1月23日、体育館において七里ガ浜ボート遭難事故追悼集会が開かれました。この日は、逗子開成生徒にとって特別な日です。
受験を目前に控え、家庭学習期間中の高校3年生を含む、全校生徒・全教職員が参列します。この追悼集会は、1910年1月23日のボート遭難事故で亡くなった12名(本校生徒11名とその小学生の弟1名)と、1980年12月に起きた山岳部の八方尾根遭難事故で亡くなった6名(5名の高校生と顧問1名)の御霊を慰めるとともに、2度とこのような
悲しい出来事が起こらないように誓いを新たにするために、毎年行われているものです。
本年は、校史編纂に携わっている教員より、ボート遭難事故の内容・教訓について話がありました。亡くなった方々の遺影等、スライドを通じて紹介されました。また、生徒会長より「八方尾根遭難」の経緯について話がありました。多くの生徒が七里ヶ浜ボート遭難事故については知っていても、八方尾根遭難については事故の経緯をあまり知らないのではないか、との提案から一昨年より実施されています。
講話のあとに、吹奏楽部による演奏のもと、全校生徒・全教職員で黙祷を捧げました。
そして、集会後には、学校長、生徒代表、吹奏楽部が、学校を代表して校内にある「ボート遭難の碑」「いのちの碑」に献花を行いました。
また、稲村ヶ崎の「ボート遭難の碑」にも献花を行いました。
語り続けていくことの大切さを改めて考えさせられます。