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模擬国連セッションin大妻中野2015参加記

2015/08/12

 7月28日(火)に東京・中野にある大妻中野中学校・高等学校で行なわれた「模擬国連セッション」に、本校の高1生3名が参加しました。
 模擬国連をご存じでしょうか。これは1923年にアメリカのハーバード大学で開催された「模擬国際連盟」に原点をもつ世界的な規模の教育プログラムで、参加者一人ひとりが一国の大使(外交官)となり、国際政治の仕組みを理解し国際問題の解決策を考える活動です。今年は「移民」を議題として11月に全日本高校模擬国連大会が行われ、そこで優秀賞を獲得するとニューヨークでの高校模擬国連国際大会に参加することができます。
 今回は、模擬国連大会に参加する前段階ということで、模擬国連に関心のある高校生を対象にワークショップが開かれました。「移民」というテーマについて現実的な理解を深められるように、UNTAC人権担当官としてカンボジアで活動された経験をお持ちの大学の先生やUNHCR駐日事務所で活動されていた大学の先生の講演を聞き、さらにはミャンマーからの難民で現在日本を拠点に活動されているミャンマー人の方の講演を聞く機会をいただきました。それらのお話しをふまえて、グループに分かれて、移民問題に対して日本は現実に何をすべきかをディスカッションし、その成果を英文の報告書にまとめたうえでプレゼンテーションを英語で行ないました。
 参加生徒が麻布、海城、澁谷教育学園澁谷、聖心女子、東洋英和、大妻中野、(そして東大生や中学生の参加も!)と錚々たるメンバーのなかで、本校の生徒たちは物怖じせず、むしろ積極的にそれぞれの班のメンバーをまとめていた姿が印象的でした。
 本校の生徒たちに1日を終えての感想を聞いてみると、とにかく刺激的で、楽しかったとのことです。難民の方の「独裁者に反対することは簡単なことではない」との言葉の重みに聞き入ったり、講演内容に対する鋭い質問を矢継ぎ早に行なう他校の生徒さんの姿勢に感心したり、また他校の生徒さんの圧倒的な英語力に刺激されるなかで、彼らは自分のできることを精一杯やれたようです。
 こうした機会に多くの生徒が積極的に参加するといいな、とつくづく感じさせられた一日でした。

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学習活動

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