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中学1年生 音楽鑑賞教室

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中学1年生 音楽鑑賞教室

中学1年生 音楽鑑賞教室

1月14日(火)、逗子市文化プラザなぎさホールにて中1音楽鑑賞が行われました。

演奏をしてくださったのは、「世界の果てまでイッテQ!」、「24時間テレビ愛は地球を救う!」などなど、多くのテレビ番組への出演でいま最も話題のパーカッション・パフォーマンス集団 “T.J.P.P.A.L”さんです。

 

 

最初の演奏は『フライト・オブ・ザ・バンブルビー』(熊蜂の飛行)。

マリンバによるスピード感溢れる合奏から演奏会の幕開けです。

演奏後、T.J.P.P.A.L十鳥さんよりご挨拶と楽曲のご紹介をいただきました。

少し変わった音楽を奏でてくださるT.J.P.P.A.Lさん。一曲目の写真を見て気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、ステージ上で演奏する楽器は全て打楽器です。

通常、打楽器は縁の下の力持ちのような楽器です。打楽器を主役にするにはどうすればよいのか。そこで今日の大事なキーワードになってくるのが「発想の転換」という言葉です。

ありとあらゆる可能性をアイデアと工夫から生み出すことで、打楽器に無限の可能性が広がるのです。

ところで、みなさんはマリンバの演奏者といわれるとどんな姿を思い浮かべますか?

多くの人がバチを右手左手に1本ずつ持ち演奏する姿を想像すると思いますが、ダブルマレットという片方の手に2本ずつ持つ奏法もあり、この奏法ではソロでハーモニーをつくることができるのです。

このダブルマレットという奏法で『Jupiter』を演奏していただきました。

1曲目とは全く違う雰囲気、目を閉じるとまるで複数人で演奏しているかのような奥行きのある音楽が1人の演奏からつくり出されていてとても驚きました。

続いての演奏は、2020年公開のアニメ映画『STAND BY MEドラえもん2』の主題歌として、菅田将暉さんが歌い大ヒットした『虹』。

ビブラフォンという楽器には、通常ビブラートを表現することのできる装置をつけますが、今回はそれを外し、優しい鉄の音色で演奏していただきました。

先程のマリンバにビブラフォンが加わった、とても綺麗で優しい演奏が『虹』という曲にとてもマッチしていました。

優しい演奏から雰囲気がガラッと変わってオリジナル打楽器の登場です。なんとこちらの太鼓のような楽器は100円ショップで入手した6つのパーツでつくったそうです。600円で完成した楽器、これもある種の「発想の転換」ということなのですね。

その後のスネアドラムとドラムのソロの迫力あるパフォーマンスもとてもかっこよかったです。パフォーマンス後はドラムの構造と演奏の方法などについて説明していただきました。

次は『レインドロップス』というバラード曲です。

直訳すると「雨粒」ですが、雨という少しネガティブなイメージというよりは、雨のあと雲の隙間からさす光の矢、そこから見える青空といった前向きな情景をイメージしながら曲を楽しむことができました。

そしてボディーパーカッションによる『スタンビート』。みなさんご存知の通り、身体だけでできる演奏です。

と、ここで逗子開成の生徒たちもボディーパーカッションにチャレンジ!

A、B、Cの3グループに分かれて、このホールにいる全員でつくり出す演奏、とても楽しい時間になりました。

その後『ロック・トラップ』という曲もボディーパーカッションで演奏していただきました。

続いてはタンバリンを使った演奏です。見たこともない様々な演奏法で、タンバリン2台の掛け合いが楽しいパフォーマンスでした。

次はアメリカの作曲家ルロイ・アンダーソンによって作曲された『プリンク・プランク・プルンク』。アップテンポなこの曲には途中で合いの手が入ります。

この合いの手をT.J.P.P.A.Lさんらしくアレンジ。身近にあるフライパン、ピコピコハンマー、そしてなんとしゃもじなどが楽しい音の素材として使われていました。

その後はディズニーメドレーの演奏、そしてついに最後の曲、コンガが加わり『オルフェのサンバ』を演奏していただきました。

生徒たちのアンコールに応えてくださり、テレビ出演の際に披露されていたメドレーによって本日の演奏会は幕を閉じました。

【生徒の感想】

ディズニーメドレー、もっと聴きたかった!

一つ一つの楽器の演奏に工夫があってとてもよかった!

ボディーパーカッション楽しかった!

などなど、演奏会後の会場は楽しそうな声で溢れていました。

T.J.P.P.A.Lの皆さんのとても楽しみながら演奏・パフォーマンスをされている表情、雰囲気、世界にすっかり引き込まれて、1時間30分という時間があっという間に感じられ、もっと聴いていたいという気持ちになりました。

貴重な時間をありがとうございました。