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朝食がカラダにもたらす影響

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朝食がカラダにもたらす影響

朝食がカラダにもたらす影響

大塚製薬株式会社 横浜支店
熱中症予防指導員
神奈川県未病サポーター
睡眠健康指導士(上級)の佐々木博子様にお越しいただき、高校1年生を対象として講演会が行われました。

みなさんは朝ごはんを毎日食べていますか?

そして「朝ごはん」と聞くと1〜3のどれを想像しますか?

 

1.午前中に食べる食事
2.朝起きてから2時間以内に食べる食事
3.一日の活動が始まって最初に食べる食事

朝ごはんとして理想的なのは2の「朝起きてから2時間以内に食べる食事」です。

 

1日は24時間です。しかし、人間の体内時計は24時間+αと言われています。

この差が開けば開くほど、集中力や睡眠の質などいろいろなところに影響が出てしまうので、この時間を揃えてあげなければなりません。

眠っている時と起きている時は、それぞれ違う種類のホルモンが自動的に制御されています。

それを整えるのが「日を浴びること」「栄養バランスの良い食事を摂ること」です。

バランスの整った食事を摂ることで、栄養素を体内にとり入れ、その栄養を全身の細胞に行き渡らせることで体内スイッチがオンになります。

 

 

また、自律神経は脳がコントロールしています。

なので体は起きていても、脳が眠っているとぼーっとしてしまいます。

そして、脳はたくさんのエネルギーを必要とする臓器です。その脳にしっかり働いてもらう為にはエネルギーの補給、つまり食事が大事と言うことができますね。

 

昔は、脳に必要なのは炭水化物だけと言われていました。

脳の神経細胞に必要な栄養はブドウ糖ですが、脳全体で連携を取り合う神経伝達物質はタンパク質・ビタミン・ミネラルといった栄養素も必要となります。

例えば、食べたものがいきなり筋肉になるわけではないように、食べたタンパク質が分解され色々な栄養素とくっつき合成されることによって必要なものに変化します。しかし、合成されるタイミングで必要な栄養素が足りなければ、変化することができません。
そこで炭水化物だけでなく、おかずなどもバランス良く食べることが大事と言えるのですね。

このことを実証する為にある実験が行われました。この実験では、同じ人に下記の4種類の朝ごはんを食べてもらい、集中度の変化を調べるといったものでした。

1.洋風パン食
2.栄養補助食品
3.おにぎりのみ
4.水のみ

すると、集中度が高い1と2に比べて、3と4は低いという結果となりました。
水しか飲まないのとおにぎりのみとではあまり差がないようです。

朝ごはんは「お腹が空かないから食べない」「お腹が空いたから食べる」というよりも、全身の細胞に栄養を送ることでカラダのリズムを正しく刻むために必要なことと言えます。

 

次に睡眠についてです。

生徒たちに事前にとったアンケートの項目の「眠り足りていると感じるか」についての集計結果は以下の通りです。

 

眠り足りていると感じる  43%

眠り足りていないと感じる 33%

 

どちらも平均睡眠時間は変わりないのですが、「眠り足りている」と感じている方は朝ごはんにおかずもたべている、「眠り足りない」と感じている方は、おかずを食べていないという結果が出ました。

 

なぜ朝ごはんが睡眠にまで影響してくるのでしょうか?

 

入眠時に眠くなるホルモン(メラトニン)は朝ごはんをバランス良く摂ることで分泌されます。

充実した眠りは、より早くカラダの修復をすることができます。

また、バランス良く食べることができないとメラトニンの分泌が遅くなり、眠り足りないと感じてしまうのです。

 

バランスの良い朝ごはんを食べることの重要性について知ることで、一日のスタートである「朝ごはん」を見直し、改善していかなければと感じました。

 

ご講演後、大塚製薬の佐々木様からカロリーメイトゼリーをいただきました。

貴重なご講演をありがとうございました。

 

4月から高校2年生となる高校1年生たち。

受験に向けて日々の勉強の積み重ねも大事ですが、自身の体調を整える習慣もとても大事です。

まずは朝ごはんから見直し、体を整えて、規則正しい生活を送りましょう。

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