代に生まれた人間としての責任」「一つの地球に生きる同じ人間としての責任」そのことを自覚するために「理解」と「気づき」が大切だと。
 中1から高1まで21名の生徒が出席。大きな刺激を受けたようです。生徒たちの感想を紹介します(原文ママ)。

「今日話を聞き、世界には未だ自分の知らない世界が広がっているんだと実感した。過去に起きた虐殺は取り返しがつかないけど、未来は変えられると思う。過去の罪をもう一度同じ人間として考える必要があると感じた。これをたくさんの人に伝えることも必要だと感じた。」(中1)

「少年兵たちが辛い思いをしているということは前から考えていたけれど、救出されて復帰することも大変だということを知ってショックだった。また、自分たちが思いもしていなかった事が原因で悲劇が生まれてしまうのかもしれない、と思い知らされた(ルワンダ大虐殺の事実を知って)。」(中3)

「最後に聞いた、自分たちの1つ1つの行動が、世界のあらゆる問題に密接していると学んだ。自分たちが快適に生活するために名前も知らない人たちが苦しい生き方をしていると考えると、自分たちが何かできないだろうか、いや何かすべきだろうと思った。」(中3)

「これからは日本という一人の自分ではなく世界という一人の自分になれるよう意識を変えていきたいと思った。」(高1)

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