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中1地理 鎌倉フィールドワーク総括

2014/12/11

中1で"地理フィールドワーク"という校外学習活動を実施しました。これまでの社会科見学にかわる初めての企画です。丸一日たっぷり社会科でした。11月6日(木)中1の全員が鎌倉に散らばりました。集合場所は北鎌倉駅、鎌倉駅東口、西口、長谷駅と、クラス・班によって異なります。地図を片手に地域調査に挑戦です。調べる目的は土地利用の状況を把握することです。実際に現場を見て、①主に地元の消費者向けの店舗、②主に観光客を対象とした店舗、③公共的な施設、④事業所、⑤住宅、この5つに区分のうちどれにあてはまるかを自分たちで判断し、明細地図に5色で色塗りをしていきます。北鎌倉~鎌倉駅周辺部~長谷~観光客が多い地域を全16エリアに分けその一つを班ごとに担当し歩きました。あわせて、海抜表示、津波避難案内表示を探し、地震・津波対策がどの程度実施されているかも調査しました。

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午前で現地調査を終え、午後は学校に戻り、以上の成果を地図上にまとめ、各班の地図を貼り合わせ大地図を完成させます。担当地域ごとの大地図が各クラス2枚ずつ計16枚完成しました。生徒が気づいたことや感想を紹介します。「鎌倉は観光に特化した町だと思っていたが、その裏には人々の暮らしが関わっているということがわかりました」「住宅が一番多く、観光客向けの店などと入り混じっていました。観光客向けの店は思ったより少なかったです」「鎌倉は自然に囲まれていい所だった」「大きい道路沿いに地元民向けの施設があり、路地を入ったところに神社や墓、観光客向けの店があった」「避難所表示などから津波への警戒意識が高いと思った」「海に近い鎌倉なのに海抜表示がほとんどなかった。津波に対する対策が少ないかと思った」「山と山との間に建物が立ち並んでいる」「北鎌倉の谷沿いに住宅が多い」「地元の人向けの店が多かった」「地図を作る過程を体験できたのでよかった」「鎌倉の「裏」がわかった」「鎌倉の人はみな親切だった」
古都・鎌倉は観光地であると同時にそこで暮らす人々の生活の場であることを"発見"できました。まさにフィールドワークならではの成果でした。

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