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校史余滴 第十九回「新資料から読みとく鎌倉食用蛙養殖場」

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校史余滴 第十九回「新資料から読みとく鎌倉食用蛙養殖場」

校史余滴 第十九回「新資料から読みとく鎌倉食用蛙養殖場」

校史余滴 第十九回「新資料から読みとく鎌倉食用蛙養殖場」

 

6/27発売の『歴史研究』732号(戎光祥出版 2025年7月号)「学生招待席」の企画ページに、高校3年生 高階賢司くんの論考「新資料から読みとく鎌倉食用蛙養殖場」が掲載されています。

高階くんは、逗子開成図書館に所蔵されている、大正10年発行の『校友会報』掲載の広告欄に着目し、今まで光を当てられることがなかった「広告」を資料として扱い、その分析を試みました。社会科学部の個人活動として調査を行い、養殖場経営者のご親族の方に対する聞き取り調査や鎌倉中央図書館近代史資料室における資料閲覧などを経て、まとめることができました。

本論考は令和5(2023)年 第十七回歴史フォーラム佳作に入選したものです。本来、佳作入選の作品はポスター発表の機会をいただきますが、入選直後に本人留学のため発表の機会を逸したままとなっておりました。今回投稿させていただくことで、調査活動を形に残すことができました。調査にご協力いただきました関係者の皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。

なお、学校資料に光をあてることができたばかりでなく、鎌倉中央図書館所蔵の『土地宝典』という地図の中に見い出すことができる、かわいい「かえるさん」を、近代史資料室のご教示を経て、論考の中で紹介しております。地図の中の「かえるさん」を、ぜひご覧ください。

高階くん掲載号は、「紀伊水道内海世界」の特集が組まれております。海の目の前に所在する本校にとって、そしてその関係者にとって、まさに「注目」の号です。大きな書店さんなど、800円にて発売されておりますので、この機会にぜひお手に取っていただければ幸いです。

https://www.ebisukosyo.co.jp/item/784/