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神奈川県博「陸にあがった海軍」を見学しました

2015/03/25

去る3月14日(土)、土曜講座「そうだ!博物館へ行こう!!」にて神奈川県立歴史博物館に行きました。目的は特別展「陸にあがった海軍-連合艦隊司令部日吉地下壕からみた太平洋戦争-」の見学です。戦後70年の節目に企画された特別展です。慶應義塾大学日吉キャンパス内に残る旧海軍の連合艦隊司令部地下壕の調査を中心に、県内に残る関係資料や史跡が紹介されています。

当日は、10時に現地集合でした。中学生合計17名が参加しました。集合早々、ボランティアガイドの方に特別展の趣旨や見どころを紹介してもらいました。その後、自由見学です。課題シートには、展示物でそれぞれ感じた「発見」を自由に記し、再集合後に発表してもらいました。

「東洋陶器(TOTO)や資生堂などの企業と当時の軍部とのつながりに関心をもった」
「1937年に建てられた大学の寄宿舎の設備が、床暖房、洗濯サービス、露天風呂など恵まれていたことに驚いた」
「地下壕の作り方に様々な工法があった」
「地下壕のなかにあった蛍光灯に驚いた」
「海軍にとって、日吉という場所の立地の良さが意外だった」
「特攻隊の遺書に悲しみを読み取った」
「手帳(戦後部分)にあった「臥薪嘗胆」という文字に関心をもった」
「海軍の情報操作について(大和の出撃成功)」

事後に提出してもらったシートをみると、各自の関心にしたがって様々な発見があったようです。展示物から直接感じ取ったことは、今後の関心や授業に活きることと思います。「節目の年」として、「戦争」に関する問題がこれから様々に話題になることと思いますが、参加者にとって有意義な時間となりました。

20150314県博 展示入口.jpg 20150314県博 全体.jpg

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土曜講座報告

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