9月19日(土)、土曜講座「そうだ!博物館へ行こう!!」第三回が実施されました。
今回は両国にある江戸東京博物館!
駅を降りて、秋場所中の国技館を横目に見ながら博物館に向かいます。
当日は、中学生24人と高校生6人の合計30人が、開館前に集合しました。
まずは博物館利用時のマナーを伝えます。
そして、特別展「徳川の城~天守と御伝~」の見所を解説。
「『江戸図屏風』では、「ウォーリーを探せ」ならぬ「家光を探せ」(家光は傘で隠れていて、複数いる)をやると楽しいよ。」
「いまの江戸城(跡)はどうなってる?」
「江戸城は、時期によって違ったんだよ。屏風などでいつの時代のものか確認してみよう。」
などなど。
その後はすぐに自由見学です。
今回の講座申し込みの動機の一つに「城が好きだから」「城に興味があるから」と表明している生徒が多いだけあって、自分自身の関心に従って鑑賞している生徒がほとんどでした。
なかには、見所の一つであった各城下図や絵図について質問をしてくる子も。
「展示の説明には、「絵図には城のもつ軍事性が十分にあらわれている」って書いてありますけど、絵図のどこの部分をもって「軍事性があらわれている」って考えるんですか?」
う~ん。よく読んでいらっしゃる。
特別展を一通り見学したら再集合。何を意図した展示だったのか確認します。
江戸幕府が「天下普請」の城館をどのように考えていたのかを検討する展示であることなどを確認して、今度は常設展へ。
ただ、解散予定時刻まであまり時間がありません。
企画展「くらべてみよう江戸時代」では、体験コーナーが充実。
江戸時代の扇風機や、玉川上水の仕組みをパチンコ玉であらわしたもの、浮世絵パズル、定斎屋の薬箱(26㎏!)かつぎ体験などなど。
その後は、課題に取り組み、提出。
あわただしく解散しました。
なかなか個人では足を運びにくい博物館。
今しか鑑賞できないテーマ、体験をすることができました。