学校生活
TSキャンプ2日目・3日目

10月2日〜4日、中学2年生のTSキャンプが行われました。
本日は2日目・3日目の様子をお届けします。
9:00に教室点呼。今日の予定を確認し、プリントが配られ、体育館へ移動します。
体育館では釘子さんが東日本大震災の被災者として当時の様子についてお話してくださいました。
「自分が被害に遭う可能性があると思うか」という釘子さんの問いかけには、全員の手が上がりました。
地震発生時の状況、災害などについて詳しくお話をいただき、また当時の津波の動画なども見せていただきました。
教室に戻り、講演の振り返りをします。
そして12:00。お昼ごはんの時間です。
防災食のトマトリゾットをみんなで食べました。
午後も体育館へ。
児玉さんが講演してくださいました。
講演の最後には災害に関する⚪︎×クイズ。
⚪︎だと思う人は左へ、×だと思う人は右へ移動します。
全員の答えが一致するシーンも。
「ちょっとひねったクイズにしないと逗子開成の生徒たちは簡単に答えちゃうんだよね」と児玉さん。
最後は質問コーナーで4人の生徒の質問にとても丁寧にご回答いただきました。
身近に起こり得る地震や津波の恐ろしさを再確認し、どのような行動を取るべきなのかについて深く考えられる時間となりました。
釘子さん、児玉さん、ありがとうございました。
教室で振り返りをし、再び体育館へ。
グループごとにダンボールを使って避難所を設営します。
リーダーの生徒たちも大活躍でした。
夜ごはんは防災食のカレーと米粉パンです。ご飯を食べるとみんなでお風呂へ。
22:00に消灯・就寝。おやすみなさい。
翌日は6:00に起床。
みんなよく眠れたかな?
閉会式での「快適に眠れた人?」という三須先生の問いかけに半分くらいの生徒の手が上がりました。
「こういう状況で自分が眠れるのか眠れないのかを知ることができたことも大きな経験。再び同じような状況を経験する時、きっとそのことを思い出すから。
限界的な状況の中で、どうにもならないけど立ち向かおうと決めた人達が周りにいて、その人達と力を合わせることがTeam Synergy。そういう人とお互いに手を取り合う時、自分一人ではできなかったことができるようになる。
そして、どうにもならない状況に陥った時にその人の価値が問われる。」
学年主任の佐藤先生からのお話。
「体育館に泊まる経験はなかなかない。宿泊行事ということで気持ちが昂っていたかもしれないが、残念ながら避難所といえる状況ではなかった。
例えば6:00起床なのにそれより前に行動したということ。係の仕事や遊んでいたわけでなくても周りのことを考えられてはいない。『これをしたら相手は、周りのみんなはどう思うだろう』ということを考えて行動しなければいけない。
今回の避難所運営はよくできたとは言えなかった。しかしうまくいかなかったというヒントをつくることができたので、このような話を聞いて今後どう活かしていくべきかを振り返ることが大事である。」
そして各リーダーや係の生徒から一言ずつ。
最後に活躍してくれた代表の生徒達の記念撮影。
みんなをまとめてくれたり、いろいろ考えて動いてくれてありがとうございました。
3日間のTSキャンプ、うまくいったこともうまくいかなかったことも含めてとても貴重な時間を過ごし、色々な気づきがあったのではないでしょうか。
みなさん、お疲れ様でした!