この写真は、昭和29(1954)年の逗子小坪の状況をあらわす大変貴重なものです。
撮影された年がはっきりと分かるのは、この写真の裏面にあります。
この引き延ばされた写真の裏には、撮影された方のお名前と
「昭和29年」「小坪寺より大崎を望む」という文言が記されているからです。
この写真は、いくつかの経緯があって、ズシップ連合会広報ご担当の
中川様よりお預かりしました。
現在、社会科学部においてこの古写真を調べています。
撮影された季節はいつだろうか。
現在の景観との違いはなんだろうか。
浜に連なる漁船は何隻あるだろうか。
米粒のように見える人は何をしているのだろうか。
道と家との関係に、現在との違いはあるだろうか。
などなど、たった一枚の古写真ではありますが、
さまざまな情報を導くことができそうです。
「逗子」という地域を考えるきっかけにもなりそうです。