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体育祭2日前の朝

2022/05/12

いよいよ体育祭を明後日に迎えた朝。どこからともなく伝わってくる熱気の中、校舎内に足を踏み入れると、中学生がリレーのバトン練習をしていました。話をきくと、東軍を代表して走る中3のリレー選手たちで、本番でベストなバトンパスができるように、朝生徒たちで声をかけあって早く来て練習をしているんだ、ということでした。

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他にもそういう生徒たちがいるのではないかと学校中を回ってみると、やはりあちこちで自主練習をしている生徒たちを発見しました。

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体育館や武道館の前のスペースを利用して練習する中学1年生たち

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海洋センターや移動教室などを使って練習に励む各軍の応援団

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職員室前のホワイトボードには各学年の現時点でのレコードが掲示されていました。


自分の時間を使って自分の意思で何かを行う時、人は大きく成長する。いつもよりずっと早起きしてでも上手くなりたい、そう思う意思がその人を上達させる。体育祭はそんなことを実感できる最高のチャンスでもあります。みんなが力を合わせて頑張れる、素晴らしい体育祭になりますように!

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学校学年行事

TV朝日「港時間」に逗子開成高校ヨット部が登場します

2022/05/10

TV朝日で金曜日深夜0時15分~0時20分で放送されている「港時間」は、世界各国の綺麗な港まちや風景を伝え、それぞれの港の生活そこに根付く文化や、人々とヨットとの関わりについて紹介する番組です。

来る5月13日(金)0時15分の放送に、逗子開成高校ヨット部が登場します。

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※画像はTV朝日のHPです

この取材のきっかけが素敵なお話なので紹介させてください。先日葉山港で本校ヨット部が活動中、大西洋横断レースで活躍する世界最先端のDMG MORIセーリングチームのヨットが、強風ゆえ寄港に手間どっていました。その時に本校ヨット部員達がさっと駆け寄って手助けをしたそうです。この時は本校ヨット部は休憩中で顧問の先生はその場におらず、部員たちの判断で行動したそうです。DMG MORIセーリングチームの方々が「素晴らしいシーマンシップだ」と感動してくれました。そのチームはDMG森精機株式会社のチームなのですが、そのDMG森精機がTV朝日「港時間」のスポンサーで、ぜひ「港時間」で本校ヨット部を紹介させてほしい、と依頼があったのです。いかにも逗子開成の生徒たちらしい活躍だなあと胸をうたれました。

逗子開成高校ヨット部の雄姿を、5月13日(金)深夜0時15分、ぜひTVでご覧ください。

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クラブ活動報告

生徒総会ONLINE

2022/05/06

本日生徒総会がありました。生徒総会とは生徒同士が生徒のための学校づくりについて生徒同士で話し合う場です。例年授業ひとつを使って行っていますが、今年は生徒会からの「生徒全員が参加できる有意義な議論をしたいので2時間分の時間が欲しい」という要望で6時間目7時間目を使って行われました。

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形式はオンライン。各教室がオンラインミーティングでつながっての生徒総会です。司会役をつとめる生徒会本部からの声と映像が全教室に届き、各教室からの声も本部、そして全教室に届きます。全クラスがミュート状態でつながり、発言するクラスだけがマイクをオンにすることで、全校生徒の話し合いが混乱することなく整然と行うことができていました。

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もともとコロナ対策からはじまったもののはずでしたが、いざはじまってみると、驚きました。全校生徒が体育館に一同に集まるかつての生徒総会では実現できなかった、参加者一人ひとりが意見を言える、という場が成立したのです。

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議題は3つありましたが、その中でも特に白熱した議題は「自動販売機にスポーツドリンク以外の糖分を含む飲み物は置かない」というテーマです。日ごろから生徒の声を集めている生徒会が、生徒を代表して健康上の悪影響を理由にこのテーマを提示しました。全生徒にとって日常生活に関わるこのテーマ、中学1年生から高校3年生にいたるまで、各クラスで白熱した議論が繰り広げられました。

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まず生徒会から議題の提出とその理由の説明があり全校生徒がそれを聞きます。それを聞いた後は質問の時間。質問のある生徒はクラス内で手をあげ、そのクラスのパソコンの挙手ボタンを押し、司会役をつとめる生徒会がそれに気づき発言を促す、という流れです。「具体的にどのくらい減らすのか」「将来的にはラーメンやパンなども制限したいのか」など中身の濃い質問が出ました。

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質問タイムのあと、各クラスで議論をする時間になりました。「糖分が体に悪いから目の前から無くすのではなく、糖分がどう体に悪いのかを皆で知ることの方が大切だ」「体に悪いのは糖分だけではない」「自分で考える力をつけるのが大切。選択肢を取り上げるとその機会を奪うことになる」など説得力のある意見が各クラスからどんどん出てきました。

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各クラスでの議論中もオンラインはつながり続け、各クラスからの意見がコメント機能を使って画面上(つまり全校生徒の面前)にどんどん投稿されます。そのシステムがそのコメントを読んでさらにクラスでの議論が活性化するという相乗効果を生んでいました。

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「クラスでの議論の最中にスマートフォンを使ってよい」というルールに生徒たちの本気度が見て取れました。ある意見を通したいためだけの議論の場であればこういうルールはなかったはずです。このルールのおかげで「糖分がどれだけ制限すべきかは厚生労働省とWHOで意見が分かれるところである」などのデータを根拠とした説得力のある意見が飛び出すクラスもありました。

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ひとしきり議論を重ねたのち、いよいよ賛否の投票です。各クラスが票を取りまとめ、スプレッドシートに入力をするというシステムを採用することで、リアルタイムに集計が進みます。

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結果「自動販売機にスポーツドリンク以外の糖分を含む飲み物は置かない」という議題については、反対意見多数により否決されました。

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否決こそされましたが、今回生徒会が提出した議題は実際の生徒たちの声です。議題に挙げても反対多数で否決されることは予想されていました。しかし生徒会が、少数派の意見も大事にしたいという思いを胸に、矢面に立つ形でこの議題を提出した姿勢は大変立派だったと思います。その熱い想いはきっと多くの生徒達に伝わったことでしょう。


今回コロナ禍の中でもできる生徒総会として開催されたオンライン生徒総会ですが、従来の生徒総会の何倍も民意を直接吸い上げることができる、まさに新時代の生徒総会だったと感じました。これから新時代を担っていく彼らの成長を、これからも見守り続けたいと思います。

<オフショット>

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議論の途中でもカメラに反応してしまうかわいい中1君たち

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そのあとすぐに議論に戻りました。かっこいい!

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議論の合間の休憩中に「これで買いおさめになるかもしれない」と自動販売機にダッシュしてきた生徒。

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生徒総会というチャンスを逃さずに「メディア委員のYouTube、チャンネル登録おねがいします」と宣伝し歓声を浴びるメディア委員長。

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生徒会・委員会活動

体育祭学年練習

2022/05/02

体育祭まで残り2週間、各学年で学年練習が行われています。今日は6時間目7時間目を使って中学2年生の学年練習が行われました。学校行事は生徒のもの。その考え方は学年練習の段階から貫かれており、生徒が流れを決め、生徒が準備をし、生徒が運営をします。中3以上にもなるとそれはもう見事なものですが、今日は中学2年生。果たしてうまくいくのでしょうか。

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準備にいそしむ生徒たち

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りりしい表情の体育祭実行委員に「今日、もし先生がこの場から誰もいなくなってもうまく学年練習が運営できそうですか?」ときくと「はい、もちろん。もう流れもちゃんと決めてきたし、皆協力してくれるし、大丈夫です。」と力強い声がかえってきました。「むしろ先生がじゃまなぐらい?」ときいたら「さすがにそれはないです(笑)」と笑いながら答えてくれました。

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本日の練習を取り仕切る体育祭実行委員副委員長から「6時間目7時間目、2時間分も使わせてもらってるから、皆きびきび動いていい練習にしましょう」という話がありました。「使わせてもらっている」という言葉に生徒たちの主体性がはっきりと見て取れました。

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台風の目

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開成ジャンプ

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目指せ新記録!

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リレーは生徒たちの大歓声に包まれて本番さながらの盛り上がりをみせました。


中学2年生の学年練習でしたが、体育祭実行委員・体育係を中心に非常に良い時間を創り出すことができていました。本番の体育祭が楽しみです。みんなお疲れ様!

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学校学年行事

【松坡文庫研究会】田辺嫰さんの肖像レリーフ

2022/04/27

松坡文庫研究会の活動 田辺嫰さんの肖像レリーフ

 小さな肖像レリーフ(円形 径150㎜ 銅製)があります。象られているのは微笑む若い女性。着物姿で洋髪、髪飾りをつけているようです。

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 田辺新之助先生の次男、黒田清輝門下の洋画家田辺至(1886~1968)が制作したもので、左下に篆体の「至」字が刻まれています。

 女性の名は田辺嫰(たなべ ふたば)、制作されたのは昭和15(1940)年頃です。同じようなレリーフは複数制作されたようですが、これはそのうちの一つです。

 田辺嫰は大正7(1918)年6月14日に至とその妻である操(田澤雄太郎の長女、青鞜社に参加。)との間の長女として生まれました。兄に穣(1916~1982 画家)、弟に茂(1920~1923)がいました。至は大正11(1922)年から文部省在外研究員として美術研究のためヨーロッパ諸国に赴き、その後、妻の操は渡欧した(大正12年の前半だと思われる)ため、穣・嫰・茂の三人は操の妹である光(画家吉村芳松の妻)に預けられました。吉村芳松・光夫妻も至がアトリエを構えていた東京田端光明院敷地内に住んでいました。至夫妻の帰国は大正13(1924)年末で、幼い嫰は4歳から3年間ほど寂しい思いで過ごしたに違いありません。嫰は長じて東京女子大学に進んで勉学に勤しみ、友人にも恵まれていたようですが(親友の一人が外相を務めた園田直に嫁いだ松谷天光光でした。)、卒業を間近にした昭和14(1939)年12月30日、盲腸の悪化により死亡。

 至・操夫妻にとっても、嫰の祖父にあたる新之助先生にとっても大きな悲しみでした。

 松坡先生(田辺新之助先生)に「己卯十二月三十日、傷孫女嫰急亡(孫女嫰の急亡を傷む)」と題された七言絶句(二首)があります。其の一は次のようなものです。

歳云暮矣冽風霜           歳ここに暮れ 風霜冽し
菊後梅前景太荒           菊後 梅前 景 太だ荒たり
殘臘一庭斜照下           残臘の一庭 斜照の下
山茶花落有微香           山茶花落ちて 微香有り

 冽は寒い、冷たい。菊後梅前は菊も咲き終わった後で、梅はまだ咲かない時期。殘臘一庭は残り少ない蠟月(陰暦十二月の異称)の庭。斜照は斜めに照らす夕日です。菊は散り、梅はまだ咲かないけれど、咲いていた山茶花(中国では椿をいいます)が落ちてしまった。山茶花(椿)の花は花びらが一枚ずつ散るというのではなく、花ごとぽたりと落ちるので、ここでの「山茶花落」は嫰の急死に譬えています。「微香」は嫰の思い出です。山茶花は香り高い花です。

嫰の父である至がその思い出のために制作したのが、写真を掲出したレリーフです。至のお孫さんが何点か所蔵されています。

ところで、嫰の死の5年前の昭和9(1934)年の初め、新之助は次女秀の一人娘武子を喪っています。武子は22歳の若さでの自死でした。武子の死を悼んだ詩(「悼横地武子」)の第二句には「掌中之玉一宵摧  掌中の玉 一宵にして摧(くだ)ける」とあります。

 至の制作になる嫰の肖像レリーフを前に、至や操、新之助、鍈の気持ち、また武子のことを考えました。

 三男四女に恵まれた新之助・鍈夫妻ですが、三人の男児(元、至、定)に比して、四人の女児は幸薄かったと言えます。長女三千は男児を生んだ直後に20歳で死去、次女秀は武子出産後まもなく寡婦となり、女手一つで育てた娘武子は22歳で自死、四女信は生後僅か11日で夭折。三女の淑は野沢氏に嫁し三人の男子(謙、協、敬)を生み育て、83歳まで生きましたが、最期は蓼科の山荘の二階の階段からの転落死だったそうです。(松坡文庫研究会)

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松坡文庫研究会
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