総合学習「人間学」は、将来も自ら学び続けるために、中1から高2までの5年間、体系化されたプログラムに取り組みます。私たちが生きる世界全体にまで視野を広げ、問題意識を持ち、人間に対する理解を深めます。また、自分自身を見つめなおすきっかけとなることで、自らの進路を深く考えられるようになります。
主に「見る力」「聞く力」「話す力」を養います。まず、エンカウンターで人間関係をほぐし、「ビブリオバトル」で本や人と誠実に向き合う姿勢をつくり、構成を考えて表現する力をつけます。後期には、「海」を題材にした基本的な研究の仕方を学びます。
さまざまな読み物教材を通して自分の意見を持てるよう取り組みます。逗子開成らしく、海洋に関する問題をテーマに学びを深めつつ、ディベートにもチャレンジします。意見を発する力を高めながら、他者の意見に耳を傾けることで、自身の意見を深めるのがねらいです。
これまでの自分の歩みを振り返り、これからの進路と生き方について考え、夢をふくらませる「自己探求プログラム」に取り組みます。ニュージーランド研修旅行では、異文化との出会いと自己探求を通じて将来につなげます。また、中学3年間の海洋教育のまとめとして展示発表も行います。
高2のアジア研究旅行の事前学習として、各自「研究の問い(テーマ)」を立てます。問いを立てる際、さまざまな探究フォームを使って、情報を活用する力、書く力、表現する力などを高めます。また、校外から講師を招いて交渉方法なども学びます。
5コース選択制の研修旅行と、その事前学習・事後学習に取り組みます。それぞれの土地で生きる人々と触れあう経験が視野を広げ、問題意識と課題解決について思考を深める契機となっています。事後学習では、高1までの学習を基に「研究レポート」を作成します。