夏休み前の7月17日 宇宙飛行士 山崎直子さんが来校し、講演をしていただきました。
生徒たちにとって宇宙飛行士というのは、テレビの向こうの憧れの存在であるようで、山崎さんのお話しを目を輝かせながら聞いていました。
はじめに、スペースシャトルに搭乗し、宇宙に飛び立ったときの様子を写真で見せながら語ってくださいました。船内での活動はもちろん、食事や睡眠まで生活の様子を丁寧に教えていただきました。チーム一丸となるよう、乗組員が規律を守りながらも、コミュニケーションを大切にし楽しく過ごしている様子が伝ってくるものでした。
次に、山崎さんが宇宙飛行士を志してから、夢を叶えるまでのお話しをしていただきました。これから進路を選択していくことになる高校1年生の彼らにとって、心に響くものでした。子供のころはプラネタリウムが好きであったこと、中学高校時代はクラブに熱心な生徒であることなど、特別な生徒というわけではなかったそうです。しかし、宇宙へ行きたいという強い気持ちを持たれていたことが、山崎さんを夢に導く力になったことは強く伝わってきました。
また、宇宙飛行士の試験や長期に及ぶ訓練の話は驚くものばかりでした。超難関の試験をなんとか乗り越えたものの、訓練期間中にコロンビア号の事故があり、宇宙へ行けないかもしれないという状況でも心を強く持ち、訓練に励まれたそうです。
最後にスペースシャトルから見た宇宙の様子をスライドで見せてくださいました。宇宙の幻想的な写真に感動しながら、山崎さんの分かりやすいお話しを聞き、宇宙の不思議が解き明かされていくような爽快な気持ちにさせていただきました。
講演の後の質問コーナーでは、次々と手が上がり一つ一つ丁寧にお答えいただきました。質問した生徒としっかり握手を交わしてくださいました。
宇宙飛行士という雲の上のような存在の山崎さんが、子ども時代、学生時代、そして社会人になってから何を考え、行動されたかということが聴けたのは貴重な経験でした。山崎さんからたくさんの夢が詰まったメッセージいただきました。
生徒のみなさん、大きな夢に向かって☆