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【シネマ倶楽部】『フロントライン』鑑賞文

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【シネマ倶楽部】『フロントライン』鑑賞文

【シネマ倶楽部】『フロントライン』鑑賞文

7月2日に高校2・3年生が『フロントライン』を鑑賞しました。

(作品概要)

2020年2月横浜港、乗客乗員56カ国3,711名、感染者数不明、治療法不明――日本で最初の新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」。100名を超える乗客が症状を訴えた。出勤要請を受けたのは災害派遣医療チーム「DMAT(ディーマット)」。地震や洪水などの災害対応のスペシャリストだが、未知のウイルスへの対応は専門外の医療チームだった。
目の前の乗客の命を優先して行動するDMATの指揮官・結城英晴(小栗旬)、国を守るため国内に感染を持ち込まないことを最優先する厚労省の立松信貴(松坂桃李)。最前線《フロントライン》で守るべきは、この国か、目の前の命か。
そして、船内に乗り込み現場を指揮する東日本大震災からの結城の戦友・仙道行義(窪塚洋介)、岐阜に家族を残して駆けつけた医師・真田春人(池松壮亮)らは、自身の危険も顧みず乗客の不安を取り除こうと奔走する船内スタッフ羽鳥寛子(森七菜)らと協力し、マスコミの過熱報道が世論を煽る中、全乗客乗員を無事に下船させるため、未知のウイルスに立ち向かう。
全世界が経験した、パンデミックを描く事実に基づく物語。あの船で、一体何が起きていたのか――。

あの日、あの時、あの場所にいたら――あなたならどうしたか?

  • 生徒の鑑賞文には映画の内容も含まれますのでご注意ください。

(S3F Kくん)

初めての新型コロナウイルス感染者が搬送される緊張した場面から始まり、ダイヤモンドプリンセス号の全ての乗員乗客が下船する姿で映画が終わる。実に感動的な映画だった。私はこの映画を見て人間の醜さを強く感じた。自らの利益や評判、そして健康のためにマスコミや厚生労働省、保育園の親などはDMATを批判していた。加えてダイヤモンドプリンセス号の患者も自分を一番に対応しろと自己中心的な考え方をしていた。私は客観的にこの状況を見て、「DMATも頑張っているから我慢しろ」と思ったが、いざ自分が乗客の立場だったらと考えると、残念ながら私も同じ行動をとってしまうと思う。その中でDMATや医療従事者が、言語の壁や未知のウイルスへの不安を感じながらも強い使命感を持って活動する姿はとてもかっこよかった。
また言葉の持つ大きな力も感じた。結城と立松の関係や上野記者の考え方は言葉を通して変わっていった。乗客がクルーへ向けて感謝を表す場面もあり、何気ない言葉というものが人の心の支えとなることを改めて確認することができた。
「フロントライン」。日本語では「最前線」。6年前の逼迫した状況を忘れている人も多いと思うが、今マスクをつけることなく、あたり前のように生活できるのは間違いなく最前線で対応してくれた医療従事者がいたからである。作中、結城も言っていたように新型コロナウイルス騒動は答えが分からなかった。これから先の人生で自分にも答えが分からず、結果論的なことが多々あると思う。そんな時に、いじけるのではなく、何がベストかを考えて行動していきたいと思った。