新着情報

中学1年生 道徳の授業

学校生活

中学1年生 道徳の授業

中学1年生 道徳の授業

中学1年生、今年度最後の道徳の時間は、校長先生による授業でした。

 

「あいさつ」について、あらためて考えよう

 

数年前、神戸のとあるマンションでは、住民の人たちがあるルールをつくりました。

「あいさつを(   )する」

(   )には何が入るのでしょう?

 

ここには「禁止」という言葉が入ります。

 

・自分の子どもには、知らない人に挨拶されたら逃げるように教えているので、マンションでお互いに挨拶をしないようにしてほしい。

・マンションで挨拶をしても、相手から挨拶が返ってこないので気分が悪かった。だから、マンション内ではお互いに挨拶をやめよう。

 

住民からの上記のような意見から、このマンションでは挨拶が禁止となったようです。

この2つの意見について共感できるかできないか、中1のみんなに聞いてみました。

学校という場所では
「挨拶をしない」というルールをつくるべきなのか?
「挨拶をしなければいけない」というルールをつくるべきなのか?
それともそういったルールをつくるべきではないのか?
みんなはどう考えるでしょうか。

一方、あいさつしなくても不自然ではない場所もありますね。
例えばお店を利用する時。
店員は「いらっしゃいませ」と声をかけますが、利用している側は「いらっしゃいませ」に返事を返すことはほとんどありません。

あいさつをしなくても不自然ではない理由として、日本の伝統的な接客の仕方である、「利用者は立場が上、従業員は立場が下」という上下関係のような考え方が一つの解釈の仕方です。

 

それから、「いらっしゃいませ」に対して返す言葉がないという考え方もあります。

「おはようございます」
「こんにちは」
このような挨拶であれば、同じように
「おはようございます」
「こんにちは」
と返すことができますね。

 

このことから「いらっしゃいませ」をやめた飲食店が登場しました。

 

それは牛丼チェーンの吉野家です。

 

「『いらっしゃいませ』だとお客様は返事のしようがないが、『こんにちは』だと返事をしやすい。そこで会話やコミュニケーションが生まれることもある。」と、吉野家ホールディングスの河村泰貴社長は語り、吉野家では2019年から「いらっしゃいませ」ではなく挨拶でお客様をお迎えしているそうです。

「あいさつ」について、どう感じたでしょうか?
色々な角度から考え、自分なりに「あいさつ」の在り方を考えてみましょう。

This website is available in English
PC users can switch between the Japanese and English versions from the button at the top right of the screen, and smartphone users can switch between the Japanese and English versions from within the menu.