学校生活
「海に加え、空もフィールドにしよう!~あわせて空の安全管理を学ぼう~」

土曜講座「ドローン体験講座 海に加え、空もフィールドにしよう!~あわせて空の安全管理を学ぼう~」が実施されました。昨年度実験的に実施した講座ですが、応募者多数でしたので、本年は、午前と午後の二回実施しました。
まずは、ドローンの飛行ルール(航空法)を座学で学びました。終了後には、簡単な小テストも。これができないと飛行訓練に進めません。そして、教室内でトイドローンでの飛行訓練を行いました。輪をくぐって戻ってくるだけですが、慣れないゆえなかなかうまくいかないことも。後の順番の生徒の方が、前の生徒の失敗を目の前でみているため、操縦がうまくなっていく印象でした。
そのあと、ターフグラウンドにて屋外飛行訓練です。トイドローンとは異なり、機体が安定しています。一方で、ほんの少しの動作でスピードがでてしまうため、コントロールに慣れが必要です。一通りの生徒が体験したあと、もう一度教室に戻り、今度はグループワークに取り組みました。
「山火事の対応策を考える」というテーマでした。日本の大船渡がリアルタイムで話題になっていたこともあって、生徒にとってもイメージしやすい課題でした。生徒たちは、付箋を使ったアルゴリズム作成にとりかかります。そして、実際に作成したアルゴリズムに従ってドローンを操縦してもらいます。①目的を定め離陸し、②火災の状況を図にまとめ、③避難指示・消火指示をだします。協力して取り組まないと、適切な指示をだせない形になっています。サーキュレーターで風が再現されており、飛行も注意せねばなりません。その一方で、カメラをみて火災の状況と町(模型)の現状を調べなければなりません。カメラを映し出すドローンの位置や高度などを微調整しながら取り組んでいました。全班終了後、班の代表者がどのような考えのもとに飛行を行い、避難指示・消火指示をだしたのかについて発表しました。見えない場所の山火事を、ドローンを使って調査し、それを現地への指示にまとめる体験が、今後の生活において、より良い発想をうみだすきっかけになって欲しいと思います。
本講座の運営は、Mighty Wingsドローンスクール塩谷にお願いしました。アントレプレナーシップの醸成も念頭にプログラムが組まれており、得難い体験をさせていただきました。この場をかりてお礼申し上げます。