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全日本高校模擬国連大会に参加

生徒の活躍

全日本高校模擬国連大会に参加

全日本高校模擬国連大会に参加

 

” Cuba would like to submit our Draft Resolution officially to the floor”

 

この一言に、今年の全日本高校模擬国連の思い出が集約されたと言ってもいいでしょう。(決議案を正式に提出するという会議中の決まった文言です。)
その瞬間まで本当に多くの努力がありました。そして逗子開成の模擬国連の活動はまた一つステップアップできたと思っています。

 

2日間に渡って行われるセッションは、根気強い対話の繰り返しです。50分の非公式討議の合間に3か国ずつスピーチをする公式討議を挟みながら、朝10時から夕方の5時まで、国連大学の会議場では本物さながらの議論が交わされます。時には緊張感を持ち、時には笑顔や充実感とともに、進んだり止まったり、後戻りをしながら、各国大使(に扮した学生たち)は決議案の作成を続けるのです。

 

1日目の朝は、〇〇高校の代表としての顔をして集まった大使たちですが、議論が進むにつれてオランダ大使の顔、キューバ大使の顔へと変わり、2日目にはキューバ大使さん、オランダ大使さん、として互いに認識するようになります。そして会議終了の木槌が鳴ると、大きな拍手とともに17歳の高校生の顔に再び戻るのです。

大会前から終了までの数日間は、眉間にしわを寄せ、ピリピリムードがピークに達している生徒たち。しかし、大会が終了し、駅へ向かう帰り道、高揚感と安堵感でくるくる変わる彼らの豊かな表情を見ていると、彼らの大きな成長を感じます。

予選会議を勝ち抜いてきた大使たち。全日本と名がつくからには、頂点を目指したい。最初はそう思って会議場に乗り込む彼らも、会議の進行とともに、それぞれの国の大使としてのプライドが芽生え、自国の利益、ひいては世界の調和を実現したい。本気でそう思うようになるのです。その相反する気持ちの狭間で、彼らは一生懸命対話を続けます。あくまでも紳士的に誠実に。それこそが模擬国連の不思議な魅力でしょう。

 

受賞すればニューヨークへ、惜しくも逃せば次の会議へ!挑戦は、彼らがモギコッカー(模擬国連をする人の愛称)である限り続きます。

稲垣・奥ペア、宮山・田村ペア、お疲れさまでした。

 

“We would like to adjourn the session” (会議の終了を表す決まった文言です。)

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