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【シネマ倶楽部】『さかなのこ』鑑賞文

学校生活

【シネマ倶楽部】『さかなのこ』鑑賞文

【シネマ倶楽部】『さかなのこ』鑑賞文

6月9日に中学1,2年生が『さかなのこ』を鑑賞しました。

(作品概要)

お魚が大好きな小学生・ミー坊は、寝ても覚めてもお魚のことばかり。他の子供と少し違うことを心配する父親とは対照的に、信じて応援し続ける母親に背中を押されながらミー坊はのびのびと大きくなった。高校生になり相変わらずお魚に夢中のミー坊は、まるで何かの主人公のようにいつの間にかみんなの中心にいたが、卒業後は、お魚の仕事をしたくてもなかなかうまくいかず悩んでいた…。そんな時もお魚への「好き」を貫き続けるミー坊は、たくさんの出会いと優しさに導かれ、ミー坊だけの道へ飛び込んでゆくーー。

  • 生徒の鑑賞文には映画の内容も含まれますのでご注意ください。

(中2G Mくん)

僕はこの映画を鑑賞して、好きなことを続けることで、人生が豊かになるのだなと思った。正直、今の自分は圧倒的にこれが好きで熱中している、という物は全くない。ただ、たとえ周りからずれていても、それは必ずしも悪いことというわけではなく、むしろ幸せなことなのだろうと思った。もちろん周りをまきこんで迷惑をかけたりするのはよくない。それでも、一つのことに夢中になっている人はうらやましいなと思った。また、一つのことに夢中になることは、支えてくれる他者とのつながりが不可欠だと思った。支えてくれる人達がいるからこそ、自分はなにかに没頭できる。なので、自分は没頭できる物を持ってはいないが、誰かを支えたり、力になったりすることはできるのではないかと思った。さらに支えている側も、だんだん没頭していることに影響をうけ、同じように一つのことに没頭するということがおきる可能性もあり、そして輪が広がっていくということもあるのではないかとも思った。

この作品は、ユーモア、感動、学べることが全てあり、内容、映像ともに非常に美しい作品でもう一度見たいほどである。もしも周りとは異なる趣味や思考を持っている孤独な存在だったとしても、自分自身を受け入れ、自分の熱中することに没頭することは大切なことだし、幸せなことだと思い、また、それを支えてくれる人もいるのだと思って自分らしく生きるということが大切なのではないだろうか。

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