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【シネマ倶楽部】『20歳のソウル』鑑賞文

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【シネマ倶楽部】『20歳のソウル』鑑賞文

【シネマ倶楽部】『20歳のソウル』鑑賞文

10月24日25日に、中学1~3年生が『20歳のソウル』を鑑賞しました。

(作品概要)

浅野大義は市立船橋高校吹奏楽部に所属する男の子。担当はトロンボーン。活発で優しく、真っ直ぐな大義は、いつも周囲を明るく照らし、そして大義自身も部員たちに支えられ、青春を謳歌していた。なにより特別な存在である顧問の高橋健一先生に大きな影響を受け、心身共に成長していった。大義は、市船・野球部のために、オリジナル応援曲の作曲に挑戦。作曲の難しさに葛藤しながらも、ついに「市船soul」が誕生する――

千葉県船橋市立船橋高校に代々受け継がれている応援曲「市船soul」。その楽曲は、市船を勝利へ導く神応援曲としてSNS上で話題となった。その名曲の裏側には、20歳という若さで、短い人生の幕を閉じた浅野大義という青年がいた。彼の告別式には164人の吹奏楽部員が集まり、これまで仲間の背中を押し続けてきた「市船soul」で彼を天国へと送り出したのだ。彼が残した音楽は今も彼の魂とともに生き続けている。

音楽を愛し、たくさんの人々から愛された浅野大義青年の感動の実話を映画化。部活や行事を通じて仲間と日々関わり合う青春ど真ん中の生徒達には、どストライクの作品!!

※生徒の鑑賞文には映画の内容も含まれますのでご注意ください。

(中3A Tくん)

私はこの映画を見て、大義君の生き様から沢山のことを学んだ。
生きて共にあること、それは当たり前ではない。この映画の中でもそのシーンがあった。大義君の部屋の中でのシーンでの「明日だってあるかどうか分からない」という言葉はとても印象深かった。彼はもういつ死んでしまうか分からないという状況だからこそ、残りの時間を”今しか出来ないこと”という高橋先生の言葉を生かし、今を精いっぱい生きようとする姿勢にとても感動した。これは誰にでも出来ることではなく、自分のため、そして他人のためも思い生きようという強い意志があると私は思う。
友達は自分にない所を補ってくれる存在と言うが、今作品での大義君と彼の友達との関係はまさにというよりもそれを超越していると思う。高校時代の彼らは誰一人として無視せず、仲間を思いやって助け合って過ごしていた。私は自分とは同じではない他人に情をかけることができるのが友情であり友達であると思う。またこのような素晴らしい関係があったからこそ大義君が病気になった時も本人がいないのにも関わらず演奏で励ましたのだと思う。そして大義君が亡くなり葬儀の時、友達の思いというものは、他でもない友情と、感謝、労りなどの様々な気持ちが混ざり合ってできたものであり、私はこれを見て深く考えさせられた。
また彼には先生という目指すべき場所、目標、存在があってこそ、その友情は生まれたと私は思う。口では反対しつつも納得できる所があった話や先生自身も彼をリスペクトしていたからこそ彼はそのような生き方ができたと私は思う。
この友情、先生という存在、そしてその他の多くによって彼の価値観、生き方が構築されたと思い、改めて素晴らしい作品だと思った。

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