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11月12日 避難訓練

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11月12日 避難訓練

11月12日 避難訓練

11月12日(水)、避難訓練が実施されました。
当日は、3時間目に事前学習を行い、4時間目に避難訓練を行うというスケジュールでした。

 

訓練は、「南海トラフ地震(震度7)が発生し、3分後に津波注意報、8分後に大津波警報が発令される」という想定で行われました。
さらに、本館と1号館をつなぐブリッジが倒壊しているという設定も加わり、実際に避難経路を考えながら行動する必要がありました。

3時間目の初めに、小西教頭先生から、今年7月30日に発生したカムチャッカ巨大地震による津波警報発令時の状況についてお話があり、当日の学校の対応や、実際にどのような状況であったのかを具体的に説明してくださいました。

その後、地震の仕組みや現在想定されている日本近海の地震についての動画を視聴しました。

そして11時30分に4時間目が始まり、11時32分に緊急地震速報の放送が流れ、訓練がスタートしました。

まずは一時避難。机の下で身の安全を確保します。

揺れがおさまり、防災ジャケットを着用します。

そして大津波警報発令の放送の後、屋上へ避難を開始します。

また、負傷者が出る想定でも訓練が行われ、腹部を負傷した生徒は職員に抱えられて、脚を負傷した生徒には肩を貸して避難するなど、協力しながらの避難が見られました。

点呼を行い、全校生徒の避難が完了しているか確認します。

津波警報が解除され、グラウンドへ移動します。

訓練後には、逗子市防災課の職員の方から次のようなお話がありました。

「小西教頭先生からもお話があったように、7月30日のカムチャッカ巨大地震の際、幸いにも逗子市に津波は到達しませんでした。しかし、日頃から津波への意識を高めておくことが大切です。災害は学校にいるときだけでなく、いつ・どこで起こるか分かりません。どんな時間、どんな場所でも安全に避難できるよう、日頃から自分で想定しておくことを心がけてください。自分の身を守れるのは自分自身です。『訓練は本番のように、本番は訓練のように』という意識を持って、今後も避難訓練に取り組みましょう。」

校長先生のお話

「この学校は海のすぐそばにあります。地震が発生した際は、まず揺れに対して安全を確保しなければなりませんが、その後は『津波が来るかもしれない』という意識に切り替える必要があります。今回のカムチャッカ地震のように、揺れを感じなくても津波警報が発令されるケースもあります。そうした場合でも、客観的な情報を正しく把握し、冷静に行動することが求められます。」

今回の避難訓練を通して、改めて防災意識を高めることができました。
今後も、いざという時に落ち着いて行動できるよう、日頃から防災への意識を持ち続けていきましょう。