8月22日に横浜国立大学にて行われた「第9回海洋空間のシステムデザインカップ・ひれ推進コンテスト」において物理化学部が3年ぶり2度目の優勝を果たしました。
このコンテストは、ひれ等の水棲生物を模擬した推進装置を持つ模型船で,横浜国立大学にある100m
大型水槽で走らせ、10mのタイムを競うものです。
大会関係者もこれまで10秒/10mを切るのは不可能だろうと考えられていましたが、新記録には及ばなかったものの初めて高2チームが10秒の壁を越えることができました。
高2チームは3チーム出場し、準決勝で同校対決などもありましたが、3チームとも部としてのベストタイムの記録を更新しています。決勝に進んだ高2チームは、予選からすべて9秒台をキープし、決勝でベストタイムの9.1秒で優勝しました。他の2チームも3位とベスト8と好結果となりました。
また、高1チームがひれコンテストで初めて模型船に電波制御(ラジオコントロール)の機能を付けて走らせることに成功しました。レギュレーションの関係で残念ながら決勝トーナメントには出場することができませんでしたが、特別賞を受賞しました。来年も期待したいです。
今年は、保護者の方々や中学生部員の応援もあり、大変素晴らしい大会になりました。ありがとうございました。また、協力して頂いた水泳部の皆さんに感謝致します。
出場チームの成績は以下の通りです。( )内はベストタイム
【優 勝】高2:佐藤,福原,野口 チーム「満足。」(9.1秒)
【3 位】高2:四辻,小野寺 チーム「MAGRO」(11.3秒)*準決勝で同校対決
【ベスト8】高2:大関,佃 チーム「Amphitrite」(11.5秒)*準々決勝で準優勝チームと対決
【特 別 賞】高1:具志堅,熊坂チーム「具志堅とゆかいな仲間」(14.2秒)
☆10月の開成祭でも色々な模型船を紹介します。その他にも研究発表、恒例の液体窒素実験などを行います。物理化学部の日頃の成果をご覧下さい。