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社会科学部+有志生徒 国立ハンセン病資料館訪問

2019/07/16

 7月13日(土)、社会科学部生徒+有志生徒で東村山にある国立ハンセン病資料館と多磨全生園を訪れました。8月に社会科学部で鹿児島県鹿屋市の敬愛園を訪問する予定のため、今回はその事前学習を兼ねての訪問でした。
 午前中は資料館でじっくり展示と向き合いました。お昼は、全生園内にあるお食事処なごみ様でお昼ごはん。お店の藤崎美智子様は、「全生園の明日をともに考える会」の代表でもいらっしゃいます。映画『あん』撮影の製作秘話などを興味深くうかがいました。参加生徒は、当日を迎えるにあたり、映画を視聴したり、原作を読んだりしておりましたので、お話をより具体的に想像することができたようです。作品を意識してか、ぜんざいをいただいた生徒もおりました。また、食事は「全国ハンセン病療養所入所者協議会」の事務局長を務めていらっしゃる藤崎陸安様とご一緒させていただきました。ご自身の体験や関わってこられた一連のハンセン病訴訟についてざっくばらんにお話いただきました。生徒の素朴な質問にも笑いを交えながら率直にお答えいただく姿が印象的でした。食事後には、全生園内の「人権の森と史蹟」めぐりです。時間の都合もあり、宗教施設や望郷の丘などを中心に、NPO活き生きまちづくりのメンバーの方に解説していただきながら見学させていただきました。そしてもう一度資料館に戻り、8月の訪問のための準備に取り組みました。

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ハンセン病訴訟に関するニュースが連日流れる中にうかがい、貴重なお話をうかがいました。報告する機会を逸しておりましたが、資料館には昨年の秋にも土曜講座の際にお世話になっておりました。その際も、学芸員の先生のみならず、館長である成田稔先生に、逗子開成とのご縁もあって、生徒たちに直接語っていただくという貴重な機会をいただいておりました。昨年に引き続き、お世話になりました資料館、食事処なごみ、全生園のご関係の皆様方にこの場を借りてお礼申し上げます。温かく迎え入れていただきありがとうございました。今後も学び続けます。

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