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ヨット部インターハイレポート2014

2014/09/08

去る8月 2日~8 月8日、神奈川県では 33年ぶりにインターハイのヨット競技が

江の島ヨットハーバーで行われました。江の島ヨットハーバーは 1964年の東京

オリンピックの際に作られた日本有数のヨットハーバーですが、近年施設の老

朽化が目立ち今年新しいクラブハウスがオープンしたばかりです。インターハイ

のヨット競技はその最初を飾る大きな行事で全国の予選を勝ち抜いた男子 65

艇、女子41 艇が全国から集まりました。

 

8月2 日・ 3日はヨットの重量などを測る計測が行われました。

 

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 8月4 日には開会式が行われ、本校からは和太鼓部と吹奏楽部が協力して

いただきました。素晴らしい演奏で開会式を盛り上げてくれました。

(大会をバックアップした各部活の様子は後日ご紹介します!)

開会式.jpg 宣誓.jpg

 

8月5 日からはいよいよレースが始まりました。

折からの台風の接近もあって強風と大きな波の中厳しいレースが続きます。

本校は入江・長塚ペアが個人 5位とチームを引っ張り、土橋・宮脇ペア、塚本

・尾花ペアも奮闘し団体でも 5位をキープします。

8月6 日,午前中のレースで入江・長塚チームがリタイアをしました。スタート直

後に他のレース艇と接触しヨットが大きな損傷を受けてしまったのです。絶望

的な状況下にありましたが、ここで逗子開成チームは周囲の人に救われます。

女子種目に出場していた本校 OBの三嶋先生率いる長崎工業チームが自

分たちのレースのことも顧みず予備艇を貸し出してくれたのです。楽器を使う

ときに調律をするのと同じように、ヨットを速く走らせるためには細部の調整を

しなければなりません。また装備品の形状や位置も艇ごとに異なるため、徹

底した整備が必要となります。そもそも、非常に高価で自分の生徒のために

購入した大切な艇を貸し出すことは、絶対的な信頼がなければできないこと

です。この日は強風のため午後のレースは行われませんでしたが、炎天下の

中、長崎工業の選手と本校の選手で半日かけて艇を仕上げました。また、塩

釜高校の伊藤先生には相手艇のルール違反を立証する手続きで大変お世

話になりました。大きな失敗ではありましたがこれでチームが一つにまとまっ

た様にも思います。

  8月7 日・ 8日に行われたレースでも様々なトラブルはありましたが、最後

まで高い士気を維持して団体で 6位に入賞することができました。出場した

選手だけでなく大会を陰で支えたヨット部員、大会運営に協力してくれた卒

業生、このほか逗子開成高校ヨット部を支える多くの方々の献身と努力に

よって素晴らしい成果を得ることができました。

 競技活動をするうえで成績は大切ですが、それよりも大切なことに改めて

気づかされたインターハイとなりました。

(掲載写真は、すべて写真部提供)

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