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新聞博物館にて新聞製作体験!

2017/01/16

1月14日、土曜講座「そうだ!博物館へ行こう!!」第6回が実施されました。今回の訪問先は新聞博物館でした。目的は、新聞製作体験、2016年報道写真展の見学、リニューアル後の常設展示の見学と盛りだくさん。

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9:45に現地集合しスタートです。今回は中1から高1まで16名が参加しました。まずは、新聞製作体験。見出しと90文字の原稿を考え、フォーマットに打ち込みます。個人記念写真を撮影していただいて、一枚の新聞が完成します。生徒たちは、身近な部活、遠泳や開成祭といった学校行事、学年の先生、自分自身の趣味などについてまとめていました。全員終了後に、新聞社OBの博物館スタッフの方に講評をしていただきます。

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講評では、新聞の見出しとと90文字をまとめることの難しさを実感します。

タイトルの正確さはどうだろう?
主語は?主体は?
詳細は具体的に書いた方が良いよ。
用語の使い方としてどうだろう?
読者全員がわかる言葉として適切だろうか?

作文とは違うことを痛感します。限られた文字数でどのように表現するのか、事実を伝えるのに必要な情報は何か、などアドバイスをいただきました。

その後、2016年報道写真展の自由見学です。報道写真がそれぞれに切り取った瞬間の力強さに圧倒されます。自然災害や都心の幻想的な風景、オリンピックなど昨年一年間を写真で振り返ることで、さまざまなことを考えます。

ある生徒は、東日本大震災を振り返る展示のうち被災者の5年間を示す写真をみて、「復興もまた大きく進んだように感じる僕だが、進んだのではなく「とりあえずどうにかして一歩は終わった」という5年なんだと再認識した。」と当日課題のなかに書いていました。
一方、オリンピックの感動を振り返った生徒は、北島康介選手が「プールに一礼」の写真を取り上げて次のような感想を書いていました。「僕は水泳部であり練習前、練習後には必ず礼をするが、北島選手の礼は、またそれとは違う感じがした。北島選手は自分の生涯をかけた水泳の感謝や、もう引退することを決意して、自分の結果に納得しているようにも 見えた。そんな北島選手がとてもかっこよく見える感慨深い一枚だった」

参加生徒それぞれの視点で写真を読み解き、 文章にまとめてくれました。

企画展見学後は、常設展示の見学です。情報社会におけるさまざまに発信される情報の見極め方について、新聞の特徴や新聞製作について、記者の仕事についてなどをそれぞれの視点で学びました。リニューアルしたばかりの展示を十二分に楽しんでいるようでした。

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時間が足りない生徒もいたようですが、12:30に現地で解散しました。
新聞博物館でしか学べないことを文字通り体感する一日となりました。ご対応いただきました新聞博物館ご担当者の皆さんありがとうございました。

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