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6月の映画 「天地明察」

2013/07/01

6月の映画 「天地明察」

監督:滝田洋二郎

出演:岡田准一、宮崎あおい

江戸時代に実在した数学者・天文学者である安井算哲の人生を描いたドラマ。

生徒の鑑賞文(鑑賞文は時に映画の重要な内容や結末に触れる場合があります。ご注意ください)

高1 大西峻介

 私は天地明察を見て、江戸時代の人々の丁寧を感じた。今まで江戸時代の人々は暦なんて気にしてないと思っていたし、ハイレベルな数学の問題を解いているとも思っていなかった。北極星の位置を測るときも近代的な器具を使っていた。この点では全く現代にひけをとらないと思う。しかし、現代と江戸時代で大きく異なる点は丁寧に自らの手によって観測している所だ。現代では自動車・新幹線を使えば全国を容易に回れる。そして機械を使って北極星の観察ができる。さらには、インターネットを使って情報が何でも手に入れられる。それに比べて江戸時代は全国を回るには徒歩しかない。そして地道に観測するしかないのだ。だから重みがある。  これは全ての物事に言えるかもしれない。現代は確かに技術は進歩したと思う。でも、機械がなんでもこなしてくれる世の中で一つの事にかける重みや正確さが欠けてきてるのではないかと思った。  この映画では、目標に向かって努力し続ける場面もあった。一人では成しとげられないことも、力を合わせてみんなでやれば成しとげられるということも分かった。もし、成しとげられなくても力を合わせるという事にも意味がある。力を合わせる事でかけがえのない仲間に出会うことができるからだ。  私も一生懸命に何事にも取りくんでいきたい。もしできなくても、できるまで続けるくらいの意志の強さが欲しい。  日本は今、元気が無くなってきているが、日本は得意とする丁寧さ、正確さ、そして協調性を持って力を合わせ取りくむことが必要だ。だから物事が便利で楽なものになっていくにつれて、なまけるのではなく、全てのことに真剣にけじめをつけて行動し、精進しなければならない。  

 

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