5月15日(水)に防災・避難訓練がおこなわれました。
本校では例年この時期に防災避難訓練が実施されています。今年度は昨年に引き続き、
全校生徒約1600名で披露山頂上まで避難するというものでした。
当日は天候にも恵まれ、逗子消防署・逗子市防災課の方も見学に来て下さいました。
①全校生徒で一斉に披露山の頂上に移動し、その所要時間を短縮する。
昨年度は各クラスで隊列を組んでの避難でしたが、今回は所要時間を短縮するために、
学年クラス関係なく披露山まで『てんでんこ』、小走りでの避難にチャレンジしました。
②「緊急地震速報」の受信システムを試験作動し、受信後の行動を確認する。
携帯でお馴染みの「緊急地震速報」が、本校では震度4以上だと校内一斉放送されます。
男性の声で『まもなく強い地震が来ます。身の安全を確保してください。10、9、8、・
・・地震が来ます。』東日本大震災後に導入・設置しました。また、昨年度夏に設置された
防災ジャケットを着用しての避難も初めての試みでした。
③有事の際、放送設備が届かない場所・放送設備の故障にも対応できるよう訓練する。
以前から放送設備が使えないことを想定して訓練をしていたため、実際に放送が使えなかった
東日本大震災の時も教員がスムーズに生徒を誘導でき、訓練の重要性を改めて実感させられました。
記録概略 (時間)は昨年度の時間です。
13:56(13:55) 緊急地震速報(試験放送)
14:00(13:59) 訓練大津波警報発令
披露山公園先発教員選出・出発、避難誘導教員選出・避難誘導指示開始
14:23(14:35) すべての生徒が安全高度位置到着(披露山マンション:逗子海岸ウエリスステージシーサイドコート)
14:30(14:40) すべての生徒が披露山公園到着
14:40(14:45) 生徒の人員点呼完了
その後、逗子消防・市防災課の方からそれぞれ講評を頂き、教頭先生の話で終了
各学年、月曜8時間目のHR等で披露山に登っていたため、移動経路に迷いはなかったようです。
時間の方も安全高度に到達するまでの所要時間が、クラス単位で隊列を組んで移動した昨年度に
比べ12分ほど短縮できていました。
このことから、状況によりますが『披露山頂上避難』という選択肢も有効だと考えられます。
ただし、消防の方からの講評にもありましたが、私語をせず全員が集中して避難することが
できれば、より短時間での避難が可能であることも感じさせられた訓練だったと思います。
また教職員の誘導にも反省点を多く見つけることができ、今後の検討・修正が必要なことが
分かりました。
最後になりますが、逗子消防・逗子警察・逗子市役所・近隣の皆さんご協力有り難うございました。