進路指導

進路指導

まず、人生の意義と将来の夢について考える

進学指導部長からのメッセージ

現役で難関国公立大に進学する

進学指導部
五十嵐 丈晴 先生

本校では「現役で難関国公立大に進学する」ことを進学目標としています。各学年に進学指導部の教員が所属しており、その教員がHubとなって学年と教科、そして進学指導部を密に結びます。また進学指導部には学年主任、5教科の教科主任もメンバーとなっており、重要な会議には出席します。このような体制により校内全体の状況や学年固有の状況を確認し、今後について方向性を共有できます。

6カ年をどう過ごすのか

本校では中高6年間を過ごす中で、学習の時期を大きく3つのステージに分けて考えています。

  1. 中1~2は学習習慣の定着、確立によって基礎学力を徹底的に定着させます。本校オリジナルの「学習の手引き」をもとに、試行錯誤を繰り返しながら徐々に「自分の勉強のしかた」を身に着けます。また、定期試験や模試などのあとには必ず振り返ることで、「次」に繋げていきます。
  2. 中3~高1は共通テストに対応できる基礎学力を定着させます。この時期はそれまでより模試も増えますので、定期試験では校内での位置、模試では全国での位置が確認できます。模試も標準的なものからハイレベルなものまでありますが、とにかく基礎学力がどの程度定着しているのかを重視しています。模試は良問に触れる良い機会にもなります。
    また、この時期から将来について考えることが始まります。自分が将来、どのような形で世界に貢献したいかを考え、大学での学びを知り、展望をもって高2での文理分けに臨みます。
  3. 高2~3はいよいよ受験準備期間となります。高2で文系理系の2コースに分かれますが、どの教科も諦めず、国公立を視野に入れた進学指導をします。

先輩の背中を追いかけ、越える

本校の生徒の口から「あの先輩が進学した大学だから僕も進学したい」、「先輩たちが残した結果を、自分たちが越えていきたい」のような言葉を聞くことが度々あります。卒業生が受験に向けた講演会に来たときなどはいつまでも熱心に個別相談している姿を目にします。受験勉強に打ち込むなかで、「受験は団体戦」の意味が理解でき、仲間とともに切磋琢磨し、時に互いを叱咤激励して「納得いく受験、納得いく進学」をしていきます。
受験が終わったあと、「ただ合格した、不合格だったなんて薄っぺらいもんじゃない、もっと大事なことに気づけた」や、「たしかにキツイ受験勉強だったけど、今までで一番充実した時間だった」など成長を実感できた言葉が聞けることが私の一番の喜びです。

進学指導プログラム

現役で難関国公立大学をはじめとする志望校に合格できるよう、中3から本格的に進学指導を開始。生徒がどんなことに興味を持っているか、どんな職業に就きたいのかなど、多様な視点から意識調査を行い、卒業生の合格体験談を含む情報提供を行いながら、大学入試のその日まで、教員が一丸となって徹底した進学指導を行います。

中1・中2 基礎学力の定着

中1・中2の2年間で基礎学力が定着することで、その後の応用力につながります。

中3・高1 大学進学への意識・動機づけ

自分の将来や進路について考えるプログラム

進学意識調査 / 総合学習/ 東大キャンパスツアー / 医学部希望者対象説明会/ 文系・理系コース分け説明会 /合格者報告会

高2・高3 志望大学受験への準備期間

進学フォーラム / 医学部希望者対象説明会 / 進路講演会 / 国公立・私立コース分け説明会 / 合格者報告会 / 進学説明会 / 難関大入試講演会 / 夏休み受験対策特別講座 / 大学入学共通テスト出願説明会 / 大学受験説明会

POINT 01
教科・学年・進学指導部が

一体となって全力を注ぐ

教科主任、学年主任、進学指導部は、生徒たちの進路について常に緊密な連携をとっています。これにより、いち早く有益な情報を生徒たちに届けることができます。

POINT 02
バランスよく学習し

難関国公立大学を目指す

難関国公立大学に合格するには、すべての教科をバランスよく学習することが肝心です。そこで、6年間というスパンを3つのステージに分け、段階的な学力向上をねらいます。

POINT 03
教員の創意工夫と

地道な努力を成果につなげる

授業時間数を確保するのが難しいなか、教員たちは教える内容をよく検討し、精選して授業に臨んでいます。限られた時間のなかでは、合理的かつ質の高い授業展開が、志望大学合格への近道となります。

  • 外部模試の結果分析
  • 基礎をはかる試験の実施
  • 綿密な教材の作成

POINT 04
最後に大切にしたいのは

生徒を信じる気持ち

これから生きていくなかで、挑戦する勇気と強い精神力は必要不可欠なものです。「受験」というひとつの試練においてそれを育むことができたら──逗子開成は、生徒たち一人ひとりを信じ、励ますことが何よりも大切なことだと考えています。

好奇心を育み、将来の道を方向づける

通常の授業はもとより、土曜講座をはじめとする多彩な教育プログラムを通じて、生徒たちは将来につながる場に出会います。さらに、総合学習「人間学」の各プログラムや進学指導部主催のイベントは、大学やその先の将来を意識し、自ら考えるための機会となっています。

自分を知り、大学や仕事を知るために

キャリア教育講座・進路講演会

キャリア教育講座は将来を考えるにあたって必要とされる“マインド”に触れ、自分の将来を考える大きな一歩に結びつけることをねらっています。自分史年表に取り組むことで自分を見つめ直し、国内外で活躍する先人の講話を聞き、ワークシートに取り組むことで将来への展望に目を向けます。また、進路講演会は大学での学びに触れ、より具体的なビジョンを描くことを促します。

早い段階で自分の適職を知るために

職業適性検査

世の中にある仕事の中で、自分がおもしろいと感じる可能性の高い仕事は何なのか、そして、世の中にある学問の中で自分が継続的に学びたい学問は何なのか、適性検査によって診断します。検査結果は、自分自身の今と将来、それぞれを考えるためのヒントとなります。

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