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神奈川県私立中学校・高等学校 振興大会 参加報告

2023/12/06

11月27日(月)、パシフィコ横浜 会議センターメインホールにて、2023年度 神奈川県私立中学校・高等学校 振興大会が開催されました。本校からは、志村理事長先生をはじめ、小和田校長先生、横山教頭先生ほか教職員代表の方々と、PTA役員・学級委員から有志あわせて12名が参加しました。

神奈川県内の各私立中学・高校から多くの方々が参加され、約1,000席のホールがいっぱいになる規模での開催はコロナ禍を経て4年ぶりです。

賛成多数により「大会決議・保護者の願い」が採択され、私学振興策の着実なる実施と、より一層の公私間の学費格差是正や公私立学校の協調が図られるよう、神奈川県知事、神奈川県議会に要望・請願することが決まりました。

子ども達が安心して学ぶことのできる、充実した教育環境の整備を望む保護者の声を行政に届けるためには、個々の学校のPTA活動だけでは実現困難な状況ですが、組織として団結することにより大きな力になることを実感する機会でした。

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その他の活動

2023年度第1回保護者セミナー活動報告

2023/11/29

 11月11日(土)、本校カウンセラーで関東学院大学教育学部教授の青戸泰子先生をお迎えして、『2023年度PTA第1回保護者セミナー』を徳間記念ホールにて開催いたしました。

 今年度第1回目の「基礎講座」は、『気になる子ども編6ー学習意欲の低い子どもー』をテーマにご講話していだたきました。

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はじめに、後出しじゃんけんゲームをして、和やかな雰囲気の中、スタートしました。

 まず、子どもの不適応のサインには必ず理由があり、そのリスク要因はいろいろありますが、取り巻く環境と折り合わないとサインとなって出てくるのだそうです。環境と折り合えば、それは個性や才能、強みとなります。子どもの発達特性を知るためにも、良好な親子関係を築くのが大事であるとのことでした。

 今回のテーマである学習意欲の低い子どもとどう関わるかについては、C君の事例やゲームばかりしている子どもの中では何が起こっているのか、関わり方のポイントを交えながらお話されました。また、子どもに心の安全基地を作り、楽しい、嬉しい体験が、(究極的な)教育目標である命の大切さにつながるとのこと。良好な親子関係を築くためにも親自身も楽しいと思う時間を大切にしてくださいとのことでした。

 保護者からの質問では、サインを出さない子どもやうそをつく子ども、スマホばかりの子どもへの接し方などについて答えていただき、今回のセミナーも盛況のうちに終えることができました。ご参加いただきました保護者の皆さま、ありがとうございました。

 次回、第2回保護者セミナーは「応用講座」として、これまでの「基礎講座」にご参加経験のある方を対象に開催の予定です。こちらも是非ご参加ください。

文責PTA

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PTA活動報告

中学3年生 国語授業

2023/11/22

11月15日、中学3年生の国語の授業を見学しました。


本時は芥川龍之介の『羅生門』について読み解いていきます。

と、その前に、5分間の漢字テスト。

テスト用紙が配られ、賑やかだった教室はしんと静まり返ります。

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「始め!」

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見直しまでしっかりと。

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「やめ!」の声で生徒がテスト用紙を回収します。

みんないい点数がとれたかな?

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そして『羅生門』の授業へ移ります。

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前回の授業で宿題として出した、「下人の人物設定を読み取ることのできる箇所に線を引く」という課題の振り返りも含め、まずは5分間、各自教科書を読み、下人の人物設定について確認します。

その後、線を引いた部分を更に外面的なものなのか、内面的なものなのかに分けてマークしていきます。

ではまずは外面的なところから見ていきましょう。

下人の状況を表す文として、「行き所がなくて、途方にくれていた。」という部分があります。

では、行き所がないのはなぜ?

この文の少し前にある、「永年、使われていた主人から、暇を出された」というところから、読み取ることができますね。

すると、「暇ってなに?」「休み?」「休みではないと思う」「解雇ってこと?」と色々なところから声が聞こえてきました。

そしてどこかから「余波」という声も聞こえました。

「永年、使われていた主人から、暇を出されたのも、実はこの衰微の小さな余波にほかならない。」の中の「この衰微の小さな余波」という部分がなにか関係していそうですね。

「じゃあ『余波』とは、どういう意味?」

という先生の問いかけに、一人の生徒が「あまり歓迎できない影響」と答えてくれました。

そして、「この衰微の小さな余波」という部分の「この衰微」は何を表しているのだろう?

ここから「暇」が単なる休暇ではなく、職を失った状況であることが読み取れます。

...と、いったように、出てきた答えから更に疑問が生まれ、そこからまた答えが出ることで、『羅生門』という物語を深く読み進めることができました。

その後は、下人の内面的な部分についても生徒たちからたくさんの意見を聞くことができました。

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私たちが生きている時代とは異なる時代の小説だからこそ、場面の状況や登場人物の心情など理解しづらいと感じる部分が少なからずあるとは思います。

しかし、一つ一つの言葉を大事にしながら読み、前後の文からつながりのある文を探し、そこから想像することで物語への理解が深まっていくということを感じることができました。

小説を読み解く面白さ、そして生徒たちがのびのびと学習に取り組む姿が印象的な授業でした。

まだまだ続く羅生門。この後の展開も楽しみです!

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学習活動

PTAバス旅行「大人の社会科見学」

2023/11/20

11月16日木曜日、気持ち良い秋晴れの中、PTA成人部主催のバス旅行が開催されました。今回のテーマは「大人の社会科見学」です。


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朝、横浜駅に集合です。
校長先生と谷原先生、中1から高3までの保護者120名が参加しました。

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貸切バス3台で出発です。

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青い空に映える白い国会議事堂前に到着しました。

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ふかふかの赤じゅうたんを踏みしめて螺旋階段を上ります。

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大理石の柱には多くの化石が含まれているそうです。

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17年かけて昭和11年に完成した貴重な建造物です。

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エレベーターも歴史を感じさせます。

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天皇陛下の御休所です。

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衆議院議場、本会議が開かれるところです。

広い国会議事堂を歩き回ってすっかりお腹が空いたところで、東京ドームホテルへ移動してランチタイムです。

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スーパーダイニング「リラッサ」のブッフェ会場です。学年が混ざったグループで楽しくお話ができました。

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美しい盛り付けですね!北海道フェアが開催されていたので、蟹など北海道の食材を使ったお料理がたくさんありました。

美味しい食事の後は上野の東京国立博物館へ向かいます。

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日本で最も長い歴史をもつ博物館で、さまざまな文化財を思いおもいに鑑賞しました。

イチョウが色づく上野の並木道を後に、バスは一路羽田エアポートガーデンへ。

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エアポートガーデンは羽田空港第3ターミナルに直結する複合施設です。

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エアポートガーデンから10分ほど歩くと展望デッキです。

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先生方へのお土産を選ぶ校長先生を発見!

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成人部の方の誘導でバスに乗り込み、横浜駅で解散です。

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 東京の名所を1日巡るバス旅行「大人の社会科見学」は無事終わりました。参加者皆楽しみながら親睦を深めることができ、良い思い出となりました。
 企画そして下見をして、当日スムーズに運ぶようお世話してくださった成人部の皆様、ありがとうございました。

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PTA活動報告

全日本高校模擬国連大会に参加

2023/11/20

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" Cuba would like to submit our Draft Resolution officially to the floor"

この一言に、今年の全日本高校模擬国連の思い出が集約されたと言ってもいいでしょう。(決議案を正式に提出するという会議中の決まった文言です。)
その瞬間まで本当に多くの努力がありました。そして逗子開成の模擬国連の活動はまた一つステップアップできたと思っています。

 2日間に渡って行われるセッションは、根気強い対話の繰り返しです。50分の非公式討議の合間に3か国ずつスピーチをする公式討議を挟みながら、朝10時から夕方の5時まで、国連大学の会議場では本物さながらの議論が交わされます。時には緊張感を持ち、時には笑顔や充実感とともに、進んだり止まったり、後戻りをしながら、各国大使(に扮した学生たち)は決議案の作成を続けるのです。

 1日目の朝は、〇〇高校の代表としての顔をして集まった大使たちですが、議論が進むにつれてオランダ大使の顔、キューバ大使の顔へと変わり、2日目にはキューバ大使さん、オランダ大使さん、として互いに認識するようになります。そして会議終了の木槌が鳴ると、大きな拍手とともに17歳の高校生の顔に再び戻るのです。

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 大会前から終了までの数日間は、眉間にしわを寄せ、ピリピリムードがピークに達している生徒たち。しかし、大会が終了し、駅へ向かう帰り道、高揚感と安堵感でくるくる変わる彼らの豊かな表情を見ていると、彼らの大きな成長を感じます。

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予選会議を勝ち抜いてきた大使たち。全日本と名がつくからには、頂点を目指したい。最初はそう思って会議場に乗り込む彼らも、会議の進行とともに、それぞれの国の大使としてのプライドが芽生え、自国の利益、ひいては世界の調和を実現したい。本気でそう思うようになるのです。その相反する気持ちの狭間で、彼らは一生懸命対話を続けます。あくまでも紳士的に誠実に。それこそが模擬国連の不思議な魅力でしょう。

受賞すればニューヨークへ、惜しくも逃せば次の会議へ!挑戦は、彼らがモギコッカー(模擬国連をする人の愛称)である限り続きます。

稲垣・奥ペア、宮山・田村ペア、お疲れさまでした。

"We would like to adjourn the session" (会議の終了を表す決まった文言です。)

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