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2015年度 高等学校卒業式

2016/03/02

2016(平成28)年3月1日(月)午前10時より、平成27年度卒業式が体育館にて行われました。多くの来賓、保護者、教職員、そして高校2年生が見守る中、高校3年生269名は、校長先生から一人一人、卒業証書を受け取りました。

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高橋純校長先生は式辞において、10年後、20年後に卒業生を待ち受けている社会について話をされました。ニューヨーク市立大学大学院キャシー・デビッドソン氏の「2011年にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業後、今は存在していない職業に就く」という予測と野村総合研究所によるオックスフォード大学との共同研究報告より、「10~20年後に日本の労働人口の約49%がついている職業において代替可能」との推計結果の二つを紹介されました。そして、卒業生に対して、この二つはあくまでも予測であることをふまえつつも、そのような時代にどのような心構えで、どのように乗り切っていけばいいのか、と問いかけられました。その一つの対応策として、社会に出てからも学び続けること、そして、どのような状況下でも何とか対応し道を切り開いていくための力を養うことが大切であると話をされました。その力を養うためには、多くの難題に挑戦し、失敗や成功を繰り返すこと、協調性や共同性を大切にすること、どのような場面でも動じないような「知恵」と「勇気」を持つことが必要であるとされました。式辞の最後に、本校110周年のスローガン「未来の海に船を出せ」を引き合いに出しながら、待ち受ける困難にくじけることなく、自分の目標にむかって力強く船を進めるよう語りかけられました。

2015年度高校卒業式式辞.pdf


来賓の方からもご祝辞をいただきました。
立川理事長は、技術革新について話をされました。そして、科学技術には善も悪もなく、技術を使いこなす私たちの心が大きく問われていることについて話されました。

柳瀬PTA会長は、海と太陽と潮風のもとにたくさんのことを学び、友と築いてきた友情を今後も大切にするよう話されました。

志村校友会会長は、県下最古の男子校として、卒業生総数30000人を超えたことに言及されながら、これからの生活において、物事を深く考え、的確な判断で物事にあたることができるよう、そして、判断材料となる知識を十分に養うようにと、話されました。


なお、この卒業式のなかで行われた表彰では、『学校賞』『臼井賞』『振興会賞』が、学業成績が特に優秀だった生徒やクラブ活動で全国・関東・県大会で特に活躍した生徒に贈られました。
中高6年間皆勤だった18名、また(6カ年皆勤者を除く)高校3年間皆勤だった24名に、1年間皆勤だった98名に皆勤賞がそれぞれ授与されました。

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在校生を代表して、高校2年の金子文哉君が送辞を読み上げました。
バスケットボール部での高3生とのつながりや体育祭応援団での経験などをもとに卒業生へのエールを送りました。

卒業生答辞は高校3年三澤友康君が読み上げました。
体育祭応援団の練習で熱がはいったこと、開成祭でフラッシュモブをはじめて実施したこと、フィジカルアート部としてみなが主役になれる公演が大好きだったこと、大学受験において同じ目標に取り組んだ友がいたからこそがんばれたこと、など。

答辞の最後には、ともに学んできた高3生に、チャップリンの言葉を伝えていました。

You have the power! The power to create happiness.

You have the power to make this life a wonderful adventure.

2015年度卒業生 答辞.pdf

吹奏楽部が、送別の曲としてシベリウス作曲「フィンランディア」を演奏しました。

さいごに卒業生は吹奏楽部の行進曲と大きな拍手で送られました。体育館外では、各クラブの後輩たちが待ち構えており、エールや花束、胴上げの祝福を受けている姿が多数見受けられました。

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